法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1（法学 / law 500）労働法特殊講義ⅠLabor Law I
藤木 貴史
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X4062 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
1.Course outline
In order to develop a perspective on the legal analysis of various labor issues in our society, we read basic texts on U.S. labor law in rotation. If necessary, we also deal with U.S. legal precedents.
The progression of the course will depend on the students' understanding. The course will also include reading of Japanese law texts on request.
2.Learning Objectives
1)To master the skill to explain the key issues and background of U.S. labor law.
2)To master the skill to express their own views on Japanese labor law issues based on their knowledge of U.S. labor law.
3.Learning activities outside of classroom
The standard preparation time for this class is three hours, during which time students should translate English into Japanese and conduct a survey of relevant literature.
The standard review time for this class is one hour, during which students should summarize their reading and consider feedback on their own papers.
4.Grading Criteria /Policy
Class participation:100%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
［目的］現代社会における多様な労働問題を法的に分析し、最善の解答を求めるために、専門知識を体系的に身につけることを目的とする。
［概要］現代社会における多様な労働問題を法的に分析する視座を養うべく、外国労働法（主としてアメリカ法）の基礎的なテクストを輪読する。必要に応じて、アメリカ法判例の読み方も開設する。
進度は学生の理解に応じて変動する。また希望により、日本法のテクストの輪読にも応じる。
到達目標Goal
・アメリカ労働法に関する重要論点とその背景を説明することができるようになる。
・アメリカ労働法の知見を踏まえ、日本の労働法上の問題に対する自らの見解を述べることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
和書・洋書文献の輪読形式で行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
・授業の履修動機、修士論文のテーマの確認
・担当箇所の確認
・参考書を用いて論文の構造を学ぶ
第2回[対面/face to face]：外国論文を読むために
・参考書を用いて論文の構造を学ぶ
・論文の調査法を学ぶ
第3回[対面/face to face]：第1論文を読む（1）
前半部の和訳、ディスカッション
第4回[対面/face to face]：第1論文を読む（2）
後半部の和訳、ディスカッション
第5回[対面/face to face]：第2論文を読む（1）
前半部の和訳、ディスカッション
第6回[対面/face to face]：第2論文を読む（2）
後半部の和訳、ディスカッション
第7回[対面/face to face]：文献輪読（1）
報告者の選んだ論文を読む
第8回[対面/face to face]：文献輪読（2）
報告者の選んだ論文を読む
第9回[対面/face to face]：文献輪読（3）
報告者の選んだ論文を読む
第10回[対面/face to face]：文献輪読（4）
報告者の選んだ論文を読む
第11回[対面/face to face]：文献輪読（5）
報告者の選んだ論文を読む
第12回[対面/face to face]：文献輪読（6）
報告者の選んだ論文を読む
第13回[対面/face to face]：文献輪読（7）
報告者の選んだ論文を読む
第14回[対面/face to face]：まとめ
論文を学んだあとの注意点
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備時間は3時間を標準とし、英文和訳や関連文献調査を実施すること。
本授業の復習時間は1時間を標準とし、読解内容のまとめと、自らの論文へのフィードバックを考えること。
テキスト（教科書）Textbooks
RICHARD BALES & CHARLOTTE GARDEN ED. THE CAMBRIDGE HANDBOOK OF U.S. LABOR LAW FOR THE TWENTY-FIRST CENTURY(2020)
参考書References
大村敦志ほか著『民法研究ハンドブック』（有斐閣、2000年）
ケイト・トゥラビアン著、沼口隆ほか訳『シカゴ・スタイル研究論文執筆マニュアル』（慶応義塾大学出版会、2012年）
中窪裕也『アメリカ労働法［第2版］』（弘文堂、2010年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加態度や意欲等を平常点で評価する
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度初着任のためなし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業時に備え、ビデオ会議可能な機器を整えておくこと。
その他の重要事項Others
・初回授業につき、大学としてオンライン授業とする可能性があります。
・テクストについて、図書館に入れて頂く予定ですが、5000円前後でペーパーバック版を購入可能です。
・日本の労働法について、基礎知識があることを前提とします。
・大学院の授業ですから、簡単に「分からない」というのではなく、「分かるまで調べる」心構えを持って挑みましょう。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞社会法
＜研究テーマ＞労働基本権、労働組合の団体行動、プラットフォームワーク
＜主要研究業績＞藤木貴史「プラットフォームワーカーに対する集団法上の保護」日本労働法学会誌135号（2022年）36頁ほか