人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY600J2（心理学 / Psychology 600）論文研究指導Master's Thesis Research
望月 聡Satoshi MOCHIZUKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | S1107 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 多多他-その他 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 研究指導科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
[Course outline]
This course provides guidance on conducting research and writing theses related to the master's thesis.
The objective is to produce a highly complete master's thesis.
[Learning Objectives]
You will be able to learn specialized knowledge and methods related to your research topic.
Through the experience of conducting actual research, you will acquire in-depth skills in research design, research methods, and statistical analysis.
Through experience in writing a master's thesis, students will acquire skills in writing research papers.
[Learning activities outside of classroom]
Since this is a course in which students receive guidance on the preparation of their master's thesis, they need to work independently and carry out their research. Therefore, students will need to spend a lot of time studying outside of class hours.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
[Grading Criteria /Policies]
A comprehensive evaluation will be made based on the content and completion of the master's thesis (80%) and research efforts (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
修士論文に関わる研究遂行や論文執筆に関する指導を行います。
完成度の高い修士論文を作成することを目的とします。
到達目標Goal
研究テーマに関わる専門的な知見や手法を学ぶことができます。
実際に研究を遂行する経験によって、研究デザインや研究法、統計的分析などの技能を深く身につけることができます。
修士論文の執筆を経験することにより、研究論文執筆の技能を身につけることができます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP3」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
演習形式です。修士論文にかかる研究指導のための科目ですから、基本的には受講生が能動的に学修を進めていくスタイルになります。
受講生各自により研究は進められ、その進捗状況に応じて指導・助言を行います。授業計画に記載された各回の進度は受講生それぞれに変わることがあります。
対面時に直接、もしくはメール等により、随時フィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
修士論文作成までのプロセスについて理解する。
第2回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(1-1)：リサーチクエスチョンの探索
研究のアイデアから、関連する研究論文を検索・調査し、読んでみる。
第3回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(1-2)：リサーチクエスチョンの構造化
自分の経験から生じた疑問や関心をリサーチクエスチョンの形に構造化する。
第4回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(1-3)：リサーチクエスチョンの洗練
臨床心理学研究における典型的な問いの形、研究デザインや統計的手法のバリエーションの観点から、自らのリサーチクエスチョンを洗練させる。
第5回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(1-4)：リサーチクエスチョンの確定
優れたリサーチクエスチョンが備えるべき5つの条件に照らして吟味し、リサーチクエスチョンを確定させる。
第6回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(2-1)：研究型の検討
仮説検証型研究となるのか、仮説生成型研究になるのかを吟味する。
第7回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(2-2)： 仮説の導出
データの分析枠組み、研究者と対象との関係性などについて検討し、仮説を設定する（仮説検証型研究の場合）。
第8回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(3-1)：研究法・研究デザインの検討
研究法（実験法・調査法・観察法・面接法・検査法），研究デザイン（仮説検証型／仮説生成型、量的研究／質的研究）について検討する。
第9回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(3-2)：研究法・研究デザインの決定
研究法および研究デザインを総合的な観点から吟味し、研究計画を決定する。
第10回[対面/face to face]：研究のかたちをつくる(4) 研究遂行の準備
研究計画に沿って研究実施の準備を行う（実験や質問紙調査等の実施に必要なマテリアルを準備し点検する）。
第11回[対面/face to face]：研究を遂行する(1-1)：データの収集開始
研究計画に沿ってデータ収集を開始する。
第12回[対面/face to face]：研究を遂行する(1-2)：データの収集続行
研究計画に沿ってデータ収集を続行する。
第13回[対面/face to face]：研究を遂行する(1-3)：データの収集終了
研究計画に沿ってデータ収集を終了する。
第14回[対面/face to face]：中間まとめ
現在までの進捗状況を確認し、第15回以降の予定を確認する。
第15回[対面/face to face]：研究を遂行する(2-1)：データの分析開始
収集されたデータに対して、分析計画に沿って分析を開始する。
第16回[対面/face to face]：研究を遂行する(2-2)：データの分析続行
収集されたデータに対して、分析計画に沿って分析を続行する。
第17回[対面/face to face]：研究を遂行する(2-3)：データの分析終了
収集されたデータに対して、分析計画に沿って分析を終了する。
第18回[対面/face to face]：研究を遂行する(3-1)：考察の検討
分析結果をもとに、研究成果について考察を行う。
第19回[対面/face to face]：研究を遂行する(3-2)：結論の検討
分析結果をもとに、研究成果について結論を導く。
第20回[対面/face to face]：研究を遂行する(3-3)：考察・結論の確定
考察と結論を吟味し、確定する。
第21回[対面/face to face]：論文を執筆する(1) ：「方法」
論文の「方法」セクションの執筆完了を目指す。
第22回[対面/face to face]：論文を執筆する(2) ：「結果」
論文の「結果」セクションの執筆完了を目指す。
第23回[対面/face to face]：論文を執筆する(3) ：「問題と目的」
論文の「問題と目的」セクションの執筆完了を目指す。
第24回[対面/face to face]：論文を執筆する(4) ：「考察」
論文の「考察」セクションの執筆完了を目指す。
第25回[対面/face to face]：論文を執筆する(5) ：「引用文献」「目次」等
論文のその他のセクション（「引用文献」「目次」等）の執筆完了を目指し、論文全体の完成に近づける。
第26回[対面/face to face]：論文を完成させる
論文全体を通して推敲し、修士論文を完成させる。
第27回[対面/face to face]：発表準備
口頭試問や修士論文発表会に向けてプレゼンテーションを作成する。
第28回[対面/face to face]：まとめ
口頭試問、修士論文発表会
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
修士論文作成に係る指導を受ける科目であるため、主体的に取り組み、研究を進めていく必要があります。したがって、授業時間外の学習に多くの時間を必要とします。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しません。
参考書References
日本心理学会（2022）．執筆・投稿の手びき（2022年版） https://psych.or.jp/manual
小川 俊樹・望月 聡（編著）（2018）．臨床心理学研究法特論 放送大学教育振興会
下山 晴彦・能智 正博（編）（2008）．心理学の実践的研究法を学ぶ（臨床心理学研究法1） 新曜社
杉浦 義典（2009）．アナログ研究の方法（臨床心理学研究法4） 新曜社
南風原 朝和（2011）．量的研究法（臨床心理学をまなぶ7） 東京大学出版会
能智 正博（2011）．質的研究法（臨床心理学をまなぶ6） 東京大学出版会
サトウ タツヤ・春日 秀朗・神崎 真実（編）（2019）．質的研究法マッピング――特徴をつかみ、活用するために―― 新曜社
成績評価の方法と基準Grading criteria
修士論文の内容・完成度（80％）、研究への取り組み（20％）として総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
神経心理学、認知行動病理学