法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1（法学 / law 500）行政法特殊講義ⅡAdministrative Law II
髙橋 滋
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X4027 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 博士後期「公法特殊研究Ⅱ」と合同開講 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
【Course outline 】This seminar is for students at all grades of master course. Students will analyze some famous theses in the field of administrative law and some cases of administrative law and report famous cases at the Supreme Court.
【Learning Objectives 】Participants are expected to improve their research ability of administrative law through this seminar.
【Learning activities outside of classroom】
Students are expected to write reports on assigned assignments and prepare to participate in discussions.
【Grading Criteria /Policy】
Students' grades are evaluated by the degree of completion of the report and the degree of contribution to the discussion.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業は、受講者の問題関心を踏まえつつ、①最近の行政判例を取り上げて判例分析の手法を体得すること（判例研究）と、②行政法学の基的な文献を分析・読解する手法を身に付ける（文献読解）を課題とするコースワーク科目である。基本的に受講者の分担報告により授業を進める。素材の選択は相談のうえ行う。
なお、本科目は、公法特殊研究Ⅱとの合併科目である。受講者の希望によっては、授業内容・方法を変更することがある。具体的には、初回の授業にて相談し、決定する。
到達目標Goal
①行政法の基本的な法理論を学部レベルより深く理解し、修士論文の作成に生かせる能力を涵養する。
②行政判例や行政法に関する文献を読み、問題点などを分析し、修士論文の作成に生かすことのできる能力を涵養する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
一般的な演習形式による。
フィードバックは、報告・討論を通じて、常に行われる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
打合せ
第2回[対面/face to face]：判例研究（最新最高裁判例研究）①
判例収集・判例選定
第3回[対面/face to face]：判例研究（最新最高裁判例研究）②
判例文・評釈の読解・論点抽出
第4回[対面/face to face]：判例研究（最新最高裁判例研究）③
代表的な評釈の精読
第5回[対面/face to face]：判例研究（最新最高裁判例研究）④
代表的な評釈の追加的読な読解
第6回[対面/face to face]：判例研究（最新最高裁判例研究）⑤
判例の精査
第7回[対面/face to face]：判例研究（最新最高裁判例研究）⑥
判例の追加的な精査
第8回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）①
文献収集
第9回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）②
文献の第一次選定
第10回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）③
文献の第二次選定
第11回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）④
文献精読(その１)‐論文の構造・展開の把握
第12回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）⑤
文献精読(その２)‐論文の細部の精査(前半)
第13回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）⑥
文献読解(その３)‐論文の細部の精査(後半)
第14回[対面/face to face]：文献読解（最新行政法文献読解）⑦
文献比較精読
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の報告者は十分に事前の準備を行う。報告者以外の受講者も、判例・文献を準備学習として読み理解してくる。また、必要に応じ、行政法の基本的な教科書を事前に精読する。
受講者は、予習・復習を含め、一回当たり４時間の学習を行うものとする。
テキスト（教科書）Textbooks
高橋滋『行政法〔第２版〕』（弘文堂、２０１８年）
参考書References
宇賀克也『行政法概説』（Ⅰ～Ⅲ）（有斐閣）
塩野宏『行政法』（Ⅰ～Ⅲ）（有斐閣）
芝池義一『行政法総論講義』、『行政救済法』（有斐閣）
原田尚彦『行政法要論』（学陽書房）
藤田宙靖『行政法総論』（青林書院）
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポートの完成度と討議への貢献度を基準として評価する(１００％)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
論文作成作業の進捗状況に即した講義内容の構築の重要性を再認識した。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞行政法、環境法、地方自治法
＜研究テーマ＞
①行政手続法、②行政訴訟、③行政不服審査法、④公務員法、⑤科学技術安全法、⑥環境法
＜主要研究業績＞
〈単著〉
1.『現代型訴訟と行政裁量』（弘文堂、1990年）
2.『行政手続法』（ぎょうせい、1996年）
3.『先端技術の行政法理』（岩波書店、1998年）
4.『行政法』（弘文堂、2016年）
5.『法曹実務のための行政法入門』(判例時報社,20121年)
6.『科学技術と行政法学』（有斐閣、2021年）
7.『環境政策と行政法学』（日本評論社、2022年）
その他、『条解行政事訴訟法（第4版）』（弘文堂）、『条解行政情報関連三法』（弘文堂）、『条解行政不服審査法』（弘文堂）、『改正行政事件訴訟法施行状況の検証』（商事法務）等、共著・編著書、29点（改訂版を含む）。