法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）民事訴訟法演習ⅠSeminar on Civil Procedure Ⅰ
鷹取 信哉、萩澤 達彦Nobuya TAKATORI, Tatsuhiko HAGIZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | V1651、V1652、V1653、V1654 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2,火3/Tue.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 必修 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
法律基本科目群（応用科目） 民事系 |
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Outline (in English)
【Course outline】
In this class, we aim at deepening the understanding of important issues of the Civil Procedure Law.
【Learning Objectives】
The goal of this course is for students to have an understanding of the Code of Civil Procedure at the level of passing the bar exam.
【Learning activities outside of classroom】
Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the text. Your required study time is at least two hours for each class meeting.
【Grading Criteria /Policy】
Grading will be based 100% on the results of the final exam.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業では、民事訴訟法の重要論点に対する理解の深化を目的とする。具体的には、①重複起訴の禁止と相殺の抗弁、②当事者の確定・変更、③集団訴訟、④訴えの利益、⑤処分権主義、⑥弁論主義・自白、⑦立証活動、⑧訴訟上の和解、⑨一部請求の各論点について、双方向、多方向の議論を通じて、理解を深める。
なお、本授業と共通的な到達目標モデルとの関係については、授業開始時に文書が配布されるので、それを参考にする。
到達目標Goal
授業を通じて、「訴訟要件」、「審判の対象と資料」、「審理の過程」などをめぐる重要論点についての理解を深める。また、民事訴訟法関係の多くの判例を検討することにより、判例の理解を深める。以上の学習を通じて、民事訴訟法の解釈・適用に関する応用力を習得し、民事訴訟法についての総合的な学力を向上させる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ１」と「ＤＰ２」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業は、研究者と実務家のオムニバス方式で進める。
テキストに掲載されている判例及び事例問題を具体的に検討する。結論を知ることが目的ではなく、事案を分析し、判例や学説の考え方を理解することに重点を置く。そのうえで、テキストの事例問題についても個別に検討し、重要論点についての理解を深めていく。
受講生には積極的に発言を求め、皆で議論ができる授業とする。
定期試験の答案は返却し，定期試験解説期間においてフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：重複起訴の禁止と相殺の抗弁（萩澤）
重複起訴の禁止の原則の制度趣旨、重複起訴の禁止の原則と訴えの利益との関係
［準備学習等］
テキストUNIT１の熟読と設問（Q１）解答
第2回[対面/face to face]：当事者の確定・変更（鷹取）
当事者の確定の基準、当事者を誤ったときの措置
［準備学習等］
テキストUNIT３の熟読と設問（Q１・２）解答
第3回[対面/face to face]：重複起訴の禁止と相殺の抗弁（つづき）（萩澤）
重複起訴の禁止の原則と相殺の抗弁との関係
［準備学習等］
テキストUNIT１の熟読と設問（Q２）解答
第4回[対面/face to face]：訴えの利益（鷹取）
訴えの利益、確認の利益
［準備学習等］
テキストUNIT５の熟読と設問（Q１）解答
第5回[対面/face to face]：集団訴訟（萩澤）
当事者能力、当事者適格、任意的訴訟担当
［準備学習等］
テキストUNIT４の熟読と設問（Q１・２）解答
第6回[対面/face to face]：訴えの利益（つづき）（鷹取）
訴訟要件の利益の審理と判断
［準備学習等］
テキストUNIT５の熟読と設問（Q２）解答
第7回[対面/face to face]：処分権主義（萩澤）
処分権主義、債務不存在確認訴訟
［準備学習等］
テキストUNIT７の熟読と設問（Q１）解答
第8回[対面/face to face]：弁論主義・自白（鷹取）
弁論主義、自白の成立要件、権利自白
［準備学習等］
テキストUNIT９の熟読と設問（Q１）解答
第9回[対面/face to face]：処分権主義（つづき）（萩澤）
引換給付判決、不利益変更禁止の原則
［準備学習等］
テキストUNIT７の熟読と設問（Q２）解答
第10回[対面/face to face]：弁論主義・自白（つづき）（鷹取）
自白の撤回要件、間接事実の自白
［準備学習等］
テキストUNIT９の熟読と設問（Q２～４）解答
第11回[対面/face to face]：立証活動（萩澤）
立証手段、文書提出命令
［準備学習等］
テキストUNIT13の熟読と設問（Q１・２）解答
第12回[対面/face to face]：訴訟上の和解（鷹取）
訴訟上の和解、訴訟上の和解に関する訴訟代理人の権限、訴訟上の和解における手続的規律
［準備学習等］
UNIT15の熟読と設問（Q１～３）解答
第13回[対面/face to face]：立証活動（つづき）（萩澤）
証言拒絶権、損害額の認定
［準備学習等］
テキストUNIT13の熟読と設問（Q３）解答
第14回[対面/face to face]：一部請求（鷹取）
一部請求の意義、既判力の範囲
［準備学習等］
テキストUNIT16の熟読と設問（Q１～３）解答
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業にあたり、解説レジュメを用意することがある。事前配布されたレジュメについては必ず目を通し、必要な準備をして授業に臨む。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
三木浩一・山本和彦『ロースクール民事訴訟法 第５版』有斐閣
参考書References
高橋宏志他編『民事訴訟法判例百選（第５版）』有斐閣
高橋宏志著『重点講義民事訴訟法（上）・（下）（第２版補訂版）』有斐閣
民事訴訟法に関する標準的な教科書、たとえば以下のもの
三木浩一他著『民事訴訟法 第３版（ＬＥＧＡＬ ＱＵＥＳＴ）』有斐閣
長谷部由起子『民事訴訟法 第３版』岩波書店
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中の質疑応答 １０％
期末試験 ９０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
民事訴訟法は難解であるとのイメージが強いようである。できるだけ平易・簡潔な授業を心がけたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にない。