イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)流通・マーケティング戦略論Retail management and marketing strategy
岩瀬 敦智
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | W0208 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 専門科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire Distribution Marketing.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、主要な流通業(主に大規模小売業)のマーケティング戦略の概要、背景にある環境情報、マーケティング上の特徴を捉えた理論的枠組みを学習する。各主要流通業のマーケティングへの学びを深めることで、流通マーケティングへの視野を拡げ、流通業の未来の展開を分析し予測できる実務能力を身につけることを目的とする。
到達目標Goal
(1)任意の流通事業者を取り上げ、その企業や事業のマーケティング戦略の特徴を背景にある環境情報や理論的枠組みに基づいて説明できる状態。
(2)その企業や事業がとるべき未来への方略を根拠を示しながら提示できる状態。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
(1)授業形態:各回、講義を主体として進め、講義中にグループ討議を織り交ぜながら進める。
(2)授業内での発表:あらかじめグループを形成し準備を進め、最終講義にてグループごとにプレゼンテーションを求める。
(3)最終課題:個人ごとにレポート提出を求める。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:流通マーケティング革新の勃興
ドラッカーの流通マーケティング研究への関与
第2回[対面/face to face]:流通マーケティング進化の変遷
American Marketing Associationの定義の変遷、コトラーの理論展開
第3回[対面/face to face]:西欧における商業近代化
近代小売商業の誕生、商業倫理の確立、チェーンストアによる流通革命、eコマースの台頭、デジタル破壊
第4回[対面/face to face]:日本における商業近代化
日本の近代商業の発展経路、江戸商人、石門心学、商いの道
第5回[対面/face to face]:百貨店のマーケティング戦略研究
百貨店のリテールブランド戦略、百貨店のコミュニケーション戦略
第6回[対面/face to face]:スーパーマーケットのマーケティング戦略研究
スーパーマーケットの業務システム革新、スーパーマーケットのブランド力と業態認識
第7回[対面/face to face]:GMS(総合品揃えスーパー)のマーケティング戦略研究
GMS(総合品揃えスーパー)のマーケティングと経営戦略転換、GMSのグローバル戦略
第8回[対面/face to face]:コンビニエンスストアのマーケティング戦略研究
コンビニエンスストアの事業システム、コンビニエンスストアの創造的連続適応
第9回[対面/face to face]:ショッピングセンターのマーケティング戦略研究
ショッピングセンターの革新性と変容、ショッピングセンターのコミュニケーション戦略
第10回[対面/face to face]:製造小売業のマーケティング戦略研究
製造小売業モデルの経営革新、製造小売業のマーチャンダイジング戦略
第11回[対面/face to face]:オムニチャネル、小売DXに関する研究
ゲストスピーカーによる講演と担当教員による論点整理。オムニチャネル、小売DXの近年の動向
第12回[対面/face to face]:デジタル・プラットフォーマーのマーケティング戦略研究
通信販売と経営革新の展開、デジタル・プラットフォーマーがもたらす流通のディスラプション
第13回[対面/face to face]:グループ討議と担当教員による論点整理
グループごとの主要な流通業に関するマーケティング戦略の整理と未来への方略の検討
担当教員による論点整理
第14回[対面/face to face]:グループ・プレゼンテーションと担当教員によるフィードバック
グループごとの主要な流通業に関するマーケティング戦略の整理と未来への方略のプレゼンテーション
担当教員によるフィードバック
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(1)本授業の準備学習・復習時間は各2時間を目安とする。
(2)事前に指定するテーマについて情報収集・検討した上で講義に臨む。
(3)グループによるプレゼンテーションの準備を行う。
(4)グループによるプレゼンテーションを担当する回には資料を作成し事前提出する。
(5)個人によるレポート作成を行う。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜資料を配布する。
参考書References
(1)矢作敏行『コマースの興亡史 商業倫理・流通革命・デジタル破壊』日本経済新聞出版、2021年
(2)渦原実男『流通・マーケティング革新の展開』同文舘出版、2017年
(3)その他は随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)講義時間中の議論への関与(40%)
(2)グループによるプレゼンテーションの質(40%)
a)グループごとに任意に具体的な流通事業者を選定する。
b)その企業や事業のマーケティング戦略の特徴を整理する。
c)その企業や事業について未来に向けた方略を検討する。
d)上記a~cを説明するための資料を作成する。
e)資料を活用しながら授業内でグループ・プレゼンテーションを行う。
(3)個人によるレポートの質(20%)
a)個人ごとに任意に具体的な流通事業者を選定する。
※グループ・プレゼンテーションとの重複不可
b)その企業や事業のマーケティング戦略の特徴を整理する。
c)その企業や事業について未来に向けた方略を検討する。
d)上記a~cについてレポートを作成し提出する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新規科目につき該当なし。
その他の重要事項Others
(1)講義について
・各回で流通業のマーケティングを捉えるためのマーケティングの知識を取り上げるため、マーケティング関連の他の授業で提示される知見との重複が発生する場合がある。
(2)教員の実務経験
・大手百貨店での勤務経験の後、経営コンサルタントとして百貨店、スーパーマーケット、GMS、コンビニエンスストア、ショッピングセンター、製造小売業でのコンサルテーションや人材育成支援に従事した経験を有する。
・本授業は主要な流通マーケティング領域の学術研究、流通業に関する時事情報、教員の実務経験を統合する形で進める。