人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2（心理学 / Psychology 500）心理臨床演習Seminar on Psychological Issue
丹羽 郁夫Ikuo NIWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | S1030 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 多現福‐203 |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門展開科目（専門技能科目） |
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Outline (in English)
Course outline
Students will learn basic theories, techniques and practices related to children's psychotherapy.
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
-Students know what happens in the psychotherapy of the child.
-Students know how I should cope in the psychotherapy of the child.
Learning activities outside of classroom
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policies
Final grade will be decided based on the in-class contribution(100%).
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授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
子どもの心理療法に関する基本的な理論と技法、そして実際を学ぶこと。
到達目標Goal
子どもの心理療法において何が起きているかの基本的な理解ができ、どのように対応したらよいかのおおよその見当がつくようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP3」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
最初に、教員が子どもの心理療法の導入をおこなった後、子どもの心理療法に関する事例を読み、検討する。最後に、子どもの心理療法の歴史、理論、技法などをより詳細に講義し、セラピストが対応に困る場面をロールプレイを通して実践的に検討する。また課題などのフィードバックは学習支援システムなどを通じて行う予定である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
授業内容と進め方の説明
第2回[対面/face to face]：子どもの心理療法の基礎
子どもの心理療法の基本事項について講義
第3回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む①
虐待事例（前半）
第4回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む②
虐待事例（後半）
第5回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む③
別の虐待事例（前半）
第6回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む④
別の虐待事例（後半）
第7回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む⑤
PTSDの事例（前半）
第8回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む⑥
PTSDの事例（後半）
第9回[対面/face to face]：箱庭療法
箱庭療法の体験と講義
第10回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む⑦
箱庭療法の事例（前半）
第11回[対面/face to face]：子どもの心理療法の事例を読む⑧
箱庭療法の事例（後半）
第12回[対面/face to face]：子どもの心理療法の歴史と理論、技法
子どもの心理療法の歴史と理論、技法の講義
第13回[対面/face to face]：子ども中心プレイセラピー
子ども中心プレイセラピーの技法を中心に学ぶ
第14回[対面/face to face]：子どもの心理療法における困る場面への対応
ロールプレイなどを用いて検討
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
演習の前に事例を読み、疑問点を整理しておくことが求められます。演習後は、事例を読み返し、演習での教員や仲間からのコメントなどを振り返ることで、事例をより豊かに理解できるようになることが求められます。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しない。心理臨床の研究雑誌に掲載されている子どもの心理療法の事例を用いる。
参考書References
授業の中で、適宜、参考図書を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
事例検討への参加(100％)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
現在の授業を継続します。
担当教員の専門領域
臨床心理学（子どもの心理療法、D.W.ウィニコット、移行対象など）とコミュニティ心理学（コンサルテーション、ストレス、ソーシャルサポートなど）
＜主要研究業績＞
『最初の児童分析家ヘルミーネ・フーク－ヘルムートの児童分析の技法について』（単著、現代福祉研究14、2014年）
『D.W.ウィニコットの「ピグル」に関する海外文献の概観－ピグルの症状をめぐる背景要因に焦点を当てて－』（単著、現代福祉研究11、2011年）