市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
ECN200LA（経済学 / Economics 200）経済学ＬＢEconomics LB
中国経済入門
陳 文挙Wenju CHEN
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q2326 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P2042 |
| 旧科目名Previous Class title | 経済学Ⅱ |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y705 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は2群200番台リベラルアーツ科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群（社会分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
This lecture aims at clearing up the success factors and lessons of failure by studying the development of China economy of the period transforming from the planned economy to the market economy, based on the basic knowledge about the development of the East-Asia economy, which students learned in the first semester. Furthermore, this lecture will examine the current China economy, so-called new-normal economy through case-study and consider the future image of China economy.
【Learning Objectives）】
This lecture will help to improve students’ ability of analyzing China economy about its variability and complexity from various viewpoints.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, you should be expected to spend four hours in preparing/ reviewing to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
You overall grade in the class will be decided based on the following:
1, in-class contribution（30%）
2, Reaction paper or homework（40%）
3, Term-end report（30%）
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
中国の経済規模は2010年に日本に追い付き、追い越し、アメリカに次ぐ世界第2位に上り詰めた。2022年に中国のGDPは日本の約4倍に拡大し、アメリカの5分の4までに迫っていた。本講義では前期授業で学習した東アジア経済発展の基礎を元に、計画経済期から市場経済移行期まで中国経済の発展を研究し、失敗の教訓と成功の要因を明らかにする。その上、「新常態」（ニューノーマル）にある現在の中国経済について事例研究等を通じて考察し、中国経済発展の未来像について考える。
到達目標Goal
現在、国際関係における一国主義やアンチグローバル的な考え方が強まる中、東アジア地域の多様性、複雑性、可能性について、特に世界第２位の経済規模を持つ中国の経済動向について立体的な視点から考察することによって学生諸君の考察力、思考力、分析力を高めることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP3、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
１，大学の授業計画に従って対面式で開講する。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって一時的にオンライン（Zoom方式）開講の可能性もある。その場合は学習支援システム（Hoppii）内で事前に知らせる。
２，一回の講義で基本的に１つの話題を中心に議論、検証、まとめる。
３，情報時代のニーズに応えるため、実例や図表、統計を多く用いる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：授業紹介
中国経済の基礎、講義概要、中国最新経済情報、成績評価等
2[対面/face to face]：近代中国革命運動①
アヘン戦争から太平天国、日清戦争、辛亥革命、日中戦争、国共内戦
3[対面/face to face]：近代中国革命運動②
中国共産党の誕生、武力闘争から政権の奪取、中国人民共和国の樹立
4[対面/face to face]：朝鮮戦争と社会主義国家建設
戦後処理と冷戦、朝鮮戦争と日中両国に与える影響：ソ連の対中援助と「朝鮮特需」
5[対面/face to face]：計画経済期の中国経済と政治
大躍進、人民公社と文化大革命：経済建設から政治闘争へ
6[対面/face to face]：計画経済の行き詰まりと改革開放の始まり
農村地域の「下剋上」と郷鎮企業の発展：「世界工場」礎の形成
7[対面/face to face]：中国の経済発展戦略研究
鄧小平氏の「先富論」と成長と格差：先発地域と後発地域との格差拡大問題
8[対面/face to face]：中間進捗状況確認
前半の復習：「効率」か「平等」か ＝「共同富裕」ができるのか
9[対面/face to face]：企業改革と工業の発展
世界最大白物家電メーカーハイアール（Haier）社の事例研究
10[対面/face to face]：対外開放：国際貿易と外資導入
日本企業の中国進出と日中貿易
11[対面/face to face]：情報技術革新とネットビジネスの興隆
ネット通販巨人アリババの事例、BATH（百度、アリババ、テンセント、華為）研究
12[対面/face to face]：中国の「新経済」とニュービジネス：S級B級論
経済のサービス化、デジタル化、スマホ決済、シェア経済、EV、自動運転など
13[対面/face to face]：これからの中国、東アジア、そして世界
「新冷戦」、米中貿易戦争、デカップリング、世界経済の先行き
14[対面/face to face]：復習とまとめ
中国経済再考、期末レポート作成要領
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
指定参考書、配布資料等を参考し、予習復習を行う。
講義内容に応じて課題、宿題もあり、期末にはレポートの提出がある。
本授業の準備学習・復習時間は、各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
指定なし
参考書References
『現代中国経済』（新版）、丸川知雄、有斐閣アルマ。
『幸福な監視国家・中国』、梶谷懐・高口康太、NHK出版新書。
『中国S級B級論 ―発展途上と最先端が混在する国』、高口康太・伊藤亜聖他著、さくら舎。
成績評価の方法と基準Grading criteria
１，授業参加状況；
２，リアクションペーパーや課題の提出状況；
３，期末レポートの完成状況
等によって総合的に評価する。詳しくは、初回の授業時に確認、説明する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
１、学生皆さんの関心事、意見などをよく聞く、確認する。
２、課題や質問等に対してできるだけ早く対応する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
ただし、オンライン（Zoom方式）授業の場合はZoom視聴、Hoppii上の課題、レポート、メール等のやり取りに必要な通信機器（パソコンなど）の用意が必要。
その他の重要事項Others
１，前期の『経済学LA：東アジア経済入門』とのセットにして履修してほしいが、特に必要事項ではない。
２，中国経済の話題が中心だが、政治、社会、歴史、文化、企業経営等の話もあり、興味があればぜひ取ってほしい。