文学部Faculty of Letters
HIS200BE（史学 / History 200）西洋近代史Western Modern History
島田 顕Akira SHIMADA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3145 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ７０５ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2～4 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
（Course outline）
In order to understand the current international situation, we will study the political and social development of Russia in modern times from various perspectives. This lecture provides an overview of the modern history of Russia, from the Russian Empire through the Russian Revolution to World War II.
(Learning activities outside of classroom)
Read the handouts and look up any words or phrases you do not understand in reference books or on the Internet.
Work on the assignments presented in the lectures, review and prepare for them. The standard time for preparation and review for this lecture is 2 hours each.
(Grading Criteria/Policy)
Comprehensive evaluation is based on the submission of assignments given during lectures (60%) and final examinations at the end of the semester (40%).
Note that the grade evaluation ratio (%) is only a guideline, and details will be presented during the lecture while observing the attendance status. We highly value the willingness and enthusiasm of the students to learn, so we welcome any reports, impressions of the lectures and videos, etc. Mobile phones and private conversations are prohibited during lectures.
Taking regular exams is a requirement for credit certification. Since the exam will be held during the regular exam period, please be prepared to take the exam on the exam date.
If you are absent 7 or more times and do not submit 7 or more assignments, you will lose your eligibility to take the regular examination.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現在の国際情勢を理解するうえで、欠かすことのできないロシアの、近現代における政治・社会的発展を多面的に考察する。本講義では、ロシア帝国からロシア革命を経て第二次世界大戦に至るまでのロシア近現代史を概観する。
到達目標Goal
ロシアの近代化過程を、主に政治・社会史の観点から検討し、さらにロシアの近代化がその後の政治・社会、国際関係・国際社会に与えた様々な影響を理解する。ロシアという国家の歴史的に積み重ねられてきた特徴を理解し、他国と比較・考察する視角を習得するとともに、ロシア近現代史の経験を近代世界全体の中に位置づける作業を通じて、現代の国際関係・国際社会における問題を考える土台とすること。本講義で身につけた知識をもとに、現代の国際関係・国際社会における問題を現在だけでなく、将来においても自分自身で考え、主体的に学び続けるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
まずロシアの非西欧的特質について触れる。つづいて、ロシアが近代化の過程の中で得たもの（資本主義的生産、市民社会）、また前近代の克服（農奴制、共同体）の過程、社会主義思想の受容と独自の運動の展開を紹介する。第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての国際社会の動きのなかで、ロシアが果たした役割、ロシアの行動の影響について概括する。
関連のビデオ教材も使用する。
講義レジュメは、学習支援システムHoppiiを通じてあらかじめ配布する。受講生はレジュメをダウンロードし、講義中に利用できるようにしておくこと。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス、近代とは何か
近代とは何をか概観する。
第2回[対面/face to face]：ロシアの非西欧的性格
ロシアの非西欧的性格を概観する。
第3回[対面/face to face]：共同体・農奴制と農奴解放
ロシアの農村共同体と農奴制、農奴解放について概観する。
第4回[対面/face to face]：社会主義・共産主義とは何か
社会主義の系譜、インタナショナル、空想的社会主義と科学的社会主義、社会主義と共産主義の違い について概観する。
第5回[対面/face to face]：ロシアの革命思想とロシアの社会主義運動
ロシアの革命思想とロシアの社会主義運動、特にナロードニキとロシア・マルクス主義 について概観する。
第6回[対面/face to face]：帝国主義と第一次世界大戦
ロシアの資本主義の発展、帝国主義的進出、第一次世界大戦におけるロシアの動きについて概観する。
第7回[対面/face to face]：レーニンとロシア革命
ロシア革命と内戦・干渉戦争、ロシア革命以降のソ連の状況について概観する。
第8回[対面/face to face]：革命後のロシアと世界
レーニンの死からスターリン主義化までのロシアの動きについて概観する。
第9回[対面/face to face]：ロシア革命以降のソ連外交
戦間期ソ連外交について概観する。
第10回[対面/face to face]：コミンテルン
コミンテルンと人民戦線戦術、ソ連外交との関連について概観する。
第11回[対面/face to face]：スターリン主義と大粛清
スターリンの独裁と大粛清について概観する。
第12回[対面/face to face]：リトヴィノフと集団安全保障外交
リトヴィノフと集団安全保障外交、そしてその終焉、独ソ不可侵条約までのソ連の動きを概観する。
第13回[対面/face to face]：第二次世界大戦とソ連・ロシア
第二次世界大戦でやったこと、ソ芬戦争、ポーランド分割、カチンの森事件、シベリア抑留、戦後復興を概観する。
第14回[対面/face to face]：まとめ：冷戦と社会主義体制の強化
これまでの講義の流れをまとめ、戦後冷戦期におけるソ連の動き、さらにポスト冷戦期の動きを概観する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
プリントを読み、わからない語句等を参考書、インターネット等で調べておくこと。
講義の際に提示する課題に取り組み、復習や準備学習を行う。本講義の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
授業中、もしくはプリントにおいて全体に対するフィードバックを行う。また各講義開始前、もしくは終了後に質問を受けつける。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しない。配布する資料プリントを使用する。
参考書References
参考文献は随時講義中に提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義中に課する課題の提出（60％）と学期末定期試験（40％）により総合的に評価する。
なお成績評価の割合（％）は一応の目安であり、詳細は受講状況を見ながら講義中に提示する。受講者の学習意欲、積極性を大いに評価するので、任意のレポート、講義・ビデオの感想等を歓迎する。講義中の携帯と私話を禁止する。
単位認定には定期試験の受験を要件とする。定期試験期間中の試験となるため、試験日に受験できるようにすること。
7回以上の欠席、課題7回以上の未提出は定期試験受験資格を失うものとする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし