理工・生命科学部教養科目KLAC Course
MAN100LC(経営学 / Management 100)企業マネージメントIndustrial Management
田名網 尚Hisashi TANAAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工・生命科学部教養科目KLAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | H3109 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 小東館-E105 |
配当年次Grade | 1年 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工・生命科学部教養科目>Category | 人文・社会・自然科学系 |
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Outline (in English)
Modern society is supported by various activities of many companies. The purpose of this lecture is to deepen the understanding of the role of companies in modern society and the importance of management in corporate activities.
Research on management in companies is in the field of business administration, but by approaching not only business administration but also economics and company law, you can acquire a wide range of knowledge that will be useful even if you become a member of society.
The grading criteria is as follows.
Final exams(60%), class participation(20%), reports and quizzes(20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代社会は多くの企業の様々な活動によって支えられている。
この授業の目的は,現代社会における企業の役割を認識しするとともに企業活動におけるマネジメントの重要性について理解を深めることにある。
なお,企業におけるマネジメントの研究は経営学の分野であるが,経営学だけでなく経済学や法学(特に会社法)などの分野からもアプローチすることにより,社会人になっても役立つような幅広い知識を習得を目指したい。
到達目標Goal
企業とは何か,企業活動とは何か,企業を動かすということはどういうことか,など企業について様々な方面から考察し,そこで行われるマネージメント活動を理解するすることを到達目標とする。具体的には,企業におけるマネージメントの重要性,企業における経営の意思決定,経営組織,人々の働き方やモティベーションなどについての理解することができる。
なお,教員は長年にわたり上場企業の役員を務めているので,企業経営における意思決定プロセスもちろんのこと,特に最近議論が高まっているコーポレートガバナンス,企業の社会的責任(CSR),「環境・社会・ガバナンス」(ESG),SDGsなど、今日企業が取組むべき経営課題について企業経営の最前線の視点からの理解を深めることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、以下に関連している。理工学部:「DP2」と「DP4」、生命科学部「DP1」。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には対面の講義形式の授業とし、授業計画に従って進めていく。授業時には各回のテーマに従って教員作成の資料を配布する。具体的なテーマは,経営学とマネージメント,企業活動と経済,会社の仕組み(会社法),企業が取組むべき課題(コーポレートガバナンス・企業の社会的な責任(CSR)),企業会計,マネージメント・リーダーシップ,経営組織論,人的資源管理論,ワークモティベーション・キャリアデザイン,経営戦略論などである。
また,理解度を確認するため課題レポートを課したり,授業内で小テスト等を実施する。課題レポートについては次回講義時にレポート作成ののポイントを解説し,小テスト等については模範解答を配布する。
なお,授業に関する情報は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:はじめに/経営学とマネージメント
本授業を概観するとともに,本授業のテーマである企業におけるマネージメントについて解説する。
第2回[対面/face to face]:企業の定義と経済の基礎知識
企業とはどのような存在なのかを理解するとともに,企業活動と経済の関係について解説する。
第3回[対面/face to face]:わが国の企業風土と日本的経営
日本企業の経営の特色,特に「日本的経営」の特徴について解説する。
第4回[対面/face to face]:株式会社の仕組み
①株式会社の概要
②機関と取締役等
企業の代表的形態である株式会社と株式会社における機関,取締役等の役員が果たすべき義務とその責任について理解する。
第5回[対面/face to face]:株式会社の仕組み
③企業が取組むべき課題
現代企業の課題(コーポレートガバナンス,内部統制,企業の社会的責任(CSR)ESG等)について概観する。
第6回[対面/face to face]:株式会社の仕組み
④計算
企業活動の成果(経営者の定量的成績評価)である企業業績について理解する。
第7回[対面/face to face]:企業経営とマネージメント・リーダーシップ
企業活動におけるマネージメントの重要性・リーダーシップの重要性を解説する。
第8回[対面/face to face]:組織構造のマネージメント
経営学の重要なテーマである経営組織論及び企業の具体的な経営組織を紹介する。
第9回[対面/face to face]:日本の雇用制度の仕組み~企業と人との関係~
日本企業の人事制度や企業と人との関係について解説する。
第10回[対面/face to face]:ワークモティベーションとキャリアデザイン
マネージメントの重要な課題であるワークモティベーションと自らキャリアをデザインすることの重要性を認識する。
第11回[対面/face to face]:企業戦略のマネージメント① ~成長戦略~
企業戦略について概観するとともに,成長戦略の理論を紹介する。
第12回[対面/face to face]:企業戦略のマネージメント② ~M&A戦略~
企業戦略の中でも,特に近年,活発に行われているM&A戦略について紹介する。
第13回[対面/face to face]:起業からIPOへ
我が国の起業の実態や起業の実務等を確認するとともに,成長戦略の一つであるIPO(Intial Pblic Offering) について紹介する。
第14回[対面/face to face]:これからの企業経営
企業のこれからの課題とそれに対応した経営戦略について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
◆原則として授業日の2日前に授業で使用する資料を配布する。資料を熟読の上,授業に参加してほしい。特に,専門用語等については事前に調べておくことが望まれる。
◆また,理解度の確認や授業で得た知識を広げるために,課題レポートの提出を求めたり、小テストを実施することとする。
◆なお,授業では企業に関する今日的なテーマも取り上げるので,企業活動に関する新聞,テレビの報道やインターネットの情報などを通じて,企業についての理解を深めることにも取組んで欲しい。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。授業の進捗に合わせて教員作成の資料を適宜配布する。
参考書References
◆授業全体の基本書として,中山健・丹野勲・宮下清「新時代の経営マネージメント」(創成社、2018)を薦める。他に,吉沢正広編著「実学 企業とマネジメント」(学文社,2018)あるいは十川廣國「経営学入門[第2版]」(中央経済社,2013)なども良い。
◆なお,入門書としては,遠藤功「企業経営の教科書」(日経文庫,2021)が役に立つ。
◆また,授業のテーマに応じた参考書を適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は期末試験の結果をベースに,平常点,課題レポートや小テスト等の状況も踏まえて最終評価とする。
配分は,期末試験=60%,平常点=20%,課題レポート・小テスト等=20%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎年度履修者が多いため教員からの一方的な講義になりがちであるが,そうならないよう,授業中に簡単なアンケートや小テストを行ったり,授業テーマに関連した課題レポートを課すこと等によって,学生が考える時間をとることで授業への積極的な参加を促していきたい。
その他の重要事項Others
授業は大学側から特段の指示がない限り対面の授業とする。なお,履修者希望者が多数になった場合には,教員が抽選により履修者数を調整する可能性がある。そのため履修希望者は初回授業日に必ず履修登録をして欲しい。