人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2（心理学 / Psychology 500）社会病理学特論Psychopathology and Society
久田 満Mitsuru HISATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | S1015 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | オータムセッション/Autumn Session |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市富士-F401 |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 2023年度の授業実施日は、9月13日（水）、14日（木）、15日（金） |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門展開科目（家族・社会心理科目） |
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Outline (in English)
The basic idea of traditional psychology is to focus on the inner factors of human beings in order to elucidate various psycho-pathological phenomena. Social pathology, on the other hand, follows the trend of sociology and emphasizes the influence of social factors surrounding people. In this class, we will take up psycho-pathological phenomena such as suicide, crime, and eating disorder, and examine what social factors are behind them.
The preparation for the class such as reading research papers and/or books is required. Also the review is required. Total hours will be 2 hours for the preparation and 2 hours for the review.
Participation and attitude(50%), presentation(50%). This grading criteria may change according to the situation of COVID-19.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
様々な精神病理現象の解明に向けて、人間の内面に焦点を当てるのが伝統的心理学の基本的な考え方である。それに対して社会病理学は、社会学の流れを汲んでおり、個々人の精神病理現象の解明においても、その人々を取り巻く社会的な要因の影響を重視する。この授業では、自殺、犯罪、摂食障害などの精神病理現象を取り上げ、それらの背景にはどのような社会的要因があるのかを検討する。
到達目標Goal
・社会病理学の基本的な考え方や諸理論についての理解を深める。
・心理専門職には、どのような支援が求められているのかを理解し、その支援方法を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP3」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義を中心とするが、受講者による発表やそれに基づくディスカッションの時間を可能な限り確保する。数回のリアクションペーパーを課し、その内容についても授業内で取り上げる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
授業目標、授業内容、成績評価方法の確認と参考文献の紹介
第2回[対面/face to face]：社会病理学とは
臨床心理学との比較から学ぶ社会病理学とは何か
第3回[対面/face to face]：社会病理学の諸理論①
デュルケムの理論
第4回[対面/face to face]：社会病理学の諸理論②
シカゴ学派の理論
第5回[対面/face to face]：自殺
自殺という病理現象の傾向と予防対策
第6回[対面/face to face]：児童虐待
児童虐待の背景にある社会的要因と支援方法
第7回[対面/face to face]：配偶者間の暴力（DV）
配偶者間の暴力の背景にある社会的要因と被害者支援
第8回[対面/face to face]：アルコール依存症
アルコール依存症の背景にある社会的要因と自助グループの存在意義
第9回[対面/face to face]：薬物依存症
薬物依存症の背景要因と予防対策
第10回[対面/face to face]：殺人
殺人事件の社会的背景と予防対策
第11回[対面/face to face]：性犯罪
性犯罪の傾向と予防対策
第12回[対面/face to face]：ハラスメント
パワーハラスメント・セクシャルハラスメントの理解と対策
第13回[対面/face to face]：引きこもり
引きこもりの傾向と心理支援
第14回[対面/face to face]：総括
このコース全体を振り返り、各自が学んだことを総括する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に授業内容に関連する書籍や論文を読んでおき、授業内での発表（プレゼン）の準備をしておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない。
参考書References
適宜、紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への能動的参加（50％）、発表（50％）とする。ただし、新型ウイルス感染症等によりオンラインでの開講となった場合は、成績評価の方法や基準を変更する。具体的は変更点は、授業開始日に学習支援システムで提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
書籍や論文だけではなく、公的な機関（官庁や大学等）が公開している資料をもっと活用すべきであった。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
初回の授業に必ず出席すること。
担当教員の専門分野等
臨床心理学、コミュニティ心理学、災害心理学