国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
COT200GA（計算基盤 / Computing technologies 200）文化情報のためのネットワーク技法Communication techniques for cultural information
和泉 順子Michiko IZUMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C0771 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 情報コミュニケーションⅡ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐情実習H |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 情報関連科目を履修済みであることが望ましい |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 実習設備の許容人数を超えた場合に行う |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
（Course outline）
In the first half of this class, you will learn practical skills and troubleshooting tips of digital network communications.
The second half of this class will cover how to use some tools for editing cultural information.
（Learning Objectives）
- To acquire a methodology for research and study of cultural information.
- To make full use of the internet environment to publish and accumulate the results of their studies.
（Learning activities outside of classroom）
You will need to do some independent study (revision) to make up for any difficulties you have in understanding the lecture content.
（Grading Criteria /Policy）
Grading will be decided based on the practical assignments (20%), in-class contribution(30%), and term-end presentation (10%) and content creation(40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
文化研究と成果発表の方法を身に着ける（旧科目：情報コミュニケーションII）
【旧科目：情報コミュニケーションⅠ～Ⅲ共通テーマ】
文化情報学のいくつかのテーマについて情報スキルの重点的訓練を行う。コンピュータ設備を用いた実験・実習を通じて実験計画・結果分析・専門文献調査・考察・報告など方法論的訓練を行う。
【本科目の学習の目的】
本講義の前半において、Study Abroad環境すなわち在外環境におけるネットワークの実践的スキルと問題解決の方法を学ぶ。本講義の後半では、文化情報編集のツールを取り上げる。WeblogやWebサイト構築、小冊子の編集を例に、SA等の在外環境も含めた総合的な情報発信の有効性を学び、Web環境での有機的な情報共有を体験することを目的とする。
到達目標Goal
SAや卒業研究などのフィールドワークにおける異文化研究を成功させるために、文化情報の調査研究の方法論を身に着ける。インターネット環境を十全に活用し、学習成果を公開し蓄積する。現地調査で得られた知見や体験をリアルタイムに共有することでネット社会にフィードバックできる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
前半に在外環境におけるインターネットの実践スキル、調査研究の方法論を学び、その上で情報機器を用いた文化研究成果の発信と共有を試すことになる。
全体を通してSA等で収集したデータや研究成果の取りまとめを念頭に、何を文化研究するかを考え続けるクラスとして機能させることを目指す。在外環境での活動を想定した課題実習や恊働学習を取り入れる。
課題等の提出・フィードバックは、基本的には学習支援システムを通じて行うが、補助的にGoogle Classroom等も用いる可能性がある。
授業に関する質疑応答については学習支援システムの掲示板機能を活用する。
情報実習室での対面授業を基本とするが、状況に応じてオンライン授業に切
り替える場合もある。学期途中での授業形態の変更や それにともなう各回の授業計画の修正については、学習支援システムでその都度提示する。履修予定者は、必ず初回授業日の前日までに学習支援システムで本科目を仮登録し、初回授業に参加、または初回授業資料を当日確認すること。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：イントロダクション（全体）インターネットの仕組み
科目内容のガイダンス（全体）
インターネットの仕組みを復習し、現状の使われ方（IPアドレス枯渇とその対応技術、無線LANの利欠点等）を学ぶ。
2[対面/face to face]：ネット社会の情報構造
IPアドレスの種類やドメイン名との関係、名前解決の仕組みを理解し、ドメイン情報を実習により確認する。
3[対面/face to face]：情報活用のための実践知識（１）
インターネットに接続できない状態になった場合の問題を考える。
4[対面/face to face]：情報活用のための実践知識（２）
インターネットに接続できない状態になった場合の問題と対処法を学ぶ。
5[対面/face to face]：ネットワークスキルのまとめ
ネットワークスキルの学習成果をクラス討議を通じて総括し、外国での快適な情報活用のポイントと問題点を理解する。
6[対面/face to face]：フィールドワーク入門
現地での文化研究とは何か、在外環境での調査法について理解を深める。研究計画の立て方を学ぶ。
7[対面/face to face]：文化研究にむけての準備
各受講者による文化研究の個人テーマを持ち寄りクラス討議によりアイデア出しを行う。以後の授業では調査テーマや方法論についてのブラッシュアップを継続する。
8[対面/face to face]：学習成果の蓄積・共有方法の検討
在外環境でのWebベースの情報活用の有用性を認識する。SAでの研究活動の検討着手。
9[対面/face to face]：学習成果の公開方法の検討
研究テーマに沿った調査計画とその中間報告を行う。SA個人研究テーマのクラス討議。
10[対面/face to face]：学習成果の公開とその対応
調査研究の結果は、誰を対象にどのように公開するのかを検討し、準備する。
11[対面/face to face]：情報共有の手法
調査研究途中での各研究テーマのデータ蓄積やコメントの共有手法を確認する。SA個人研究の問題点把握とグループワークの検討。事前調査事項の洗い出し。
12[対面/face to face]：情報活用の応用と具体的な制作
具体的な成果物（研究成果の公開）制作に取り組む。SA研究計画の事前検討結果と問題点の報告。
13[対面/face to face]：研究計画の確認と成果の公開
事前に立てていた研究計画の確認と同時に調査研究成果を公開し、互いに議論する準備を行う。SA研究計画の詳細化と最終的な検討。
14[対面/face to face]：全体のまとめ
学習成果の発表。事前学習成果とSA研究計画との接続。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「実験実習科目」として、いずれの担当においても教室外での課題活動が含まれる。具体的には以下のような課題を通して、適宜学習することが求められる。
1. (SA準備として)個人研究テーマの構想着手、在外インターネット環境の事前調査
2. 学外、学内でのインターネット接続、Webアクセス
3. 各種トラブルシューティング、レポート作成
4. 個人研究テーマの検討
5. 学外からの学内サービス（図書館の文献検索を含む）の確認
6. 授業内の未了実習項目の完了、個人研究の計画書、携行AV機器の準備着手
7. 個人研究、グループワークの実施計画の検討ミーティングと報告書作成
8. 学外における調査研究データの蓄積・管理・共有の確認、研究課題検討ミーティングの続行と報告書作成、検討結果にもとづく事前調査
本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
開講時に指示する。
参考書References
佐藤郁哉、「フィールドワーク―書を持って街へ出よう」、新曜社; 増訂版 (2006/12/20) ISBN 978-4788510302
水谷正大、「インターネット時代のコンピュータリテラシー」共立出版（1996）、ISBN4-320-02842-2
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業参加（30%）、コンテンツ作成（40%）、実習課題（20%）、発表（10%）を目安とする。
この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
情報機器やネットワーク環境など、実際の在外学習環境は年々変化する。
これらの変化に対応して実習や事前学習の内容の改良を続ける。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報実習室のパソコンを使用した実習型の授業である。情報実習室で対面授業を行う場合は、教卓機パソコン画面上の資料を使用して進める。
オンライン併用の場合は、各自で学習環境を整える必要がある。基本的にはWindowsでもmacOSでも構わないが、PCを用いて作業することを前提とする。
最終課題となる発表や授業の補足はZoomあるいはWebexを用いる。また、毎回の授業資料と課題は学習支援システムを利用して配布・提示する。
したがって、授業時間内にこれらに接続可能なネットワーク環境も必要である。
その他の重要事項Others
SAをはじめ、フィールドワークとしての研究課題は文化情報の実践的研究の場であり、本講義はその有効な事前準備としても役立つものです。
Webを基盤とする高度なICTの活用実習ならびにグループワーク中心の発見型学習を通じて、本科目では学生の就業力育成を支援します。
前提科目
「情報リテラシーⅠ」、「情報リテラシーⅡ」を前提とする。
SA環境での実習内容と密接に関連するので「ネットワーク基礎」を前提、あるいは並行履修すること。