イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2（経営学 / Management 500）フィンテックと企業経営FinTech and Corporate Management
遠藤 正之Masayuki ENDO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | W0114 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
| 科目種別Class Type | 専門講義 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 専門科目 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
We will learn about the trends of FinTech and the strategy of financial institutions. Students will be able to make plans for application to corporate management.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
金融のイノベーションであるFinTech（フィンテック）の動向と、金融機関の戦略について学び、大企業から中小企業までの企業経営への適用について立案することができるようにする。
到達目標Goal
１．FinTechの動向を把握し、FinTech関連企業の経営戦略について理解する。
２．金融情報システムのリスクマネジメントと金融機関におけるFinTech推進の意義を理解する。
３．資金調達、会計、決済の各分野で、一般企業の経営で活用できるFinTechを理解する。
４．所属企業ないし設定した企業でのFinTechを活用した経営戦略、新サービス、プロセス改革等について、具体的に立案することができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
フィンテックの概要、金融情報システム等の講義により受講者の知識水準を揃えた上で、個人課題レポート、事例研究、FinTech活用プロジェクト等の演習ないしディスカッションを行い、より実践的に活用できる力を身につける。FinTech企業経営者やデジタル庁等の担当者による講演を第5回、第7回、第9回の授業で行う予定である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：講義の概要、FinTech（フィンテック）の概要
講義の概要を説明し、FinTech（フィンテック）の動向について、概観する
第2回[対面/face to face]：資金調達とFinTech
企業の資金調達に関するFinTechについて理解する
第3回[対面/face to face]：企業会計とFinTech
企業会計に関するFinTechについて理解する
第4回[対面/face to face]：決済とFinTech、キャッシュレス
決済に関するFinTechについて理解する、キャッシュレスの動向と事業者の戦略を理解する
第5回[対面/face to face]：事例研究（電子契約、電子記録債権活用）
電子契約、電子記録債権関連FinTech企業経営者の講演(ゲスト講師招聘）
第6回[対面/face to face]：事例研究（電子契約、電子記録債権活用）の討議とプロジェクト課題の構想説明
担当教員、第5回の講演者、受講者とのディスカッション及びFinTech活用プロジェクトの構想説明発表を行い、ディスカッションする。
第7回[対面/face to face]：事例研究（API活用)
オープンAPIの専門家(ゲスト)の講演
第8回[対面/face to face]：事例研究（API活用)の討議とプロジェクト課題検討、中間発表1
担当教員、第7回の講演者、受講者のディスカッション及びFinTech活用プロジェクトの中間発表を行い、ディスカッションする
第9回[対面/face to face]：事例研究（企業間決済）
企業間決済の専門家（ゲスト）の講演
第10回[対面/face to face]：事例研究（企業間決済)の討議とプロジェクト課題検討、中間発表2
担当教員、第9回の講演者、受講者のディスカッション及びFinTech活用プロジェクトの中間発表を行い、ディスカッションする
第11回[対面/face to face]：地域金融機関や行政のFinTechへの対応
地域金融機関や行政のFinTechへの対応について理解する
第12回[対面/face to face]：金融情報システムとリスクマネジメント
金融情報システムとそのリスクマネジメントについて、理解する
第13回[対面/face to face]：プロジェクト最終発表
プロジェクトを発表する
第14回[対面/face to face]：プロジェクトに関するディスカッションとまとめ
第13回のプロジェクト発表に関するディスカッションと講義全体のまとめを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストを事前に読んでおくことが望ましい。
授業で示された個人課題について、指名された学生は発表を行う。
FinTech活用プロジェクトについて、授業時間外も含めて検討し、発表を行う。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
遠藤正之（2022）『金融DＸ、銀行は生き残れるのか』光文社、9784334046125、1012円
参考書References
遠藤正之（2017）「FinTechが中小企業にもたらす影響」政策金融公庫論集2017年11月号https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/ronbun1711_03.pdf
遠藤正之（2016）『金融情報システムのリスクマネジメント 大規模開発からFinTechまで6観点（CORE-OQ）の戦略的活用』日科技連出版社
小倉隆志（2017）『企業のためのフィンテック入門』幻冬舎
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題レポート（含む事例研究レポート）(4回程度を予定）30%
最終レポート 20%
FinTech活用プロジェクトの発表と成果物 40%
講義への貢献度（発言、質疑等の参加度合い） 10%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料のダウンロード、発表のため、ノートＰＣを持参のこと
その他の重要事項Others
事例研究の回は履修者以外の聴講を認める予定。
担当教員は、大手金融機関でシステム統合等の大規模プロジェクトの推進企画の経験を有する実務家教員であり、その知見を活用した講義を行う。