イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2（経営学 / Management 500）収益モデルの構築Earnings Model
山﨑 泰明Yasuaki YAMASAKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | W0211 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed.7 |
| 科目種別Class Type | 専門講義 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 専門科目 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
A business cannot be realized only by excellent business ideas. By utilizing the idea and connecting it to business opportunities, it will be possible to commercialize it. For that purpose, it is indispensable to envision future businesses and reduce them to concrete figures. Future business plans include not only new initiatives such as new businesses and acquisitions, but also changes to existing methods such as automation of manufacturing processes and promotion of SCM.
【Learning Objective】
The purpose of this lecture is to learn the quantification of businesses based on the finance theory for making decisions about these future businesses. We will fully support all students to reach a certain level of goals. Also, if possible, it is advisable to take the course together with Finance I and Finance II.
【Learning activities outside of classroom】
two hours of preparation and two hours of review.
【Grading Criteria/Policies】
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination：40%、Short report：30%、in class contribution：30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
卓越した事業アイデアだけではビジネスは実現しません。そのアイデアを活かし、事業機会につなげることによりビジネス化が可能となります。そのためには将来の事業を構想し、具体的な数値に落とし込むことが不可欠です。将来の事業構想とは、新規事業や企業買収などといった新たな取り組みだけではなく、製造工程の自動化やＳＣＭの推進などといった既存のやり方の変更なども含みます。本講義の目的は、これら将来の事業に関する意思決定を行なうためのファイナンス理論をベースに事業の数値化を習得します。受講者全員が一定の水準の目標に達するようにフルサポートします。また、可能であるならば、ファイナンスⅠ、ファイナンスⅡとともに受講することが望ましいでしょう。
到達目標Goal
急速な成長を目指すベンチャー起業家および企業内で新たなビジネスの構築を担う者が、事前に有用なコーポレートファイナンスに関わる知識やスキルをすべて習得することは決して簡単なものではありません。そのため、本講義では、事業アイデアをビジネス化するために必要と考えられる収益モデルの構築に絞り基礎的な素養を身につけることを目標とします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
新規事業の創出ならびに既存事業の改善等の収益モデルを構築する知識やスキルを習得する授業という点から、演算演習を交えた講義形式で進めていきます。ミニ・ケースや実務での経験談も適宜取り入れます。講義では事前にパワーポイントによるテキストをアップしますので予め理解に努めて下さい。各回の授業の後半で行なう確認課題に取り組み、それによって議論をおこなう、各自の意見などを紹介します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
①イントロダクション
②講義の進め方
③成績の評価について
第2回[対面/face to face]：事業構想段階の留意点と、新しいアイデアの調達方法
①事業家としての適
格度
②サービスイノベー
ション戦略
③ビジネスプランに関
する課題
④主なアプローチ方法
⑤事業アイデアと事業
機会
第3回[対面/face to face]：マネタイズモデルの類型
①リアルビジネスで
のモデル
②プラットフォームビ
ジネス
第4回[対面/face to face]：実務家の経験談
・ゲストスピーカー
第5回[対面/face to face]：ビジネスプランの概要
①事業アイデアの具体
化
②ビジネスプラン作成
時の留意点
第6回[対面/face to face]：収益モデルの構築①
①お金の時間的価値
②ＤＣＦ法
第7回[対面/face to face]：収益モデルの構築②
①予測キャッシュフ
ローの想定
②バリューチェーンと
キャッシュフロー
第8回[対面/face to face]：収益モデルの構築③
①予測キャッシュフロ
ーの現在価値
②ターミナルバリュー
第9回[対面/face to face]：収益モデルの構築④
①資本コスト
②機会コストと要求リ
ターン
第10回[対面/face to face]：事業の数値化①
①要素の洗い出しと数
値化
第11回[対面/face to face]：事業の数値化②
①事業創出型の数値化
②Ｍ＆Ａにおけるデュー
デリジェンス
第12回[対面/face to face]：事業の数値化③
①既存事業型の数値化
第13回[対面/face to face]：新規事業の普及
①イノベーションの普及
第14回[対面/face to face]：確認テスト、総括
・ビジネスモデルと事
業の数値化
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義中にも説明は行ないますが、予め財務諸表に触れていることが望ましいでしょう。テキストは事前にサイトにアップしますので２時間程度の事前学習をお勧めします。復習に関しては、各回の授業の終わりに確認のための課題を行ないます。その結果を踏まえ、事後に２時間程度の復習を各自で行なうように努めて下さい。
テキスト（教科書）Textbooks
講義用資料（パワーポイント）
参考書References
リチャード・ブリーリー、スチュワート・マイヤーズ、フランクリン・アレン著、藤井眞理子、國枝茂樹監訳、“コーポレートファイナンス（上）（下）”日経ＢＰ社 2014年
磯崎哲也著、“起業のファイナンス”日本実業出版社 2020年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・最終確認テスト 40％
・各回の小レポート 30％
・授業での関与度 30％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
多くの意見を期待します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Excelが使用できるパソコンが必要です。
その他の重要事項Others
三十年強に及ぶ証券会社での各種業務における実務と企業経営の経験を活かした授業を心掛けます。
【オフィスアワー】
質問等は、木曜日の３限目（13:10-14:50）に受け付けます。
別途、事前に連絡をいただければ対面・メールなどでの質問等はいつでも歓迎です。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ ファイナンス、イノベーション戦略、起業論、ファミリービジネス経営
実務家教員
３０数年間に及ぶ証券会社での実務と企業経営の経験を活かした授業を行ないます。