人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2（心理学 / Psychology 500）臨床心理面接特論Ⅰ（心理支援に関する理論と実践）Psychological Interview I (Theory and Practice of Psychological Support)
末武 康弘Yasuhiro SUETAKE
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | S1003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 多現福‐203 |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
The contents to be learned in this lesson are as follows.
1. Theories and methods of psychotherapy based on psychodynamic theory.
2. Theories and methods of psychotherapy based on behavioral/cognitive theory.
3. Theories and methods of other representative psychotherapies.
4. Application of the above items 1 to 3.
5. Selection and adjustment of appropriate support methods.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
－understand history, concepts, significance, application and limitations of representative psychotherapy and counseling.
－understand meaning of support by outreach, community support, way of communication to build good relationships, limitation of psychological support, and significance of privacy protection.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading will be decided based on presentations (60%), and in-class contribution (40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業で学ぶ内容は次のことです。
1. 力動論に基づく心理療法の理論と方法
2. 行動論・認知論に基づく心理療法の理論と方法
3. その他の心理療法の理論と方法
4. 心理に関する相談、助言、指導等への上記 1.～3.の応用
5. 心理に関する支援を要する者の特性や状況に応じた適切な支援方法の選択・調整
到達目標Goal
この授業の到達目標は、次のとおりです。
・代表的な心理療法並びにカウンセリングの歴史、概念、意義及び適応について概説できること。
・訪問による支援や地域支援の意義について概説できること。
・心理に関する支援を要する者の特性や状況に応じて適切な支援方法を選択・調整することができること。
・良好な人間関係を築くためのコミュニケーション能力を身につけること。
・心理療法やカウンセリングの適用には限界があることを説明できること。
・心理に関する支援を要する者等のプライバシーに配慮できること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP3」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義、レジュメ作成と発表、ディスカッション、ロールプレイや体験学習などを織り交ぜながら進めていきます。なお、授業の展開によって、授業計画には若干の変更があり得ます。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
授業の進め方や成績評価について
第2回[対面/face to face]：心理支援と心理学的支援法
全体の理論と方法を概説します
第3回[対面/face to face]：力動論に基づく心理療法
力動論に基づく心理療法の理論と方法を学びます
第4回[対面/face to face]：力動論に基づく発展的な心理療法
力動論に基づく発展的な心理療法の理論と方法を学びます
第5回[対面/face to face]：行動論に基づく心理療法
行動論に基づく心理療法の理論と方法を学びます
第6回[対面/face to face]：認知論に基づく心理療法
認知論に基づく心理療法の理論と方法を学びます
第7回[対面/face to face]：その他の心理療法①
その他の心理療法の理論と方法を学びます（人間性の理論）
第8回[対面/face to face]：その他の心理療法②
その他の心理療法の理論と方法を学びます（システム理論）
第9回[対面/face to face]：その他の心理療法③
その他の心理療法の理論と方法を学びます（表現芸術療法）
第10回[対面/face to face]：その他の心理療法④
その他の心理療法の理論と方法を学びます（民族文化療法）
第11回[対面/face to face]：心理に関する相談、助言、指導等への理論と方法の応用
心理に関する相談、助言、指導等への上記の理論と方法の応用を学びます
第12回[対面/face to face]：適切な支援方法の選択・調整①
心理に関する支援を要する者の特性に応じた適切な支援方法の選択・調整について学びます
第13回[対面/face to face]：適切な支援方法の選択・調整について②
心理に関する支援を要する者の状況に応じた適切な支援方法の選択・調整について学びます
第14回[対面/face to face]：授業のまとめ
授業のふりかえりとまとめをおこないます
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
関連資料の収集・分析、レジュメ作成などの学習が求められます。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しません。
参考書References
授業の中で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表（60％）、ディスカッションへの参加（40％）をあわせて評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
関連する科目のアンケート結果に基づき、受講生にとってより明確な知識やスキルが身につくように授業を組み立てたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業での発表においては、パワーポイント使用を推奨します。
その他の重要事項Others
おもに思春期～老年期を中心とした心理支援の経験（カウンセリングセンター等）を踏まえて、心理学的支援法の実際について具体的に講義します。
担当教員の専門分野等
＜専門分野＞ 臨床心理学、カウンセリング・心理療法
＜研究テーマ＞ パーソンセンタードセラピーおよびフォーカシング指向心理療法の理論的・実践的研究
＜主要研究業績＞
① The clinical significance of Gendlin's process model.(Person-Centered and Eperiential Psychotherapies, 9(2), 2010)
②『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』（共監訳、岩崎学術出版社、2012年)
③『心理臨床への多元的アプローチ』（共監訳、岩崎学術出版社、2015年）