国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
LIT300GA（文学 / Literature 300）英語圏の文化Ⅵ（文学と社会C）Cultures of the English-Speaking Community VI
中和 彩子Ayako NAKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C0965 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y601 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 人数制限・選抜あり |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
Course Outline: “Culture and Society of the English Speaking World VI (Literature and Society C)” aims to introduce students to British literature in the context of British culture, society and history. Students will analytically and critically read some representative British literary works, published around the turn of the 20th century, that are obsessed with Victorian fin-de-siècle anxieties, and be introduced to their social and cultural contexts.
Learning Objectives: By the end of the course, students should be able to do the following: 1) understand the details of each novella/novel, and its cultural and historical context. 2) understand these works and their authors in the context of British literary history. 3) read and understand parts of each work, in English.
Learning activities outside of classroom: Students are expected to come to each class meeting well prepared by reading the assigned part of the text and doing the worksheet, given online, in advance. The required study time is about 4 hours per class.
Grading Policies: Grading will be decided based on worksheets (40%), reflection papers (20%), and the end-term examination (40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
名誉革命後の18世紀イギリスで発展した小説という文学ジャンルは、進歩と科学の世紀でもあった19世紀、とりわけヴィクトリア時代(1837-1901)の間に作品も媒体も、そして読者も多様化し、影響力のある一大文化産業となる。この授業では、19世紀末のイギリス小説に焦点を当て、さまざまな不安――ダーウィニズムが生み出した先祖返りの不安、退化幻想、そして植民地から本国、野蛮から文明への逆侵略の恐怖――を描いた代表的な作品を読むことを通じて、イギリス文学・文化・歴史への理解を深める。
到達目標Goal
イギリス小説の代表的な作品を読み、テクスト（構造と細部）とその背景（文化・歴史）を理解する。
作品と作者の文学史における位置づけを理解する。
イギリス小説を原語でも読めるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
受講者が、小説の指定箇所や資料を読み、ワークシートに沿って準備学習をしていることを前提として授業を進める。グループ・ディスカッションを行ったあと、講師がディスカッションの結果を整理し解説を加えるというのが授業の基本的な進め方であるが、講義を中心とする回もある。
各授業の終わりには、理解の確認のためのリフレクションペーパーを課す。
提出されたワークシートやリフレクションペーパーへのフィードバックは、翌週の授業内に行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：ガイダンス
イントロダクション(1)イギリス文学・文化概説
授業に関する説明。受講希望者多数の場合は選抜。
18～20世紀の小説を中心としたイギリス文学、およびその文化・社会的背景についての概説
2[対面/face to face]：イントロダクション（２）19世紀後半のイギリス文学・文化
授業で扱う作品、作家、その背景についての概説
3[対面/face to face]：ロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジキル博士とハイド氏』（1886年）小説前半
演習（原文抜粋の分析）
4[対面/face to face]：『ジキル博士とハイド氏』（1886年）小説後半
演習（原文抜粋の分析）・講義
5[対面/face to face]：アーサー・コナン・ドイル『四つの署名』(1890年）小説前半
演習（小説前半の分析）
6[対面/face to face]：『四つの署名』小説後半
演習（小説後半の分析）
7[対面/face to face]：『四つの署名』全体
演習（原文抜粋の分析）・講義
8[対面/face to face]：H.G．ウェルズ『タイムマシン』 (1895年）
演習（原文抜粋の分析）
9[対面/face to face]：H.G．ウェルズ『モロー博士の島』(1896年）
演習（原文抜粋の分析）
10[対面/face to face]：H.G. ウェルズ まとめ
演習・講義
11[対面/face to face]：ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』 (1902年）小説前半
演習（小説前半の分析）
12[対面/face to face]：『闇の奥』小説後半
演習（小説後半の分析）
13[対面/face to face]：『闇の奥』全体
演習（原文抜粋の分析）・講義
14[対面/face to face]：まとめ
試験、解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の準備学習として、小説の指定箇所や資料を読み、ワークシートの問題に解答し、提出すること。
本授業の準備・復習時間は計４時間を標準とする。なるべく準備学習に重点を置くことが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
(1) ２作品については、次の邦訳を使用する。
①アーサー・コナン・ドイル、日暮雅通訳『四つの署名』 新訳シャーロック・ホームズ全集， 光文社文庫，2007.
②コンラッド、黒原敏行訳『闇の奥』光文社古典新訳文庫, 2009.
(2)その他の作品については抜粋を配布する。
参考書References
石塚久郎責任編集『イギリス文学入門』三修社，2014.
※そのほか随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（ワークシート40%、リフレクションペーパー20%）と、試験の成績（40%）の総合評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・互いのワークシートの内容を共有することで、より多角的にテキストを理解できるので、グループワークの時間を長めにとる。
・購入が必要な本を４冊から２冊に減らした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・毎回の授業内で、学習支援システムを利用する（「教材」配布、「課題」配布・提出、等）ため、PC等の端末（デバイス）を持参してください。
・オンライン授業を教室で受講する際には、ハウリング防止のためマイク付きヘッドセットを持参してください。
その他の重要事項Others
・授業に関する連絡は、学習支援システムの「お知らせ」を用いておこないます。
・初回授業について
受講希望者が教室定員を上回った場合、授業の最後に作成・提出してもらうペーパーをもとに、選抜をおこないます。
初回授業をやむを得ず欠席した受講希望者は、当日中に出される「お知らせ」の指示にしたがってください。