経済学研究科Graduate School of Economics
ECN514C1-1（経済学 / Economics 500）マクロ経済学ＡMacroeconomics A
田村 晶子Akiko TAMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X3011 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
・Students learn the basic methods of advanced macroeconomics focuses on dynamics using international standard textbooks in graduate school.
・At the end of this course, students are expected to understand the basic solution of the dynamic macroeconomic model and be able to solve the basic dynamic macroeconomic model. In addition, students will understand economic growth and income disparities around the world using the dynamic model.
・Students will be expected to read the textbook, and review after class. In addition, students will be expected to solve the simple exercise questions after the lecture to deepen their understanding. The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each.
・Final grade will be calculated according to: midterm exam (40%), Final exam (40%), and in-class contribution (20%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
動学を中心にしたマクロ経済学の基本手法を、大学院での国際標準とされるテキストを用いて学ぶ。
到達目標Goal
大学院レベルのマクロ経済学で最も重要な手法である動学モデルの基本的な解法を理解し、基本的な動学モデルを解くことができる。さらに、動学モデルをもちいて、経済成長、研究開発活動による知識創造、世界各国の所得格差などを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
秋学期に開講しますが、春学期の「マクロ経済学B」の知識は前提としません。アメリカの大学院でも修士1年生が勉強している標準的なテキストであるRomer（2018）の前半部分（1～4章）に沿って講義します。数式によるモデルの分析とともに、現実の経済への応用や実証分析の紹介も行います。また、学生の理解を助けるために、毎回の授業後に簡単な練習問題を課し、次回の授業で解法の解説を行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ソロー成長モデルの基礎
基本的な経済成長モデルの分析手法
第2回[対面/face to face]：ソロー成長モデルの応用
ソローモデルを使った分析
第3回[対面/face to face]：ソロー成長モデルの実証分析
ソローモデルの実証分析の紹介
第4回[対面/face to face]：無限期間モデル（ラムゼイ・モデル）
家計と企業の行動を組み入れたラムゼイ・モデルの解説
第5回[対面/face to face]：無限期間モデルによる分析
ラムゼイ・モデルを使った分析
第6回[対面/face to face]：無限期間モデルによる応用と実証分析
ラムゼイ・モデルの応用分析と実証分析の紹介
第7回[対面/face to face]：中間試験
前半授業の理解の確認
第8回[対面/face to face]：内生的成長モデル：基本モデル
基本的な内生的成長モデルの解説
第9回[対面/face to face]：内生的成長モデル：R&D活動とは
知識の性質とR&D活動
第10回[対面/face to face]：内生的成長モデル：ローマー・モデル
ローマー・モデルの解説
第11回[対面/face to face]：内生的成長モデル：ローマー・モデルによる分析
ローマーモデルの含意
第12回[対面/face to face]：内生的成長モデル：実証分析
内生的成長モデルの実証的な証拠
第13回[対面/face to face]：国家間所得格差
人的資本モデルによる分析
第14回[対面/face to face]：期末試験
後半授業の理解の確認
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストを読んでから講義に向かい、授業後に復習すると効果的です。毎回簡単な練習問題を出すので、講義の後に解いて理解を深めてください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
David Romer, “Advanced Macroeconomics, 5th edition”, McGraw-Hill Irwin, 2018
（第3版の翻訳：デビッド・ローマー著『上級マクロ経済学、原著第3版』日本評論社、2010年）講義は第5版に沿って行いますが、第3版の翻訳本でもほぼカバーできます。
参考書References
テキストで紹介される論文などを、講義中に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への積極的参加による平常点（20％）＋中間試験（40％）＋期末試験（40％）
（ほぼ毎回練習問題を出しますが、提出を求めず、評価にも入れません。）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容が盛りだくさんになると内容が良く理解できない学生がいるため、内容を絞って、余裕を持って講義を行う。また、毎回簡単な練習問題を課し、授業の冒頭で解説を行うことで理解を確認しながら進む。