キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
SOC200MA(社会学 / Sociology 200)コミュニティ社会論ⅠCommunity & Society I
佐藤 恵Kei Sato
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C7304 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | G402 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | ○ |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ライフ |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
(Course outline)
Humans always form communities whenever they are, wherever they go. How our today’s life, our daily interactions and social phenomena, are similar to, or unique from, community dynamics in other ages and regions? This class covers the basic viewpoints and ideas on sociology and then utilizes comparative sociology techniques to deepen understandings on given themes through historical and regional comparisons.
(Learning Objectives)
At the end of the course, you are expected to A and B.
-A. Explaining the basic viewpoints and ideas on sociology and applying them to the particular cases.
-B. Explaining the problems and present situation of the modern communities and daily livings through the historical and regional comparisons by the deep understandings of communities.
(Learning activities outside of classroom)
You will be expected to prepare the next lecture through the deep understandings of sociological viewpoints after each class meeting. Your study time will be more than two hours each for before and after the classes.
(Grading Criteria /Policy)
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end report: 70% ,in class contribution and short reports after each class meeting : 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人間は、どんな時代・どんな地域であっても、コミュニティを形成しつつ暮らしてきました。現代に生きる私たちの日常的な人間関係や社会現象は、別の時代・地域のそれと、どのように共通しまた異なっているのでしょうか。本講義では、社会学の基本的な視点・発想を学んだうえで、比較社会学の手法を通し、各テーマについて歴史比較や地域比較を行い、その理解を深めていきます。
到達目標Goal
(1)社会学の基本的視点・発想を説明でき、具体的事例に応用することができる。
(2)コミュニティにおけるさまざまな人間関係や社会現象の歴史的・地域的展開について理解を深め、他の時代・他の文化との比較を通じて、現代コミュニティと日常生活の現状・課題を説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デイプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業を基本としますが、新型コロナウイルス感染症対策として、オンライン授業を行う回もあります。
オンライン授業におけるZoomへのアクセス方法については、当日授業開始時刻までに、学習支援システムにてお伝えします。
講義形式の授業です。1つのテーマが数回分の授業に該当しますが、テーマごとの授業時間数は下記「授業計画」から変更する場合があります。また、状況に応じて、テーマの順番の入れ替え、テーマの差し替えの可能性もあります。関連事項も含め各テーマを深く掘り下げることで、地域社会の現状と課題についての理解を図ります。
毎回、授業での学びに対する、各自の気づきやコメントを、リアクションペーパー(小レポート)としてまとめ提出してもらいます。次回の授業時間中に、提出されたリアクションペーパーからいくつかを取り上げ、全体に対して講評・解説のフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション/前近代・近代・現代における家族と絆
授業の到達目標・テーマ、概要・方法揺/生計をともにする者=家族と見なしていた時代について知り、現代家族を相対化する
第2回[オンライン/online]:前近代・近代・現代における結婚と<子ども>の誕生
恋愛結婚は現代の産物であること、<子ども>へのまなざしの変容を知り、結婚と子どもを相対化する
第3回[オンライン/online]:性別役割分業の歴史的変遷および西欧/非西欧の相違
時代と地域とで、ジェンダーと社会構造の関係性が異なることを理解する
第4回[オンライン/online]:宗教から見た西欧の歴史的変遷
ルターの宗教改革とカルバンの予定説に焦点をあて、人びとの世界観と生活がどのように変化したかを理解する
第5回[対面/face to face]:近代資本主義に対する世俗内禁欲の影響
人びとの宗教的態度の変化が近代資本主義の発展を促したことを理解する
第6回[対面/face to face]:19世紀西欧経済の発展と自殺の増加
農業から商工業経済へと西欧が変貌することの意味を、自殺の増加から理解する
第7回[対面/face to face]:近代国民国家の発展と自殺の質的変容
近代国民国家の発展の意味を、アノミー的自殺と自己本位的自殺という概念から理解する
第8回[対面/face to face]:官僚制の歴史的変遷と西欧/非西欧の相違
王制・君主制時代から近代にかけて官僚制がどのように変化したかを、日欧中を比較しつつ理解する
第9回[対面/face to face]:地理的世界の拡大とネットワーキングの変遷
交通・通信手段の変遷を通史的に整理し、コミュニティや生活の変化に与えた影響を理解する
第10回[対面/face to face]:時代の変化と少年犯罪のまなざし方の変化
第3回の<子ども>の誕生も復習しつつ、少年犯罪と社会の変化の関係を理解する
第11回[対面/face to face]:歴史と社会を見る目(1)
コミュニティの健全性に関するデュルケームの理論を参照し、歴史と社会を見る目を養う
第12回[対面/face to face]:歴史と社会を見る目(2)
伝統的逸脱論とラベリング論を参照し、潜在的機能と予言の自己成就という視点を獲得する
第13回[対面/face to face]:歴史と社会を見る目(3)
ラベリング効果をキーワードに人間行動について理解し、歴史と社会を見る目を養う
第14回[対面/face to face]:まとめ・総括
歴史的比較社会学の視点に基づき通史的にまとめをする
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習として重要なことは、1回1回の授業からコミュニティに応用可能な歴史的比較社会学の視点・発想を学び、考え方の筋道を把握した上で、それをしっかりと消化し、次回以降の授業のベースをつくることです。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません。
参考書References
授業中に随時、紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート(70%)、平常点(30%)。
期末レポートについては、社会学の基本的な視点・発想の理解度をふまえた上で、レポートの達成度の状況を基準とします。
平常点については、リアクションペーパー(小レポート)、受講態度の状況を基準とします。
欠席時間数が授業時間数の3分の1を超えた場合、もしくは、受講態度があまりにも悪い場合、不合格となります。
なお、欠席時間数については、自己管理でお願いします(個別の問い合わせには応じられません)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
身近な具体的事例を多く取り入れることで理解を促進するというスタイルを継続していきたいと思います。