国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
LANe300GA(英語 / English language education 300)英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)Cultures of the English-Speaking Community VII
輿石 哲哉Tetsuya KOSHIISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C0966 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y604 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
【授業の概要(Course Outline)】
The aim of this course is to consider structural aspects of the English language, which has become the de facto 'global' language.Towards the end of the course, students will able to:
1. To get a general idea about how English sounds and grammatical phenomena are described.
2. To obtain a certain level of knowledge about how various structural aspects of modern English should be described.
3. To obtain enough knowledge about modern English so as to answer various questions about the alleged 'mysteries' of the English language.
4. To study English in its general sense. (You see, you all finished your SA programmes, so you should keep that level of English until graduation.)
【到達目標(Learning Objectives)】
The following is the list of important notions (among others) to be covered in this course:
a) articulatory organs and phonetic symbols,
b) the notion of phoneme (introduction to structural linguistics),
c) modular approach to linguistics,
d) various units in linguistic description,
e) syntactic categories (parts of speech),
f) immediate constituent analysis, phrase structural analysis.
【授業時間外の学習(Learning Activities Outside of Classroom)】
Actual class sessions are all based on the Powerpoint slides (about 200 slides in all!) all prepared beforehand. So, in order to make the most of them you should:
- download and print out the slides and skim over them;
- attend the class w/the printed-out slides, concentrate on the contents of the lecture, and take as many notes as you can;
- visit the LMS site, and check the comments made by the instructor; and
- read the books/articles mentioned on the LMS site for further comprehension.
Should you have any trouble in taking realtime online class session, you can get access to the recorded educational material. Please check the LMS site for details.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria /Policy)】
- Please note that attendance is taken for granted. However, if you miss a class, the following rule is applied: 1 demerit for each class missed. 3 demerits = -10% on your grade (roughly one letter grade). 5 demerits = failure for the course.
- The Final exam scheduled on the day of the final class session is very important, literally determining your grade. Please see my message on the LMS site for more information.
Any modification to the above shall be known to you by using LMS
Based on the grading criteria set by the instructor, students that successfully achieve 60% or more of course goals will be able to earn a passing grade for the course.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は,学生が現代英語の構造について,様々な面から考察するを目標にするものです.良きにつけ悪しきにつけ国際語になっている英語は,どのような言語であるのか,学生は,担当者とともに,授業を通じて考察していきます.
到達目標Goal
1.学生が英語の音声面,文法面等の構造について,知識を得られること.
2.学生が英語の構造についての研究の仕方について,ある程度の知識を得られること.
3.学生が英語という言語に関しての様々な問に対して,答えるべき道筋をつけられること.
4.併せて,学生が英語・英語文化圏についての知識を深めること.
なお,上記の1,2で述べた知識ですが,ヤマとなる点は以下の通りです.
a) 音声器官,発音記号.
b) 音素の考え方(構造主義).
c) 言語の知識を構成する各部門の考え方.
d) 記述上のさまざまな単位.
e) 統語範疇(品詞論).
f) 直接構成素分析,句構造.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
現時点で考えていることは以下の2点です.
1.当面の間は学習支援システムを用いて学習に必要な資料を配布していきますが,質問、コメント等を受け付けることによって可能な限り履修者との双方向的な授業を目指したいと思います.
2.何をトピックにするか明確にし,履修者が問題意識を持って授業に臨めるようにしたいと思います.
課題等のフィードバックについては,「学習支援システム」や,個人メール等により行います.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション,英語の学び方
これから半期にわたる授業のやり方,教材について説明します.後半は,英語という言語について,どこでどのように話されているかなどを見た上で,英語史について簡単に触れます.
2[オンライン/online]:英語の音声について(1)
英語の音声について,その特徴を学んでいきます.言語音声に関する初回になりますので,音声研究において必要な調音器官などの用語,発声の原理について学びます.
3[オンライン/online]:英語の音声について(2)
英語の音声について,その特徴を学んでいきます.今回は,英語を離れ,一般的に単音の記述について見た後,子音・母音の分類原理について学習します.
4[オンライン/online]:英語の音声について(3)
英語の音声について学ぶ3回目です.英語の母音について,その分類を学んだ後,各母音について見ていきます.
5[オンライン/online]:英語の音声について(4)
英語の音声について学ぶ4回目です.二重母音,弱母音等について触れ,その後,フォニックスについて学習します.
6[オンライン/online]:英語の音声について(5)
英語の音声について学ぶ5回目です.母音についてまとめ,英語の子音を見ていきます.
7[オンライン/online]:英語の音声について(6)
英語の音声について学ぶ6回目です.子音についてまとめた後,音節,音結合について触れます.最後に,かぶせ音素(アクセント,リズム,イントネーション等)について解説します.
8[オンライン/online]:英語の文法について(1)
英語の文法について学ぶ1回目です.初回ですので,文法という用語の伝統的な意味と,新しい意味,生成文法の考え方等について学びます.
9[オンライン/online]:英語の文法について(2)
英語の文法について学ぶ2回目です.日英の語順の相違について概観した後,形態素,語,語彙素といった基本的な用語について学びます.
10[オンライン/online]:英語の文法について(3)
英語の文法について学ぶ3回目です.統語範疇という概念について概観します.具体的に,形容詞を例にとって,いかに統語範疇が規定されるか,検討します.
11[オンライン/online]:英語の文法について(4)
英語の文法について学ぶ4回目です.形容詞についての話をまとめ,他の統語範疇と形容詞の関係について学びます.英語の辞書の記述についても,検討します.
12[オンライン/online]:英語の文法について(5)
英語の文法について学ぶ5回目です.構成素という概念(おおまかな説明:語がどのような原理に基づいてグルーピングしていくのか)について学びます.そして,不連続構成素をどのように扱うかについての話をします.
13[オンライン/online]:英語の文法について(6)
英語の文法について学ぶ最後の回です.この回は,SVO+不定詞という構文を例にとり,それがどのように分析されるか,検討します.
14[オンライン/online]:まとめ〜今後につなげて
これまでの授業を総括し,その上で今後の英語学習にどのようにつなげていくか,授業で学んでいきます.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回,前回の内容を復習しながら,新しい内容に進みますので,学生は,基本的な用語を習得し,方法論を理解しながら,参考文献等を読んで授業に臨んでください.重要なのは,授業において,何らかの「引っ掛かり」を覚え,それを後で自分なりに調べるなどの行為を通じて,定着させていくことです.本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定のものを考えてはいません.適宜,プリントなどを配布,提供いたします.
参考書References
授業中,随時指定いたしますが,とりあえず日本語で読めるものとして以下のものを挙げておきます.
・加島祥造 (1976). 『英語の辞書の話』.東京:講談社[のちに講談社学術文庫に収載.]
・加島祥造 (1983). 『新・英語の辞書の話』.東京:講談社[のちに講談社学術文庫に収載.]
・竹林滋・斉藤弘子 (1998).『改訂新版 英語音声学入門』.東京:大修館書店.
・中島文雄 (1991).『英語学とは何か』.東京:講談社[講談社学術文庫].
・田中菊雄 (1992).『英語研究者のために』.東京:講談社[講談社学術文庫].
・竹林滋 (1991).『英語発音に強くなる』.東京:岩波書店[岩波ジュニア新書].
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験での成績を第一条件にして,平常点を加味します.言うまでもないことですが,出席することはすべての前提です.欠席は基本的に認めません.(やむを得ない場合に限り,欠席3で-10%(大体のところ評価にして1段階下がる),5で失格,というのを一応の目安とします.)
基本的に,最終試験で評価をいたします.その他のプロジェクト等を課す際には事前に周知します.)
この成績評価の方法をもとに,本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とします.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更により,特にありません.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコンはあると便利ですし,発音記号のフォント,樹形図の書き方等に慣れることが可能になります.さらに,いろいろ興味深いサイトもありますので,授業や「授業支援システム」等を通じて,幅広く勉強ができます.
その他の重要事項Others
1.具体的なことは履修者の数,知識のレベルなどを加味して決めます.
2.本科目はグローバル・オープン科目のStructure of Englishと内容が同一ですので,重複履修はできません.
3.初回授業に必ず参加してください.
4.かなり速いペースで進みますので,真面目な態度で出席しないと履修は困難です.
● 授業形態については,「オンライン」となっていますが,可能であれば周知の上,「対面」も採り入れていきたいと思います.したがって,その点を考慮の上,履修をお願いします.
カリキュラム上の位置づけ
本科目は,言語文化コースの3,4年次以上対象の授業です.(科目の性質上,SA英語圏の履修者が多いことが予想されます.)英語の構造をひと通り駆け足で学び,言語文化演習(あるいは卒業研究)へ結びつける科目です.半期ですので,かなり駆け足で勉強することになりますが,英語の構造について,基本的な知識は網羅するように心がけます.履修者は,自分なりに興味があるトピックを見つけ,方法論についても自分なりに知ろうとすることが大切です.