国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
LIT200GA（文学 / Literature 200）言語文化概論Introduction to Languages and Cultures
中和 彩子Ayako NAKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C0231 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y506 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
This course aims to introduce students to basic literary theory. As Jonathan Culler, the author of the textbook of the course, explains in his preface, literary theory challenges common sense, and it explores “how meaning is created and human identities take shape.” By the end of the course, students should understand what topics scholars have debated using literary theory, and learn to apply it to contemporary literary and artistic works, as well as cultural and social phenomena．
Students are expected to come to each class meeting well prepared by reading the assigned part of the textbook and doing the worksheet, given online, in advance. At the end of each class meeting, students are required to write a reflection paper.
The required study time is about four hours per class.
The overall grade will be decided based on worksheets and reflection papers (60%) and the end-term examination (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
文学に限らず、あらゆる文化事象をテクストとして捉え、批評的に読み解くための道具である「文学理論(literary theory)」を学ぶ。
到達目標Goal
１．20世紀以降現在までの「文学理論」がどのような問題をどう扱ってきたかを学ぶ。
２．「文学理論」を応用して現代の文化・芸術・社会を分析できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
受講者がテキスト（教科書）等の指定箇所を読み、ワークシートに沿って準備学習をしていることを前提として講義をおこなう。適宜ペア／グループでのディスカッションの時間もとる。
授業の最後に、リフレクションペーパー（授業内容のまとめとコメント、感想、質問などを含む）を課す。
提出されたワークシートやリフレクションペーパーの解答、コメントや質問については次回の授業でとりあげてフィードバックをおこなう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：ガイダンス
授業についての説明。
2[対面/face to face]：理論とはなにか？
（テキスト第１章, pp.1-p.13.）
理論(theory)という言葉／ジャンルとしての理論／理論の効果／フーコーと性／理論の打つ手とは
3[対面/face to face]：理論とはなにか？
（テキスト第１章, pp.13-25.）
デリダと書くこと（エクリチュール）／二つの例は何を示すのか／
4[対面/face to face]：文学とはなにか？ 文学は重要か？（テキスト第２章, pp. 26-42)
文学の外にある文学性／どういう問いか？／歴史的な変化／テクストを文学として扱う／文学の約束事
5[対面/face to face]：文学とはなにか？ 文学は重要か？（テキスト第２章, pp. 43-62)
文学の性質／属性 対 結果／文学の機能／文学のパラドックス
6[対面/face to face]：文学とカルチュラル・スタディーズ（テキスト第３章)
カルチュラル・スタディーズの出現／さまざまな緊張関係／目標／区別
7[対面/face to face]：言語、意味、解釈（テキスト第４章）
文学における意味／ソシュールの言語理論／言語と思想／言語の分析／詩学 対 解釈学／読者と意味／解釈／意味、意図、コンテクスト／
8[対面/face to face]：レトリック、詩学、詩（テキスト第５章）
修辞的形象（レトリカル・フィギュア）／ジャンル／言葉と行為としての詩／抒情詩の突飛さ／リズムをもつ単語／詩の解釈
9[対面/face to face]：物語（ナラティヴ）（テキスト第６章）
プロット／提示／焦点化／ストーリーは何をするか
10[対面/face to face]：物語（ナラティヴ）
第６章で学んだことを用いて、文学作品を分析する。
11[対面/face to face]：行為遂行的な（パフォーマティヴな）言語(テキスト第７章)
オースティンのパフォーマティヴ／パフォーマティヴと文学／デリダのパフォーマティヴ／パフォーマティヴとコンスタティヴとの関係／バトラーのパフォーマティヴ／重要点と暗示
12[対面/face to face]：アイデンティティ、同一化、主体（テキスト第８章)
主体（サブジェクト）／文学とアイデンティティ／表象か、生産か／精神分析学／集団としてのアイデンティティ／支配的な構造／理論
13[対面/face to face]：補遺 諸理論の流派と運動（テキスト pp. 180-195)
20世紀初頭から現在に至るまでの理論的な運動を概観する。
14[対面/face to face]：まとめ
復習／復習試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の準備学習として、テキスト（教科書）の指定箇所等を精読し、ワークシートの問題に解答し、提出すること。
本授業の準備・復習時間は計４時間を標準とする。受講者それぞれのテキストや講義の理解度にもよるが、なるべく準備学習に重点を置くことが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
ジョナサン・カラー『１冊でわかる 文学理論』荒木映子・富山太佳夫訳，岩波書店，2003.
＊テキスト以外にも随時プリントを配付する。
＊英語資料を補足的に用いることもある。
参考書References
随時指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（ワークシート、リフレクションペーパーなどの提出物を含む）60%と復習試験40%の総合評価とする。
評価にあたっては以下の３点の達成度に基づいて判断します。
1)準備学習が十分におこなわれているか。
2)準備学習と講義を通じ、テキストを十分に理解できているか。
3)学んだ理論の応用ができているか。
※この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%を達成した者を合格とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料の配付や課題提出、授業に関する連絡などのため、学期を通じて学習支援システムを利用します。
毎回の授業に端末デバイス（PCやタブレット）を持参してください。
授業がオンライン実施されるときに大学の教室で受講する場合は、ハウリング防止のためヘッドセットが必要です。
その他の重要事項Others
・初回授業について
初回授業はリアルタイムオンライン(Zoom利用）で実施します。ZoomのURLや講師への連絡方法については、事前に、学習支援システムの「お知らせ」で知らせます。
受講者数が教室定員を超過する場合は、初回授業の課題にもとづいて選抜を行いますので、受講希望者は必ず出席すること。