法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1（法学 / law 500）社会保障法特殊講義ⅠSocial Security Law I
大原 利夫
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X4066 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
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Outline (in English)
【Course Outline】
This course introduces the foundations and various probrems of social security law, especially social welfare law.
【Learning Objectives】
The goals of this course are to obtain basic knowledge and problem-solving ability of social welfare law.
【Learning Activities Outside of Classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
Your overall grade in the class will be calculated according to the following process: Usual performance score 100%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本科目は、学生が社会保障法、特に社会福祉関連法の基礎的な知識を修得し、社会福祉関連法の諸問題について学ぶことを目的とするコースワーク科目です。
到達目標Goal
この授業を受けることにより、学生が①社会保障法（特に福祉関係法等）の主要な法律について基礎的な知識を得ること、②社会保障法（特に福祉関係法等）の論点について問題を分析し、自己の見解を説得的に論じることのできる能力を習得することを到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この授業は原則として対面型の講義形式で行います。この授業では、社会保障に関する各法の内容を解説し、社会保障に関する主要な判例等を取り上げます。また判例と関連する論文なども取り上げます。受講生は、担当する判例等についてレポートを作成し、提出します。レポートについては授業の中でまたは学習支援システムにおいて全体に対してフィードバックを行います。
なお、受講生の理解度等によって授業内容・方法を修正する場合があります。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]：ガイダンス
授業の内容、進め方、学習方法などについてシラバスに基づいて説明を行う。
2回[対面/face to face]：社会保障の現状
社会保障の現状について統計資料を用いて考察する。
3回[対面/face to face]：社会保障法学概論
社会保障法学の特徴などについて考察する。
4回[対面/face to face]：社会保障法総論
社会保障法の定義、法体系、発展経緯について考察する。
5回[対面/face to face]：生存権
生存権について考察する。
6回[対面/face to face]：生活保護法(1)～概論
生活保護の歴史、原理・原則、自立の意義について解説する。
7回[対面/face to face]：生活保護法(2)～補足性の原理
補足性の原理と関連判例について考察する。
8回[対面/face to face]：生活保護法(3)～その他の原理・原則
生活保護法の原理・原則、被保護者の権利・義務について考察する。
9回[対面/face to face]：福祉関係法(1)～概論
福祉の意義、福祉法制の発展経緯、社会福祉基礎構造改革について考察する。
10回[対面/face to face]：福祉関係法(2)～障害者・児童
障害者関連法、児童福祉法について考察する。
11回[対面/face to face]：福祉関係法(3)～高齢者
介護保険法、老人福祉法などについて考察する。
12回[対面/face to face]：社会手当法(1)～概論
社会手当の概念、社会手当法の概要について解説する。
13回[対面/face to face]：社会手当法(2)～判例
社会手当法の関連判例について考察する
14回[対面/face to face]：権利擁護(1)～概論
権利擁護制度の概要について解説する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しません。
参考書References
本沢巳代子ほかほか『トピック社会保障法 第16版』（信山社、2022年）
菊池馨実『社会保障法 第2版』（有斐閣、2018年）
加藤 智章ほか『社会保障法 第7版』（有斐閣、2019年）
井上英夫・高野範城（編）『実務 社会保障法講義』（民事法研究会、2007年）
西村健一郎・岩村正彦・菊池馨実（編）『社会保障法Cases and Materials』（有斐閣、2005年）
法務省訴訟局内社会保険関係訴訟実務研究会（編）『社会保険関係訴訟の実務』（三協法規、1999年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（質疑応答、レポート、受講態度）100％で評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
基礎的な事項を丁寧に説明します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコンなど
その他の重要事項Others
質問は授業終了後またはメールにて受け付けます。
担当教員の専門分野等
<専門分野>社会保障法
<研究テーマ>権利擁護など
<主要研究業績>
「社会保障法における個別的情報提供義務について」法学志林113巻3号115頁（2016年）
「障害児教育における『保育の必要性』について」ジュリスコンサルタス24号9頁（2016年）
『今、私たちに差し迫る問題を考える』（共著、関東学院大学出版会、2015年）