イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)地域マネジメントRegional management
松本 敦則Atsunori MATSUMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | W0213 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 専門科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
In regional management, we will grasp the various issues that the region has, and consider solutions based on past cases. Then, the purpose is to be able to work as a practitioner himself.
For that purpose, the first half of the lesson will first study the theory of local industries and regional revitalization, especially from the perspective of local industrial clustering. In the second half, after examining past case studies of regional revitalization, we will examine various issues related to current regional revitalization
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地域マネジメントでは、地域が抱える様々な課題を把握し、その解決策を過去の事例を踏まえて検討していく。その上で、自らその実践者として活動できるようにすることを目的とする。
そのために、前半にまず地域産業や地域活性に関する理論、特に地域産業集積の視点から学ぶ。後半では地域活性の過去の事例研究の整理を行ったのち、現在の地域活性に関する様々課題を検討する。
到達目標Goal
本講義では地域が抱える課題の解決を主眼とした歴史的経緯、現状分析などの理論的理解を進める。
さらに、実践的な力を獲得するために、現時点ではある地域の事例についてグループワークを行うことを考えている。地域は現時点では未定であるが、東京を中心とした関東地域の地方自治体の政策担当者や地域マネジメントを行う旅行会社等の民間企業などの課題を検討していきたい。
受講生が、本講義を通して各自のプロジェクトにおいて解決するべき地域課題の抽出方法、調査方法、解決の手法のヒントを得ることを期待する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
前半にまず地域産業や地域活性に関する理論、特に地域産業集積の視点から学ぶ。後半では地域活性の過去の事例研究の整理を行ったのち、現在の地域活性に関する様々課題を検討する。授業では、はじめに地域にの基礎的な概念や制度の変遷、先進国事例などを整理する。
また、ゲストスピーカーを招へいする場合、受講生は事前にゲストに対して情報収集をして講義に臨んでもらいたい。ゲスト講師との討議に積極的に参加することを期待します。
※ゲストのスケジュールやフィールドワークに合わせて講義内容を調整することがあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
(受講生の要望を把握する)
地域マネジメントの講義の進め方を説明する。
受講生からの要望をこのオリエンテーションで把握し、講義の組み立てを再考することもある。
第2回[対面/face to face]:プロジェクトにおける地域の事例研究
これまでのプロジェクトで地域の事例を取り扱ったものを紹介する。様々な立ち位置から地域活性を検討する。
第3回[対面/face to face]:地域産業や地域活性に関する理論研究1
主に産業集積の観点から地域マネジメントを検討する。A・マーシャルやピオリ&セーブルなどを取り上げる。
第4階[対面/face to face]:地域産業や地域活性に関する理論研究2
主に産業集積の観点から地域マネジメントを検討する。A・サクセニアン、清成忠男などを取りあげる。
第5回[対面/face to face]:地域で活動している方をゲストスピーでお呼びする。
地域マネジメントに関する活動をしているゲストスピーカーをお呼びし、現在地域が抱えている問題を明らかにする。
第6回[対面/face to face]:フィールドワークの課題設定
東京を中心とした関東地域の地方自治体の政策担当者や地域マネジメントを行う民間企業などの課題を検討していく。
第7回[対面/face to face]:地方消滅1
増田寛也編(2014)『地方消滅』中公新書、について、その考え方やその反論などを整理し議論していく。
第8回[対面/face to face]:地方消滅2
「地方消滅」論について、取り上げられている地域の事例研究を行う。
第9回[対面/face to face]:地域産業や地域活性に関する理論研究3
イタリアやアメリカなど国際比較の観点から産業集積を検討する。
第10回[対面/face to face]:地域産業や地域活性に関する理論研究4
JAPANブランド育成支援事業における甲州ワインや静岡の繊維産業などの事例を取り上げる。
第11回[対面/face to face]:関係人口1
関係人口についての定義や理論について取り上げる。
第12回[対面/face to face]:関係人口2
関係人口を増やす努力をしている地域の事例(島根県浜田市など)を取り上げる。ゲストスピーカーを交えて議論する。
第13回[対面/face to face]:フィールドワーク結果の学生による発表
学生個人もしくはグループで発表を行う。担当教員によるまとめ
第14回[対面/face to face]:フィールドワーク結果の学生による発表とまとめ
学生個人もしくはグループで発表を行う。担当教員によるまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
地域に関連した情報を意識する。また、講義で提示する事例のほかに、地域活性にかかわるニュース素材など、身近に起こった社会現象について関心を持つようにする。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特に指定しない。必要に応じて参考文献を紹介する。
参考書References
清成忠男(2010)『地域創生への挑戦』有斐閣
影山喜一編(2008)『地域マネジメントと起業家精神』雄松堂
佐々木雅幸(2001)『創造都市への挑戦』岩波書店
増田寛也編(2014)『地方消滅』中公新書
田中輝美(2021)『関係人口の社会学』大阪大学出版会
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義中の討議(20%)・発表(30%)
期末レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度はハイフレックス形式で講義をおこなったが、教員、学生ともなかなか慣れず、講義のやり方や進行について再検討しなければならないと感じた。今年度も対面やZoomの良さを生かしつつ、調整して講義を行っていきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
課題レポートは授業支援システムを利用する予定です。
その他の重要事項Others
質問、講義内容への要望は基本的にメールで受け付けます。
オフィスアワーは木曜日の3限です。