市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
PHL300LA（哲学 / Philosophy 300）教養ゼミⅡLiberal Arts Seminar II
ヨーロッパ・アメリカ現代思想・応用編
森村 修Osamu MORIMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q6120 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P6019 |
| 旧科目名Previous Class title | 人間存在論 |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐1204 |
| 配当年次Grade | 法文営国2～4年 哲学科除く（2016年度以前入学生のみ） |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 定員制（15名） |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
【Outline and Objectives】
This class is a new course as one of the "Liberal Arts Seminars" that began in the 2018 academic year. This class is closely related to "Liberal Arts Seminar II," which is the same course in the fall semester. Although it is a semester-long course, the content of the class pursues a single theme throughout the year.
In doing so, students will read texts on the theme and study the thoughts of thinkers and philosophers in order to refine their own philosophical thinking.
【Goal】
(1) To be able to explain the question "Why (French) contemporary thought now?
(2) To be able to explain the philosophers who are grouped as "French contemporary thought".
【Work to be done outside of class (preparation, etc.) 】
(1)Students are expected to read the relevant passages and prepare at least three questions about them before the class.
(2)The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading criteria】
(1) Regular marks (50%) (Students are expected to prepare and present their resumes)
(2) Final report (50%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業は、2018年度から始まった「教養ゼミ」の一つとして新たに始まった科目である。本授業は、春学期同一科目の「教養ゼミⅠ」と密接な関係にある。半期科目ではあるが、授業内容としては、通年でひとつのテーマを追求していくため、春学期の授業に参加していることが望ましい。
秋学期では、テーマに即した思想家のオリジナルテキストも視野に入れて、テーマに関する研究書を精読することを中心とする。また、オリジナルテキストを読むことによって、思想家の思考を学び、さらに自らの哲学的思考に磨きをかけていくことを目指す。
2023年は、春・秋共通のテーマとして「フランス現代思想」について、様々な思想家の思想を考察する。特に、秋学期は「応用」として、春学期の「入門編」で基礎固めした現代思想の流れを詳細に追跡していきながら、「入門」で学んだ思想家のオリジナルテキストを読んでいく。その際に、石田英敬先生（東京大学名誉教授）の『現代思想の教科書—世界を考える知の地平15章』（2010）を手引きとしながら、フランス現代思想を牽引してきた思想家の思考を学ぶ。
到達目標Goal
（1）「今なぜ（フランス）現代思想か」という問いについて説明することができる。
（2) 「フランス現代思想」として括られる哲学者について説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
「教養ゼミ」という名称に基づき、基本的に「演習（ゼミ）形式」の授業を行う。毎回、担当者を決めて、テキストの担当箇所の読解とコメントをレジュメにして発表し、それに基づいて、教員ならびに受講者によって議論を行なう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
①選抜試験（受講生が30名以上の場合）
②授業の概要・資料の配布
第2回[対面/face to face]：「現代思想とは何か」(1)
・「現代思想とは何か？」
・四つの「ポスト状況」
第3回[対面/face to face]：「言語の世紀」の問い——ソシュールをめぐって
・記号とコミュニケーションの理論
・ソシュール革命
第4回[対面/face to face]：記号とイメージの世界——パースの記号論
・記号解釈と記号分類
・普遍記号論の思想
第5回[対面/face to face]：無意識の問い——「フロイトの発見」以後
・「無意識の発見」
・理性と非-理性
第6回[対面/face to face]：文化の意味——レヴィ=ストロース「構造主義革命」以後
・構造主義とは何か？
・構造主義の文化理解
第7回[対面/face to face]：「欲望とは何か？」——ラカン「欲望と主体」
・欲望と意味
・欲望と他者
第8回[対面/face to face]：「権力と身体」——フーコー「権力と主体化」
・権力とディシプリン
・規律型社会とコントロール型社会
第9回[対面/face to face]：「社会とは何か」——ブルデュー「象徴闘争と社会場」
・階級と象徴支配
・「ハビトゥス」と「場」
第10回[対面/face to face]：情報とメディアの思想——マクルーハン「メディアはメッセージ」
・メディアとは何か
・メディアの文明圏
第11回[対面/face to face]：「戦争について」——戦争はなぜ終わらないか
・「戦争」とは何か
・世界戦争と現代思想
第12回[対面/face to face]：「宗教について」——宗教の回帰について
・回帰する宗教
・宗教とは何か？
第13回[対面/face to face]：ナショナリズムと国家——ナショナリズムを克服する
・国民国家の問題
・ポスト・コロニアリズムの思想
第14回[対面/face to face]：差異と同一性の共生原理——ジェンダー、マイノリティ、クレオール、マルチチュード
・現代思想と実践
・現代思想はいかに世界を変革したか？
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
石田英敬『現代思想の教科書——世界を考える知の地平15章』、ちくま学芸文庫、2010年
※ 思想家のオリジナルテキストについては、こちらでそのつど用意する。
参考書References
石田英敬『記号論講義——日常生活批判のためのレッスン』、ちくま学芸文庫、2020年
※ その他の参考書については、授業時に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
（1）平常点（50％）（レジュメを作成し、発表すること）
（2）期末レポート（50％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし