市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
LIT300LA（文学 / Literature 300）漢字・漢文学ＡChinese Characters and Chinese Literature A
加納 留美子Rumiko KANO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q6101 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P6001 |
| 旧科目名Previous Class title | 漢字・漢文学 |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y605 |
| 配当年次Grade | 法文営国2～4年 日本文学科除く |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 定員制（30名） |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
[Course outline]
This class focuses on Chinese characters and Chinese literature. We read literary works from the pre-Qin to the Qing Dynasty, and then analyze them to understand their characteristics.
From ancient times, Chinese people think of Chinese characters as a very noble existence. The basic function of conveying information to others, in addition, there are mysterious abilities. For example, Chinese characters can predict good or bad luck； they also can transform the fate of individuals. In addition, we can easiliy find the intelligent topics which the ancient scholars seriously argued about how to use of Chinese characters.
Through various stories, introduce the true face of the Chinese characters we think are familiar with.
[Learning Objectives]
1. Acquire knowledge about Chinese literature.
2. Understand the development of Chinese history.
3. Understand traditional Chinese ideas.
4. Compare and consider with the culture and literature of other countries including Japan.
[Learning activities outside of classroom]
Students should take recovery lessons every time and take the next lesson with a thorough understanding.
[Grading Criteria /Policy]
Normal score (opinions during class, submissions such as small reports) 40%, final exam or report 60%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「漢字と中国文学」をテーマに、関連する作品を先秦時代から清代まで縦断的に取り上げ、中国文学について多角的な視座から考察する。
中国で用いられる漢字は、古来特別な存在として扱われていた。他人への情報伝達という機能のほかに、吉凶の予言・運命の転換・文字占いなどの神秘的なエピソード、文字を利用した論争などの知的なエピソードに事欠かない。私たちが日常生活で使い慣れている漢字の新たな一面を紹介する。
学生は授業を通して、多種多様な中国の文学作品を学ぶことになる。単に作品内容を理解するだけではなく、その表現・作品にどのような意味を見出せるか、類似する作品と比較しどのような指摘ができるか、より深い考察ができるようになることを求めたい。
到達目標Goal
１．作品を通じて、中国文学の知識と理解を深める。
２．作品を通じて、中国史の流れを大略的に捉える。
３．特定テーマを基に、中国の伝統的な思想の知識を深める。
４．作品を通じて、日本をはじめとする他国の文化・文学との比較考察をする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式。配布資料をもとに進行する。
授業内容に関連した意見を、授業中に小レポートの形で課すことがある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
・授業内容の説明
・中国史の概要紹介
第2回[対面/face to face]：漢字のなりたち
・「六書」の紹介
・漢字の起源と歴史
・「字謎」の紹介
第3回[対面/face to face]：権力者と文字による予言
・予言の種類
・歴史書に見える予言
・「拆字」の紹介
第4回[対面/face to face]：文字が左右した運命①
・「志怪」と「伝奇」
・文字が動かした寿命
・読めない文字
第5回[対面/face to face]：文字が左右した運命②
・三つの予言
・詩を用いた予言
第6回[対面/face to face]：日本・西洋・中国の「こっくりさん」
・近代諸国での流行
・中国の「扶鸞」信仰
第7回[対面/face to face]：中国「扶鸞」信仰と知識人①
・「扶鸞」の方法と来歴
・「扶鸞」の流行と評価
第8回[対面/face to face]：中国「扶鸞」信仰と知識人②
・宋代知識人の体験
・明代のオカルト趣味
・近代中国と「扶鸞」信仰
第9回[対面/face to face]：恋愛作品と文字
・『詩経』と「楽府」
・恋のうたと言葉遊び
第10回[対面/face to face]：知識人の頓智と奇想
・外交における機知
・知識人の応酬
第11回[対面/face to face]：伝統的「姓名」観
・避諱の制
・姓名が左右した運命
第12回[対面/face to face]：創作活動と文字①
・「推敲」
・現実と表現の衝突
第13回[対面/face to face]：創作活動と文字②
・詩が招いた幸運と悲運
・「詩讖」の説
第14回[対面/face to face]：まとめ
全体の総括
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業中に小レポートが課される。学生は能動的に授業へ参加し、それまでに学んだ内容を確認しておくこと。授業で習得した知識や明らかになった問題点は、よく復習して着実に理解しておくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は不使用。随時プリントを配布する。
参考書References
参考書は、授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
＜成績評価＞
平常点（授業中の意見、小レポート等の提出物）４０％、期末の試験またはレポート６０％。
＜基準＞
・授業における取り組み（態度・意見）
・指示された課題に対応する能力
・授業内容をどの程度把握できたか
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし