市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
ECN200LA（経済学 / Economics 200）経済学ＬＡEconomics LA
東アジア経済学入門
陳 文挙Wenju CHEN
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q2325 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P2041 |
| 旧科目名Previous Class title | 経済学Ⅰ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y805 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は2群200番台リベラルアーツ科目として履修すること |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群（社会分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
The 21st century is said to be the age of Asia. The rapid growth of China and some other developing countries of Asia has increased the presence of the East-Asia in the world. The economy of East-Asia has been greatly affecting the world’s politics and economy, security, and resources energy for these years.
This lecture focuses on the development of East-Asia economy, aims at studying the history, process, experiences and teachings of the economic development in this region from the viewpoints of basic theory of economics and Liberal Arts.
【Learning Objectives】
This lecture will help to improve students’ ability of analyzing regional economy about its variability and complexity in east-Asia from various viewpoints.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, you should be expected to spend four hours in preparing/ reviewing to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
You overall grade in the class will be decided based on the following:
1, in-class contribution（30%）
2, Reaction paper or homework（40%）
3, Term-end report（30%）
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
２１世紀はアジアの時代であり、中国やアジア新興国の台頭によって東アジア地域の存在感は増している。東アジア経済の動向は世界政治経済、安全保障、資源エネルギー等に大きな影響を与えている。本講義は東アジア経済の発展に焦点を合わせ、経済発展の歴史、過程、経験と教訓等について経済学の基礎原理やリベラルアーツの視点から研究する。また、新型コロナウイルス感染症の拡大によって東アジア地域経済、そして世界経済が一変しており、東アジア経済を分析することを通じて学生諸君の地域的突発問題や危機管理に対する分析力を向上させる。
到達目標Goal
現在、国際関係における一国主義やアンチグローバル的な考え方が強まる中、東アジア地域の多様性、複雑性、可能性について立体的な視点から考察する力が必要になる。当該授業を聴講して、学生諸君の考察力、思考力、分析力を高めることができる。また、中国武漢で発生した新型肺炎による東アジア地域の経済社会の混乱に対してどう対応すればよいかを考える機会も提供し、危機対応型思考力を鍛えることもできる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP3、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
１，大学の授業計画に従って対面式で開講する。ただし、新型コロナウイルスの感染状況により一時的にオンライン（Zoom方式）開講の可能性もあるが、その場合、事前に学習支援システム（Hoppii）内で知らせる。
２，一回の講義で基本的に１つの話題を中心に議論、展開、検証、まとめる。
３，情報時代のニーズに応えるために図表や統計資料、事例分析を多く用いる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：授業紹介
東アジア経済入門基礎、講義概要、成績評価等説明
2[対面/face to face]：現代経済社会の仕組み
家計、企業、政府；資本、労働、技術進歩；市場の原理；経済成長と経済発展の原動力分析
3[対面/face to face]：東アジア経済近代化の始まり
商業とシルクロード、産業革命、国際貿易と殖民地の歴史、アヘン戦争
4[対面/face to face]：日中近代工業化の歴史比較研究
清王朝近代化の失敗と日本明治維新ならびに日本近代化成功の比較分析
5[対面/face to face]：国際貿易とグローバリゼーションの形成
アダム・スミスの絶対優位性仮説とリカードの比較優位性仮説の検証
6[対面/face to face]：農業の発展と人口問題
「マルサスの罠」と人口問題の本質を検証する
7[対面/face to face]：中間進捗状況確認
前半復習、「機会費用」と人口問題の両面性
8[対面/face to face]：農業の発展と様々な制約
「豊作貧乏」現象と需要の価格弾力性
9[対面/face to face]：東アジア地域の工業化と労働移動
都市化とインフォーマル部門、スラム街の形成
10[対面/face to face]：東アジア地域の工業化と国際化
「輸入代替」政策の失敗から「輸出振興」政策の成功まで
11[対面/face to face]：東アジア地域の産業移転
ペティ・クラークの法則と「雁行形態」、「世界の工場」の形成と産業空洞化
12[対面/face to face]：経済成長と所得格差
クズネッツの「逆U字仮説」から「エレファントカーブ」まで
13[対面/face to face]：さまざまな格差と計測
ジニ係数の計算を通じて地域間経済格差を考える
14[対面/face to face]：まとめ：東アジア地域経済統合の行方は
半期の復習、まとめ、期末レポート作成要領説明
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
指定参考書、配布資料等を参考し、予習復習を行う。
講義内容に応じて宿題として課題レポートを完成する。
本授業の準備学習・復習時間は、各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。
参考書References
『アジア経済とは何か―躍進のダイナミズムと日本の活路』、後藤健太（著）、中公新書。
『アジア経済論』、小林尚朗,山本博史,矢野修一,春日尚雄（著, 編集）、文眞堂。
『東アジアの論理―日中韓の歴史から読み解く』、岡本隆司（著）、中公新書。
成績評価の方法と基準Grading criteria
１、授業参加状況
２、リアクションペーパーや課題の提出状況
３、期末レポートの完成状況
等によって総合的に評価する。詳しくは、初回の授業時に確認、説明する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
１、学生皆さんの関心事、質問等についてよく聞く、確認する。
２、課題や質問に対してできるだけ早く対応する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
ただし、オンライン（Zoom方式）授業の場合はZoom視聴、Hoppii上の課題、レポート、メール等のやり取りに必要な通信機器（パソコンなど）の用意が必要。
その他の重要事項Others
秋期『経済学LB：中国経済入門』の継続履修を勧める。