政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
TRS520R1(観光学 / Tourism Studies 500)観光開発論Theory of Tourism Development
北郷 裕美Hiromi KITAGO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | XW121 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed6,水7/Wed7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)プログラム科目 文化・都市・観光創造群 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | 文化・都市・観光 |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
With overlooking tourism development, tourism promotion, and regional promotion, we consider the advantages and disadvantages of regional tourism. In addition, in this lecture, it is important to examine the history of tourism and the actual situation of the tourism industry. Therefore, it is possible to reconfirm that tourism is a local culture centered on daily life. Ultimately, we will consider the future of tourism development by linking this issue with policy and system issues.
Your overall grade in the class will be decided
based on the following:
- Class attendance and attitude in class: 30%
- Term-end examination reports: 70%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
観光開発、観光振興、地域振興の全体を俯瞰しながら、地域の観光化の功罪についても考察する。観光の歴史や観光産業の実態を検証しながら、観光は生活文化主体の地域文化であることを再確認する。さらにこの問題を最終的には政策や制度の問題と結びつけて観光開発のこれからを考える。
到達目標Goal
この授業では、観光開発がもたらす社会問題に目を向け、それを観光地住民の課題として考える。観光開発の功罪という両側面から見ることで、最終的には、観光文化の意義、意味をネガティブなものからポジティブなものへと転換し、観光地住民の手で観光を創造するにはどのような方法があり得るのか、あるいはどのように支援することができるのかを学修する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各自の論文執筆にどう活かせるかを学ぶ。教員のこれまでの具体的な調査活動や研究実績を基にして、基本的に座学で行うが、各自の研究テーマに沿った形ディスカッションやワークショップを試みたい。具体的な講義形式は、毎回スクリーンにパワーポイント及びウェブサイト・リンクを使った形式で投影しておこなう。必要に応じてレジュメの配布(学習支援システムに事前アップ)、板書、音声や画像、DVD動画の視聴等も取り入れる。また課題提出を毎回課す。詳細はガイダンス時に行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回(1・2)[対面/face to face]:ガイダンス 観光開発とは
最初に授業全体を概観し、本講義の目的や到達点を確認する
観光開発とは何かという原点を共有する
2回(3・4)[対面/face to face]:観光開発における功と罪 地域創生における観光
観光の意味を再確認しながら観光化におけるメリット、デメリットを考察する
観光資源の在り方を通して地域創生の課題を考える
3回(5・6)[対面/face to face]:サスティナブルツーリズム
現在盛んに語られているSDGsについて再考し、そこと観光の関連を通して「サスティナブルなツーリズム」の意義を考える
4回(7・8)[対面/face to face]:日本の観光開発の歴史
明治期から現在に至るまでの日本の観光開発の歴史を俯瞰していく
過去から現在、未来へとその足跡を辿っていくことで観光開発について再考する
5回(9・10)[対面/face to face]:観光産業の成り立ち
旅行業の在り方に関して、産業面での捉え方を前提に具体的な交通手段、宿泊施設について「観光産業論」として検証する
6回(11・12)[対面/face to face]:地域振興と観光 具体的な観光課題の検証(アクティブラーニング)
東北のK市の観光政策を事例として検証し簡単なワークショップを行う
この回の準備学習等は事前に告知する
7回(13・14)[対面/face to face]:ホスピタリティと観光行政 これからの観光を考える
「おもてなし」の意味を再検証し、正しく「ホスピタリティ」について考える 地域振興との関連から、観光を政策や制度面から捉えなおし、現状を踏まえた「観光開発のこれから」を考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習のために、毎回事前に講義用のレジュメを学習支援システムにアップする。講義後はコメントシート作成も兼ねて授業の復習は十分お願いしたい。また参考になる書籍やウェブサイト等を講義内で紹介するので適宜閲覧し、授業時間以外に学修してもらうことを望む。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とする。ただし普段から社会全体で議論されている内容(報道等)には注意深くあって欲しい。
テキスト(教科書)Textbooks
特には設けないが毎回作成するPPTを通して独自のノートを作成してほしい 文献等はその都度紹介していく
参考書References
ジョン・アーリ、加太宏邦訳『観光のまなざしー現代社会におけるレジャーと旅行』法政大学出版、1995年
須藤廣、遠藤英樹『観光社会学2.0―拡がりゆくツーリズム研究』明石書店、2018年
長谷政広『観光振興論』税務経理協会1998年
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30点、レポート70点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
コメントシート又は対面による学生の感想・意見を聞きながら授業を行う