国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
LIT300GA（文学 / Literature 300）中国の文化Ⅵ（古典思想・文学）Chinese Culture VI
野村 英登Hideto NOMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C0915 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y402 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
Course outline
This course introduces the Chinese philosophy in major Chinese classics like Confucius, Tao Te Ching, Zhuanzi, and the Art of War to students taking this course.
Learning Objectives
To be able to deeply understand modern Japanese society by learning the basic knowledge of Chinese philosophy.
Learning activities outside of classroom
Read the parts of the textbooks that were not mentioned in the lesson to supplement the understanding of the lesson contents.
Grading Criteria/Policy
Grades will be evaluated with 40% reaction paper (submitted each time at the end of class) and 60% final exam.
If you are absent 5 times or more, you will not be eligible to take the final exam. Also, if you are late class twice, you will be considered as absent once.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では、代表的な中国古典のうち『論語』『易経』『老子』『荘子』『孫子』を取り上げて、その内容を学んでいきます。これら諸子百家の思想はしばしば独立ないし対立するものとして扱われますが、実際には古代社会の人々の精神文化の基層となるいくつかの論理を共有しています。実際に古典を読み解いていく中で、そうした中国文化の基層的な論理が、二千年以上の時を越えて現代社会においても機能している事例を発見できるようになります。
到達目標Goal
＊中国古典が現代まで読み継がれてきた経緯
＊中国古典を現代語訳で読むときの注意点
＊中国古典の背景となる当時の社会環境
以上の内容を学ぶことで、中国古典の基礎知識を身につけ、現代の日本社会をより深く理解するための比較対象として中国古典を活用できる力を身につけることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業はテキストにもとづく講義形式ですが、漢文を声に出して読んだり、手を動かしてみたりと、古典に触れる機会を用意します。毎回リアクションペーパーを書いてもらい、次の授業の冒頭でコメントを返します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：中国古典入門
授業で扱う『論語』『易経』『老子』『荘子』『孫子』の全体像を説明します。
2[対面/face to face]：『論語』と孔子
孔子の生涯をたどりながら、『論語』の思想がどのように形成されてきたかを学びます。
3[対面/face to face]：『論語』と学び
『論語』を通じて、古代の人々が何をどのように学んでいたかを学びます。
4[対面/face to face]：『論語』と儒教
孔子が後代どのように神格化されていったか、儒教史の概略とあわせて学びます。
5[対面/face to face]：『易経』の世界観
『易経』に託された古代中国の宇宙観を学びます。
6[対面/face to face]：『易経』で易占い
テキストを使って、実際に易占いを行います。
7[対面/face to face]：『老子』の哲学
老子の“道”（タオ）の思想を儒教の“天”の思想と対比して学びます。
8[対面/face to face]：『老子』と政治
老子の思想の具体的な展開として、法家の韓非子の思想を学びます。
9[対面/face to face]：『老子』と健康法
老子の思想の実践性を処世術や健康法の立場から学びます。
10[対面/face to face]：『荘子』と神話
荘子の神話的な奇想と実践的な哲学の結合を考えてみます。
11[対面/face to face]：『荘子』の哲学
荘子の“無為自然”の思想が老子とどう異なるか、また後代への影響を学びます。
12[対面/face to face]：『孫子』の兵法
孫子の兵法の概略を歴史的な受容を参照しつつ学びます。
13[対面/face to face]：『孫子』の哲学
孫子の兵法と老子の思想の関係を学びます。
14[対面/face to face]：試験とまとめ
論述試験を通して、これまでの授業内容を自分なりにまとめてもらいます。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業ではテキストの要点に絞って講義をするので、授業時間外でテキスト全体を通読しましょう。本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
『論語』（加地伸行、角川ソフィア文庫、2004）。
『老子・荘子』（野村茂夫、角川ソフィア文庫、2004）。
『易経』（三浦國雄、角川ソフィア文庫、2010）。
『孫子・三十六計』（湯浅邦弘、角川ソフィア文庫、2008）。
参考書References
必要に応じて紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクションペーパー（授業終了時に毎回提出）40％、期末試験60％で成績を評価します。
なお5回以上の欠席で期末試験の受験資格を失います。また遅刻2回で欠席1回とみなします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
高校時代に漢文の授業を受けていない場合でも、内容についていけるよう、丁寧な解説を心がけます。