通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG(経営学 / Management 200)経営学特講(後期週末スクーリング)Special Study in Management
市川 佳功
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 91007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 市川 佳功 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期週末 |
期間Period | 終日 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
The purpose of this class is to acquire basic knowledge that will be useful for studying accounting-related subjects at university. The tax system and the accounting system have different purposes. First, learn about the tax system. Next, we will learn about the accounting system. Finally, we will spread knowledge about major events that occur in corporate activities such as corporate M&A and bankruptcy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、大学で会計や税に関する科目を学習するのに役立てるため、いわば事前準備としての基礎知識を身につけることを目的としています。税制度と会計制度は目的を異にするものですが、その違いを理解するため、初めに税制度について学習し、その後で会計制度について学習します。会計制度の基本を理解することで、企業の様々な活動を理解しやすくなります。そこで、企業のM&Aや倒産といった企業活動上の大きなイベントについても知識を広めていきます。
到達目標Goal
学生は、各税目が何を対象に課税しようとしているかを理解することを到達目標の一つとします。そして、会計制度の目的は税制度の目的とどのように異なるのかを理解することが二つ目の到達目標です。これらの目標に到達すれば、企業が発する情報に基づき、企業に何が起きているのかについて自分なりに判断する基礎的な能力が身につくはずです。この講義を契機として、さらに税や会計の知識を深める学習に進んでいくことを期待します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP2」「商業学科:経営学・商学、自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
配布資料に基づく講義形式で授業を進めていきます。授業中にときどき質疑応答を盛り込んでいく予定です。休み時間中に学生から受けた質問で他の学生にも意義があると考えられるものについては直後のコマの授業で質問内容とその回答について紹介していきます。
試験終了直後に回答のポイントについて簡単に解説を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:税金を学ぶ(1)
原則として個人に対して課税される所得税の基本構造を学習します。
第2回[対面/face to face]:税金を学ぶ(2)
原則として個人に対して課税される相続税の基本構造を学習します。
第3回[対面/face to face]:税金を学ぶ(3)
個人にも法人にも課税される消費税の基本構造を学習します。新しい制度である「適格請求書」についても触れる予定です。
第4回[対面/face to face]:税金を学ぶ(4)
法人に対してのみ課税される法人税の基本構造を学習します。企業会計と最も関係が深い税金です。
第5回[対面/face to face]:株式会社の資金調達方法
株式発行と債券発行による資金調達について説明します。最近生じた債券の債務不履行事件(デフォルト事件)についても触れる予定です。
第6回[対面/face to face]:企業会計を学ぶ(1)
会計ディスクロージャー(企業情報開示制度)についで学習します。
第7回[対面/face to face]:企業会計を学ぶ(2)
具体的な企業情報である財務諸表の緻密な見方を学習します。
第8回[対面/face to face]:企業会計を学ぶ(3)
我が国で最も有名な企業会計のルールである「企業会計原則」を学習ます。
第9回[対面/face to face]:企業のM&Aを学ぶ(1)
一般的に買収・合併と称されるM&A。まずは、会社の合併と分割について説明します。
第10回[対面/face to face]:企業のM&Aを学ぶ(2)
企業買収について事例を用いて説明します。
第11回[対面/face to face]:企業の倒産を学ぶ
企業を消滅させる方法と再生する方法について説明します。
第12回[対面/face to face]:総括的な復習と試験
学習した内容を総括的に復習し、最終試験を行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
学習期間が2週間しかないので、学生は予習よりも復習の方を重要してください。授業でやった内容を次の講義までに自分なりの理解でノートに整理し直すことは効果的です。
授業内での課題提出や宿題等を出す予定はありません。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストの指定はありません。授業で配布する資料で学習を進めます。
参考書References
税制度については、金子宏『租税法 (第24版)』弘文堂2021年11月(税込7,150円)、会計制度については、桜井久勝『財務会計講義(第24版)』中央経済社2023年3月(税込4,180円)が参考になります。ただし授業で具体的に使用する予定はありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業最終回に実施する筆記試験のみ(評価割合100 %)によって評価します。計算問題は出題しません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
制度的・理論的な講義に現実を当てはめると理解が深まります。講義では実例を交えての解説をしていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。電卓も必要ありません。