国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
ARSd300GA(地域研究(中・南アメリカ) / Area studies(Middle and South America) 300)スペイン語圏の文化ⅡCultures of the Spanish-Speaking Community II
佐々木 直美Naomi SASAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C0946 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | スペイン語圏の文化Ⅱ(ラテンアメリカの社会と文化) |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S205 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | × |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 人数枠を30名とし、それを超えた場合は抽選とする |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course is designed to provide students with a basic understanding of several aspects of Latin America and the Caribbean: histories, societies and cultures.
<Learning Objectives>
By the end of this course, students are expected to gain a basic understanding of Latin American history, culture and society.
You will be able to deepen your interest in problems and translate them into presentations and reports.
<Learning activities>
Your study time will be more than two hours for a class.
<Grading Criteria/Policy>
Short reports : 50%、in class contribution: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、南北アメリカ大陸とカリブ海におけるスペイン語圏諸国・諸地域(アメリカ合衆国を含む)の、歴史・文化・社会の諸相について学ぶ。ラテンアメリカと総称されるこれらの地域は、極めて広大かつ多様性(あるいは不均衡)に満ちている。本授業では、特にインカ帝国が栄えたペルーの歴史や文化を中心的なテーマに据えながらも、個々の地域またはトピックへの理解と関心を深めることを通じて、可能な限りの全体像を掴むことを目的とする。
到達目標Goal
ラテンアメリカの歴史・文化・社会に関する基本的な理解を得る。
各自の問題関心を深め、それらをプレゼンテーションやレポートに言語化することができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
受講生の中から予め定めた担当者を主体として、各回のテーマに関するプレゼンテーションと議論を行う。
授業はすべて、授業支援システムを活用したオンデマンド方式で行うため、指定された期間内に課題やコメントを提出し、電子掲示板を用いて議論を行う。
そのため、頻繁に授業支援システムから授業連絡や掲示板をチェックすることが必須となる。特定の時間割に設定されていないため、自ら積極的に授業参加する意識が求められる。
なお、受講生の関心に応じて各回のテーマについては変更する場合もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション
授業の進め方を確認した上で、受講生と教員との間で問題関心を共有する。
2[オンライン/online]:「インカ王国の生成」
「古代帝国の成熟と崩壊」
『インカとスペイン帝国の交錯』1~2章
3[対面/face to face]:「中世スペインの共生する文化」
「排除の思想 異端審問と帝国」
テキスト『インカとスペイン帝国の交錯』3~4章
4[オンライン/online]:「交錯する植民地社会」
「世界帝国に生きた人々」
テキスト『インカとスペイン帝国の交錯』5~6章
5[対面/face to face]:「帝国の内なる敵 ユダヤ人とインディオ」
テキスト『インカとスペイン帝国の交錯』7章
6[オンライン/online]:「女たちのアンデス史」
「インカへの欲望」
テキスト『インカとスペイン帝国の交錯』8~9章
7[対面/face to face]:「インカとスペインの決別」
テキスト『インカとスペイン帝国の交錯』10章
8[対面/face to face]:ラテンアメリカの芸術
ラテンアメリカの画家とその作品を通して、歴史と文化を学ぶ。受講生によるプレゼンあり。
9[対面/face to face]:ラテンアメリカの文学
ラテンアメリカ出身の作家と作品について紹介する。受講生によるプレゼンあり。
10[対面/face to face]:ラテンアメリカの食文化
ラテンアメリカの食の歴史をたどりながら、その多様性について学ぶ。受講生によるプレゼンあり。
11[対面/face to face]:ラテンアメリカの音楽
ラテンアメリカの音楽について、音源や映像を活用しながら学ぶ。受講生によるプレゼンあり。
12[対面/face to face]:日本とラテンアメリカ
日本とラテンアメリカの関係について学ぶ。
受講生によるプレゼンあり。
13[対面/face to face]:ラテンアメリカの映画
映画を題材に、その背景について学ぶ。受講生によるプレゼンあり。
14[対面/face to face]:ラテンアメリカの女性たち
ラテンアメリカの女性像を切り口に、歴史と社会的背景について学ぶ。受講生によるプレゼンあり。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習として、事前に指示したテキストの範囲を読んでおくこと。またAV資料の視聴が指示された場合にも必ず従い、事前に準備する。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
‐網野徹哉『インカとスペイン帝国の交錯』講談社、2008年。
参考書References
‐寺尾隆吉『ラテンアメリカ文学入門 - ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで』中公新書、2016年。
‐高橋均、網野徹哉『ラテンアメリカ文明の興亡』(世界の歴史、18)、中公文庫、2009年。
その他、適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の課題:50%、授業への貢献とプレゼンテーション:50%.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
各受講生の問題関心を尊重し、柔軟な議論が展開されるように努める。
AV資料を活用する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
プレゼンテーション担当の回は、発表者がPCを準備すること。
その他の重要事項Others
この授業は春学期開講の「スペイン語圏の文化I」からの直接の連続性はなく、秋学期だけで独立した内容を扱う。
また、受講生と相談しながら、授業計画にあるプレゼンのテーマや内容の順番を入れ替える可能性もある。
この授業は定員を設けているため、定員以上の受講希望者がいる場合は1回目授業に選抜を行う。したがって受講を強く希望する人は必ず1回目から参加すること。