法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1(法学 / law 500)刑法特殊講義ⅣSubstantive Criminal Law Ⅳ
佐藤 輝幸
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | X4075 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
This course is designed to introduce students to the advanced understanding of criminal law theory and practice. Students are expected to make theoretical analysis on the paper related to their own research topic at the end of the course. Your study time would be 2-10 hours depending on the class. Grading will be decided based on the in-class contribution (report: 50%, discussion 50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
刑法に関する専門的論文について,より高度かつ重厚な文献を中心に講読し,その分野に関する知識を得ると共に,刑法特殊講義I、IIIで身につけた著者の問題意識の形成,検討対象の選定・分析及び自説の説得的な論じ方などの分析をより深め,自らの論文執筆に向けた方法論及び心構えをさらに明確化し,将来の研究生活におけるテーマへの取り組み方をも考えることを目的とするコースワーク科目である。
到達目標Goal
単に検討文献の内容を理解するだけでなく,筆者の思考過程,執筆当時の問題状況や時代背景及びその後の判例・学説への影響等を含め,検討文献の意義及び位置付けを検討することにより,論文を執筆する上での方法論及び留意点,自分の中での良い論文のイメージの構築など,自らの論文執筆のための示唆を得ることも目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
あらかじめ決めた担当者が検討文献の内容を報告した後,全員で議論を行う。
なお,以下の授業計画は,受講者の関心のあるテーマ,検討文献の難易度,長短及び受講者のレベル等に応じて,順序や当該文献に割り当てる授業回数などを変更することがある。
基本的に刑法特殊講義IIと連続して行う予定である。
質問に対しては,授業内またはオフィスアワーで対応する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
受講者同士の研究関心の共有,検討文献の選定など
第2回[対面/face to face]:夏期休暇中の研究成果の報告
夏期休暇中に行った研究について、まとめて報告する
第3回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する判例報告①
自分の研究テーマについて判例を調査・分析するとともに、判例評釈の方法を学ぶ
第4回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する判例報告②
第3回とは別の自分の研究テーマに関する判例を調査・分析するとともに、判例評釈の方法を学ぶ
第5回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する近時の論文の報告①
自分の研究テーマに関する近時の論文を分析することで、テーマについての理解を深めるとともに、論文執筆のための示唆を得る
第6回 [対面/face to face]:自分の研究テーマに関する近時の論文の報告②
第5回とは別の自分の研究テーマに関する近時の論文を分析することで、テーマについての理解を深めるとともに、論文執筆のための示唆を得る
第7回 [対面/face to face]:外国法の概観
自分の研究対象とする外国法についての基本的な知識を得る
第8回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する比較法の邦語文献①の調査
自分の研究テーマについて、比較法を行っている邦語文献を調査することで、基本的な知識を得る
第9回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する比較法の邦語文献②の調査
自分の研究テーマについて、第8回とは異なる比較法を行っている邦語文献を調査することで、基本的な知識を得る
第10回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する外国語文献①の調査
自分の研究テーマについて、外国語文献を調査・講読し、読解を確認する
第11回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する外国語文献①の検討
第10回の授業を踏まえて、文献の内容を検討・議論する
第12回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する外国語文献②の調査
自分の研究テーマについて、第10回とは別の外国語文献を調査・講読し、読解を確認する
第13回[対面/face to face]:自分の研究テーマに関する外国語文献②の検討
第12回の授業を踏まえて、文献の内容を検討・議論する
第14回[対面/face to face]:授業の終わりに
これまでの議論のまとめと論文執筆に向けた生かし方のための助言
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
担当者は検討文献について,内容だけでなく,背景等も踏まえて調査し,報告する。担当者以外の者は,事前に検討文献を読んで,疑問点などを整理しておく。
検討文献を読むだけであれば,各回15分~1時間程度で終わるであろう(日本語を母語とする者の場合)。報告者は,さらに調査および報告の作成が必要であるが,これを一概に時間で示すことはできない。テーマによっては,最初は10時間以上かかってもおかしくはない。研究者としてのスキルを修得していくことにより,徐々に効率化していくであろう。
テキスト(教科書)Textbooks
ガイダンスで選定した文献のコピーを配布する。
参考書References
検討文献に応じて,報告の前後で指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告50%,議論への寄与50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 刑法
<研究テーマ> 危険犯,社会的法益
<主要研究業績> 学術研究データベースを参照のこと