イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)グローバルビジネス経営論Global Business Management
米倉 誠一郎Seiichiro YONEKURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | W0113 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 専門科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
本講義は、1)講師による座学、2)戦略プレゼンテーションを作成するグループワーク、3)ゲスト経営者に対する戦略提言とディスカッション、という3つのパートから構成されている。この3ステップを通じて、グローバルビジネスの基本的フレームワークとその実践過程を理解し、自らが世界の中で活躍できる知識と実践力を身につけることを目標としている。
This class is designed to understand how to carry out a global business strategy in this rapidly changing environment.Students are required to 1) study basic global business readings and case studies, 2) create and propose a concrete global business recommendation/strategy for quest business person, and 3) understand a practical and philosophical mindset from guest speakers.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
世界の経営環境を、人口、経済成長率、統合通貨圏などから概観し、日本企業にどのようなビジネス・チャンスとリスクがあるのかを分析する。その中でグローバル・ビジネスに必要な経営戦略やチャネル戦略についても考察する。また、デジタル・トランスフォーメーションの影響力も考察する。
続いて、ビジネス事例をケーススタディで学ぶだけでなく、グローバルビジネスを展開あるいは今後展開しうる企業経営者に対する戦略提案を通じて、実践的にグローバルビジネス経営を体感する。今期も優れた経営者をゲストに迎えて、生きたグローバルビジネス経営論を体感してもらう予定である。なお、ゲスト経営者の都合で日程が移動することがある。
到達目標Goal
グルーバルビジネスのマクロ環境を理解し、地域統合的な戦略策定、戦略実行、人事慣行そして何よりもマインドセットを実践的に学習する。とくに、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカを拠点にグローバル展開する企業のマネジメントから、さらには国連が掲げたSDGs17の具体的項目の中に事業展開の可能性を見出すベンチャー経営の視点から、内向き志向になっていた日本企業のサバイバル戦略を基本を理解することを目標とする。また、自らビジネスを切り拓く醍醐味をゲストの講話から感じ取ってもらう。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この講義では、1)グローバルビジネスのマクロ環境、2)ミクロ戦略、を講義で学ぶ。続いて、3)グローバル企業経営のケーススタディ、4)実際に国内で成功を収めた企業あるいはグローバル展開に臨もうとしている企業経営者への戦略提案、ディスカッションを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1: 11/13[対面/face to face]:グローバルビジネスのマクロ環境と日本企業の戦略展開:デジタルとソーシャルの経営
世界の経営環境を、人口、経済成長率、統合通貨圏などから概観し、世界から取り残された日本企業の現状を分析する。
2: 11/13[対面/face to face]:失われた30年検証
失われた30年から学ぶべきことと、それをベースにした事業展開を考える。
3: 11/20[対面/face to face]:イノベーション理論から今後のグローバル・ビジネスに必要な事業構想を考える
イノベーションと企業家論の基礎を学ぶ。
4: 11/20[対面/face to face]:イノベーション理論から今後のグローバル・ビジネスに必要な事業構想を考える
日本企業の世界競争力と先進グローバル企業のKSFなど具体的事例を通じて、これからの日本企業の新たなグローバル戦略を学ぶ。
5: 11/27[対面/face to face]:グローバル企業:前田建設・前田道路・前田製作所を統合して新たにできたグローバル企業①インフロニアHDの分析と戦略策定と行う
グローバル企業①インフロニアHDをケーススタディし、戦略分析・提案を策定する。
6: 11/27[対面/face to face]:グローバル企業①の分析と戦略策定と提言を発表する教場ピッチを行う
グローバル企業①をケーススタディし、戦略分析・提案をピッチ形式から選抜する
7: 12/4[対面/face to face]:現在楽天モバイルにも進出して楽天経済圏の拡大に臨むグローバル企業②楽天の分析と戦略策定と提言を発表する教場ピッチを行う
グローバル企業②楽天をケーススタディし、戦略分析・提案を策定する
8: 12/4[対面/face to face]:グローバル企業②の分析と戦略策定と提言を発表する教場ピッチを行う
グローバル企業②楽天をケーススタディし、戦略分析・提案をピッチ形式から選抜する
9: 12/11[対面/face to face]:グローバル企業②代表取締役三木谷浩史に選抜チームが戦略提言をする
楽天の次なる一手について学生諸君のフレッシュなアイデアをぶつける
10: 12/11[対面/face to face]:グローバル企業②楽天代表取締役三木谷浩史の講話とディスカッション
日本のインターネット企業およびニューカンパニーとして先頭を走ってきた三木谷氏の真髄に迫る
11: 12/18[対面/face to face]:グローバル企業②インフロニアHD代表取締役岐部一誠氏に対して選抜チームが戦略提言をする
グローバルなインフラビジネス企業の次なる一手について学生諸君のフレッシュなアイデアをぶつける
12: 1/8[対面/face to face]:グローバル企業になるかもしれないジャパネットの次なる戦略を策定しピッチ発表する
ジャパネットのこれまでと今後について本質的な議論を展開できるように準備する
13: 1/15[対面/face to face]:ジャパネットタカタ創業者高田明氏に対する提言と同氏による講話
ジャパネットタカタ創業者高田明氏との対話を通じて企業経営の本質を追体験する
14: 1/15[対面/face to face]:ジャパネットタカタ創業者高田明氏との対話を通じて企業経営の本質を追体験する
ジャパネットタカタ創業者高田明氏との対話を通じて企業経営の本質を追体験する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講者は全員実際の企業の戦略分析および戦略策定をグループワークで実践します。そのために、グローバルビジネスのマクロ環境・ミクロ環境の事前調査が課せられます。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
米倉誠一郎『経営革命の構造』岩波新書、
米倉誠一郎『2枚目の名刺』講談社新書α、
米倉誠一郎『イノベーターたちの日本史』東洋経済新報社
米倉誠一郎『松下幸之助:きみならできる、必ずできる』ミネルヴァ書房
参考書References
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
予習状況(30%)、授業中のディスカッション内容(30%)、調査・ビジネスプラン作成・プレゼンテーション(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グローバル企業を経営する実際の事例から実学を学べるように努めたい。
その他の重要事項Others
オフィスアワー 授業のある日の12:40-13:30、6階627号研究室。必ずアポイントメントを取ってください。