イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)変革の時代のマネジメントChange management
高田 朝子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | W0103 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 水6/Mon.6,水7/Mon.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 専門科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目 |
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Outline (in English)
The goal of this course is to hone the ability to find out what the real problems are from a wide range of events. This course aims to build and put into practice a theory of management by looking at the changing nature of business organizations over time, examining and discussing the actions of leaders in various situations and settings from multiple perspectives using the case method, and comparing them to one's own experiences.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
コロナ禍以降、時代の趨勢は強烈に変化している。今までのいわゆる勝利の方程式は使用不能となっている。やり方を変え新しい方法を試行錯誤しながら見つけ出さないと我が国の未来は暗い。本講座ではこの混沌の時代においてどのような意思決定を行い、どのような行動をし、変革を導くのか、様々な角度から議論し、議論を通じて学びを深め、おのおのの特性、置かれている場所にあった解決策を模索する。
本講座の到達目標は、混沌の時代を一人のプロフェッショナルとして、又、ビジネスパーソンとしてどのように対応し、そこから変革を行うのか自分なりの意思決定の材料を得ることである。魔法の杖はない。自らを知り、現状を正確に分析し、未来を予測することからしか変化は生まれない。その為の材料を得る講座だと考えて欲しい。
尚、本講座は履修証明プログラムヘルスケアマネジメント科目の選択必修科目となっている。少子高齢化が著しく進む我が国ではビジネスパーソンにとっても、必ず知っておかなければいけないissueの一つであり、ヘルスケア関連のトピックも扱う。
授業は意思決定と思考の訓練の場である。MBA科目である以上、理論的知識と実践的な知見双方の向上を目指す。受講生の積極的な参加を期待する。
授業は教室で対面で行う授業を主軸として、ハイブリッド形式をとる。
到達目標Goal
この講座の目的は、さまざまな事象から真の課題を見出す力を磨くことである。
何が問題の本質なのか。多くの事象の中から探しだすためには訓練が必要である。その訓練を行う講座である。
時代とともに変化する企業組織のあり方を見つめ、さまざまな状況や環境における経営者の行動をケースメソッドによって多面的に検討・考察する。自らの経験と比較しながら、経営理論の構築と実践を目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」
「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はケースメソッド授業と、リソースパーソンとしてのゲスト講師による講演ならびにディスカッションの二つの形式で行う。
ケースメッソッド授業の際は以下のやり方で実施される。
2コマ続きの時間(全体で190分)を(初回を除き)毎回次のように使う。
15分:クラスで導入の講義
75分:グループに分かれて討議
10分:休憩
90分:クラスで全体討議、まとめ、QA
リソースパーソン(ゲスト講師)が参加する場合は、グループ討議の時間が講演の時間となる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第一回[対面/face to face]:私達を取り巻く環境。なにを考えるのか
どのような環境も受け止める側の人間の認知によって変化する。
人間の意思決定のメカニズミについて考える
第二回[対面/face to face]:混沌の時代にひとがもとめるもの
チームで成果を出すためには、チームメンバー全員が忌憚なき意見を発信できる職場環境が大切となる。心理的安全性をどのようにたんぽするのか
第三回[対面/face to face]:職場が苦しい
NOを言うことができない職場をどのように変化させるのか
第四回[対面/face to face]:ヘルスケア関連の職場で何がおきているのか
少子高齢化社会とどう向き合うのか。どのように環境を取り込みマネジメントしていくのか
第五回[対面/face to face]:ダイバシティマネジメント
何故ダイバシティマネジメントは必要なのか
どうすればよりダイバシティを進めることができるのか
第6回[対面/face to face]:撤退のマネジメント
優れた意思決定のためには、正しい問いを立てること、集めた情報を元に幅広い選択肢を揃えることと合わせ、撤退を受け入れることも不可欠である。適切なタイミングで撤退を受け入れるために必要な視点を考察する
第7回[対面/face to face]:発表
グループ発表 内容については後日詳細を示す
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業は意思決定と思考の訓練の場である。MBA科目であるので、理論的知識と実践的英知の双方の向上を目指す。受講生の積極的な討論参加を期待する。当日使用するケースは設問を参考に熟読し、自分の意見を構築しておくこと。それを持ち寄って、当日のグループで議論し、クラス討議にすすむ。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しないが使用するケースは授業内で配布する
参考書References
参考資料は授業内で示す
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は次の3つの部分をこの順で加算して構成される。「第1の部分」は各セッションの冒頭で教師に提出する「ディスカッション準備ノート」。当日のケースの事前予習設問や、その日のテーマについて自分の意見や考えを書いたメモ、手書きでもよい、の提出。原紙は手元に置き、写しを提出のこと。必ず氏名と日付を記入すること。事前予習が必要ないセッションでは氏名と日付のみで提出する。これらノートは全セッション出席すると合計で6部になる。6部がすべて提出されると、成績素点を48点とする(成績の48%)。ただし、欠席の回数に応じて減点となる。
「第2の部分」はクラス討議に積極的に参加し発言することによる討議参加点である。これはあくまでもクラス討議への参加のインセンティブとするので、加点主義で運用する。発言内容によって減点することはない。最大加点素点は37点である(37%)。
「第3の部分」はグループ発表である。これは発表者全員が同じ点数がつく。これは最大15点である(15%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初年度のため無し