人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SHS300HA（科学社会学・科学技術史 / Sociology/History of science and technology 300）科学技術社会論ⅠScience and Technology in Society Ⅰ
金光 秀和Hidekazu KANEMITSU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C2241 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y406 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 コース共通科目 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 社会・地域関連科目群 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
Course Outline
Technology and society interact with each other in a complex manner, and various social issues arise from this interaction. The aim of this course is to enable students to consider the background and causes of such issues from the perspectives of both experts and citizens, taking up specific examples. By doing so, students will build a foundation for thinking about how to deal with future social issues related to technology.
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
− Explain the social issues brought about by technology, giving specific examples.
− Examine social issues brought about by technology from the perspective of experts and citizens.
− Think critically about the social issues that technology can bring about.
Learning activities outside of classroom
Throughout the course period, please pay attention to the problems brought about by technology based on newspapers, movies, science fiction novels, etc., and consider them as problems that concern you. In addition, please take the time to think about the cases we will discuss in class before and after it, and formulate your own ideas. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy
Grading will be decided based on in class exam (50%) and in class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
科学技術と社会は相互に複雑に作用し、その相互作用からさまざまな社会問題が生じています。本講義では、そうした問題が生じる背景や原因について、具体例を取り上げながら、専門家と市民の両方の観点から考察できるようになることを目指します。それを通して、科学技術が関係するこれからの社会問題に対処するための考え方の基礎づくりを行います。
到達目標Goal
授業を通して目指す到達目標は以下のとおりです。
・科学技術がもたらす社会問題について、具体例を挙げながら説明できる。
・科学技術がもたらす社会問題について、専門家および市民の立場から考察できる。
・科学技術がもたらしうる社会問題について、批判的に思考できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業では、一方向的な講義だけでなく、事例を用いたディスカッション（ケースメソッド学習）を行うなど、対話を意識した運営を行います。また、リアクションペーパーの作成を含めて、自らの考えを表現する機会を設けます。リアクションペーパー等におけるコメントは授業内で紹介し、全体に対してフィードバックを行います。なお、大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
本授業の問題意識、内容、評価方法について説明します。
第2回[対面/face to face]：ケースメソッド授業①
事例を通して、専門家としての意思決定を疑似体験し、そのあり方を考察します。
第3回[対面/face to face]：巨大技術システムがもたらす問題
スペースシャトル・チャレンジャー号事故を取り上げて、巨大技術システムがもたらす問題について説明します。
第4回[対面/face to face]：ケースメソッド学習②
事例を通して、先端技術がもたらす可能性のある問題について考察します。
第5回[対面/face to face]：ケースメソッド学習③
先端技術がもたらす可能性がある問題について、専門家の立場から考察します。
第6回[対面/face to face]：ケースメソッド学習④
先端技術がもたらす可能性がある問題について、市民の立場から考察します。
第7回[対面/face to face]：科学技術社会における専門家の役割
専門家のあり方について、プロフェッション概念などをもとに説明します。
第8回[対面/face to face]：科学技術とリスク
具体例を取り上げながら、科学技術とリスクの問題について説明します。
第9回[対面/face to face]：科学技術社会における市民の役割
科学技術の発展と市民の役割について、具体例を取り上げながら考察します。
第10回[対面/face to face]：ケースメソッド学習⑤
事例を通して、企業が直面する可能性のある問題について考察します。
第11回[対面/face to face]：ケースメソッド学習⑥
企業が直面する可能性がある問題について、専門家の立場から考察します。
第12回[対面/face to face]：ケースメソッド学習⑦
企業が直面する可能性がある問題について、市民の立場から考察します。
第13回[対面/face to face]：これからの科学技術と私たち
これからの科学技術について専門家と市民の協働の観点から考察します。
第14回[対面/face to face]：試験・まとめと解説
授業内容全体を振り返ると同時に、授業内試験を実施します。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業期間全体を通して、新聞、映画、SF小説などをもとに、科学技術がもたらす問題に関心を払い、それを自らに関わる問題として考察する機会をもってください。また、授業で扱う事例については、授業前および授業後にじっくりと考察をして、自らの考えを練り上げてください。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しません。
参考書References
金沢工業大学・科学技術応用倫理研究所編『科学技術者倫理：本質から考え行動する』白桃書房、2017年
札野順編著『新しい時代の技術者倫理』放送大学教育振興会、2015年
小林傳司『誰が科学技術について考えるのか：コンセンサス会議という実験』名古屋大学出版会、2004年
日本科学協会編『科学と倫理：AI時代に問われる探求と責任』中央公論新社、2021年
成績評価の方法と基準Grading criteria
本授業は積極的に講義・対話に参加することを期待します。このような観点から、リアクションペーパーやミニ・リサーチペーパーの提出によって平常点を評価します（50％）。また、第14回に授業内試験を実施し、本授業の到達目標を総合的に評価します（50％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループで行うディスカッションなどが好評でしたので、引き続き対話や双方向性を意識した授業運営を行います。