政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
BSP580R1（初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 500）研究法Research,Design,and Data Collection
石山 恒貴、増淵 敏之、北郷 裕美、柿野 成美、井上 善海、高尾 真紀子、小方 信幸、橋本 正洋Nobutaka ISHIYAMA, Toshiyuki MASUBUCHI, Hiromi KITAGO, Shigemi KAKINO, Zenkai INOUE, Makiko TAKAO, Nobuyuki OGATA, Masahiro HASHIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | XW301 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
| 曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1,土2/Sat.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 必修 |
| カテゴリーCategory | （博士後期課程）基本科目 |
| 所属群１Affiliation group 1 | |
| 経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
| 所属群２Affiliation group 2 | |
| 文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
| 所属群３Affiliation group 3 | |
| 地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
This course introduce the basics of social science research and policy research to write a doctoral thesis. Students are required to confirm fundamental skills while imagining the writing process of doctoral thesis.
Goal
At the end of the course, students are expected to be able to visualise a concrete plan and concept for the future preparation of each individual's doctoral thesis.
Work to be done outside of class (preparation, etc.)
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading criteria
Students will be evaluated comprehensively based on their discussions, presentations, and written papers.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
博士論文を執筆するために社会科学研究及び政策研究の基礎について学習する。より円滑かつ的確に博士論文を執筆できるように博士論文の執筆過程をイメージしながら基礎的な事項を確認していく。
到達目標Goal
・政策を研究する際或いは社会科学分野の研究を行う際に必要な知識、技術、勘所等について、基本的な水準に到達すること。
・各自の博士論文について、今後の作成計画や構想を具体的にイメージできるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科博士後期課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
必要事項の講義、講義に基づく討論・グループ討論、課題についてのペーパーワーク等により進める。また、博士論文を執筆した先輩の経験談を聞く。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回（1・2）[対面/face to face]：研究のプロセスおよびリサーチデザイン（石山）
博士論文を書くうえで、自身の研究領域および存在論・認識論の観点で、どのようなリサーチデザイン、分析を行うべきか考える。また、研究のプロセスのあり方について考える。
2回（3・4）[対面/face to face]：博士論文における文献サーベイ（増淵）
博士論文の構成（北郷）
博士論文には独創性が求められる。先行研究のサーベイを通じてのテーマ設定及び着眼点について議論していく。
典型的な博士論文を読み、その構成について考える。
3回（5・6）[対面/face to face]：社会人博士の取り方（橋本）
社会人経験を有する学生を中心として、学位取得に向けた自身の経験を踏まえたガイダンスを行うとともにディスカッションを通して、研究テーマ、研究の進め方など論文執筆に有益な機会とすることを目指す。
4回（7・8）[対面/face to face]：計量経済学的手法の活用（小方）
計量経済学の手法を用いた査読論文を教材とし、査読プロセスを踏まえた上で、データ・分析手法・結論の導出などの特徴について議論する。
5回（9・10）[対面/face to face]：量的調査（質問紙調査）の方法（高尾）
過去の博士論文を参照しながら、特に質問紙調査の実施にあたっての留意点や分析手法について講義し、各自の問題意識に沿って議論する。
6回（11・12）[対面/face to face]：「研究方法」「論文執筆」等に関する再確認（上山）
この時期だからこそ再度、研究の基本に立ち返る。「研究とは」「論文執筆の注意点」「査読論文」等について考える。
7回（13・14）[対面/face to face]：質的調査（事例調査）の方法（井上）
過去の博士論文を参照しながら、特に事例調査の実施にあたっての留意点や分析手法について講義し、各自の問題意識に沿って議論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
１ 授業と並行して自分の博士論文の作成計画及び構想を練る。
２ 論文作成法などの本を読む。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特定のテキストは用いない。各回ごとに参考文献を挙げる。
参考書References
野村康『社会科学の考え方 認識論、リサーチ・デザイン、手法』2017年,名古屋大学出版会
自分の研究領域の優れたモノグラフが一番の参考文献となる。一般的には社会科学系の論文作成法の本は参考となる。研究法については、その都度、本や文献等を指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回のレポート、授業への貢献等の総合点を合計して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
博士号取得者の経験は役に立つとの声が多いため、講義にも取り入れていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコンによる提出物作成は必須。
その他の重要事項Others
一般的な研究法の知識等を概説するにとどまるので、実際の展開は各人が指導教員と相談しながら進めていただきたい。
授業後に質問等を受け付ける。