人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SHS300HA（科学社会学・科学技術史 / Sociology/History of science and technology 300）科学技術社会論ⅡScience and Technology in Society Ⅱ
金光 秀和Hidekazu KANEMITSU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C2242 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y506 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 コース共通科目 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 社会・地域関連科目群 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
Course Outline
Technology is an essential part of living in modern society. However, technology always bring new situations and sometimes force us to make decisions about whether to promote or regulate them. In this course, we will learn how to deal with future social problems related to science and technology as a citizen or an expert who participates in social decisions about science and technology through specific examples.
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
− Explain the light and shade brought about by technology, giving specific examples.
− Think critically about new situations brought about by technology.
− Explain their your own decision-making to others regarding the cases covered in this course.
Learning activities outside of classroom
Throughout the course period, please pay attention to the problems brought about by technology based on newspapers, movies, science fiction novels, etc., and consider them as problems that concern you. In addition, please take the time to think about the cases we will discuss in class before and after it, and formulate your own ideas. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy
Grading will be decided based on in class exam (50%) and in class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現代社会を生きる上で科学技術は不可欠の存在です。しかし、科学技術は常に新しい事態をもたらし、時にそれを振興すべきか規制すべきかといった意思決定を迫ります。本授業では、科学技術をめぐる社会的決定に参加する一市民あるいは専門家として、科学技術が関係するこれからの社会問題に対処するための考え方、態度、行動について具体例を通して学びます。
到達目標Goal
授業を通して目指す到達目標は以下のとおりです。
・科学技術がもたらす光と影について、具体例を挙げながら説明できる。
・科学技術がもたらす新しい事態について、批判的に思考できる。
・本授業で扱う事例について、自らの意思決定を他者に説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業では、一方向的な講義だけでなく、事例を用いたディスカッションを行うなど、対話を意識した運営を行います。また、リアクションペーパーの作成を含めて、自らの考えを表現する機会を設けます。リアクションペーパー等におけるコメントは授業内で紹介し、全体に対してフィードバックを行います。なお、大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
本授業の問題意識、内容、評価方法について説明します。
第2回[対面/face to face]：科学技術と社会をめぐる諸理論
パラダイム論、社会構成主義、モード論などについて説明します。
第3回[対面/face to face]：「水俣病」から学ぶ
水俣病を取り上げながら、科学および科学者の役割などを考察します。
第4回[対面/face to face]：「遺伝子組み換え作物」から学ぶ
遺伝子組み換え作物を取り上げながら、フレーミングの問題などを考察します。
第5回[対面/face to face]：「BSE問題」から学ぶ
BSE問題を取り上げながら、専門家と市民の協働などを考察します。
第6回[対面/face to face]：「Winny事件」から学ぶ
Winny事件を取り上げながら、最先端技術と法の関係について考察します。
第7回[対面/face to face]：「地球温暖化」から学ぶ
地球温暖化を取り上げながら、通訳不可能性や合理性などについて考察します。
第8回[対面/face to face]：「動物実験」から学ぶ
動物実験を取り上げながら、二重基準や自然さからの議論などについて考察します。
第9回[対面/face to face]：「チャレンジャー号事故」から学ぶ
チャレンジャー号事故を取り上げながら、巨大技術システムの問題を考察します。
第10回[対面/face to face]：「モーゼスの橋」から学ぶ
モーゼスの橋の事例を取り上げながら、技術の政治性の問題を考察します。
第11回[対面/face to face]：事例分析に向けて
各自で実施する事例分析について、方法論やアプローチの仕方を説明します。
第12回[対面/face to face]：プレゼンテーション「事例分析」
各自で実施した事例分析について、クラス内で発表・議論します。
第13回[対面/face to face]：これからの科学技術と私たち
こらからの科学技術にどのようにかかわるのかについて考察します。
第14回[対面/face to face]：試験・まとめと解説
授業内容全体を振り返ると同時に、授業内試験を実施します。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業期間全体を通して、新聞、映画、SF小説などをもとに、科学技術がもたらす問題に関心を払い、それを自らに関わる問題として考察する機会をもってください。また、授業で扱う事例については、授業前および授業後にじっくりと考察をして、自らの考えを練り上げてください。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しません。
参考書References
藤垣裕子編『科学技術社会論の技法』東京大学出版会、2005年
伊勢田哲治 [ほか] 編『科学技術をよく考える：クリティカルシンキング練習帳』名古屋大学出版会、2013年
藤垣裕子責任編集『科学技術社会論とは何か』（科学技術社会論の挑戦1）東京大学出版会、2020年
平川秀幸『科学は誰のものか：社会の側から問い直す』（生活人新書）日本放送出版協会、2010年
成績評価の方法と基準Grading criteria
本授業は積極的に講義・対話に参加することを期待します。このような観点から、リアクションペーパーやミニ・リサーチペーパーの提出によって平常点を評価します（50％）。また、第14回に授業内試験を実施し、本授業の到達目標を総合的に評価します（50％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループで行うディスカッションなどが好評でしたので、引き続き対話や双方向性を意識した授業運営を行います。