経済学部Faculty of Economics
MAN200CA（経営学 / Management 200）コーポレートガバナンス論ＢCorporate Governance
胥 鵬Peng XU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6129 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経203 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The theme of Corporate Governance Theory B is to learn the board of directors and the roles of the Japan Corporate Governance Code. The goals of this course are to understand how the board of directors works to mitigate the conflicts between shareholders and management. Before each class meeting, students will be expected to collect the relevant materials. Your required study time is about half hour for each class meeting. The mid-term report (30%) and term end report (40%) are both required for grading, in addition to in class contribution (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
近年、SDGsをテーマに高校の授業で学ぶことは増えている。企業の持続的な長期成長にも、収益だけではなく、SDGs、すなわち、ESG（環境・社会・ガバンス）を考慮することは欠かせないものである。コーポレート・ガバナンス論Bのテーマは、監査役会設置会社、監査等委員会設置会社と指名委員会等設置会社の選択制、取締役会、社外取締役、役員報酬、ストック・オプション、コーポレート・ガバナンスコードである。
到達目標Goal
世間で上場企業の社長は偉いと思われているが、実際には社長などのトップ経営者は、株主総会の議決で選任される。社長やCEOは、会社法上の代表取締役や代表執行役である。株主の最も重要な権限は、取締役を選任することである。2021年6月25日、東芝の定時株主総会で計１１人の取締役選任案のうち、取締役会議長ら２人の再任が反対多数で否決されたケースは、コーポレート・ガバナンスの一例である。また、経営者全体の報酬も株主総会の議決で決議されることが多い。この授業の学習目標は、取締役選任や取締役報酬との関連で、監査役会設置会社、監査等委員会設置会社と指名委員会等設置会社の選択制、取締役会、社外取締役、役員報酬、ストック・オプション、日本版コーポレート・ガバナンス・コード及びESGなどを理解することである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
インターネットや豊富なデータベースを利用して、監査役会設置会社、監査等委員会設置会社と指名委員会等設置会社の選択制、取締役会、社外取締役、役員報酬、ストック・オプションと日本版コーポレート・ガバナンス・コードについてわかりやすく説明する。
原則として対面授業を実施する。学生諸君が各自にダウンロードしたデータや資料に基づく活発な議論を行い、学生諸君が提示した具体例を取り上げつつ、学生参加による学生のための授業を進める。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：取締役の義務
取締役は会社のしもべ
第2回[対面/face to face]：取締役会
規模、構成と独立性
第3回[対面/face to face]：監査役の義務
監査役は目付役
第4回[対面/face to face]：監査役会設置会社
なぜ監査役は閑散役と揶揄される
第5回[対面/face to face]：指名委員会等設置会社
監督と執行の分離、独立社外取締役：米国の影響
第6回[対面/face to face]：取締役会の規模と執行役員制度
スマート＝効率？
第7回[対面/face to face]：監査等委員会設置会社
監査役会設置会社と指名委員会等設置会社の中間的性格を帯びた第三の会社形態
第8回[対面/face to face]：監査等委員である取締役
監査等委員である取締役とその他の取締役の相違
第9回[対面/face to face]：代表取締役の選任と解任
誰が社長のくびをとるのか：監査役と取締役の違い
第10回[対面/face to face]：取締役の多様性
女性取締役と女性の活躍推進
第11回[対面/face to face]：業績連動報酬
ストックオプション、譲渡制限株式などの株価などの企業経営業績と連動する役員報酬
第12回[対面/face to face]：1億円以上役員報酬の開示
1億円（ミリオン）プレイヤーは誰かを探してその是非を考える
第13回[対面/face to face]：日本版コーポレート・ガバナンス・コード
コンプライ・オア・エクスプレイン
第14回[対面/face to face]：グループ課題
今までの勉強の理解を確かめるために、収集した資料やデータに基づいてグループ課題を試みる
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
データダウンロードやエクセルによるデータ加工は、必ず自分の手で行う。各自に収集した定時株主総会臨時報告書、機関投資家の議決権行使の個別開示等の資料やデータに基づいてグループ課題を試みるために、準備学習・復習・宿題などの授業時間外学習は各4時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使わないが、アップロードした講義ノートはネットから各自でダウンロードする。
参考書References
宮島英昭［2007］(編著)『日本のM&A 』、東洋経済新報社
宮島英昭編［2011］『日本の企業統治：システムの進化と危機後の再設計』、東洋経済新報社
『日本のコーポレートファイナンス－サーベイデータによる分析』 花枝英樹, 芹田敏夫, 胥鵬, 佐々木隆文, 鈴木健嗣, 佐々木寿記 白桃書房 2020年
参考資料はネットから各自にダウンロードする。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価には、中間レポート(30%)と期末レポート(40%)はいずれも必須、授業内活動加点は30％。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
早口ですが、できるだけゆっくり講義したいです。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートパソコン持参
その他の重要事項Others
米国のビジネススクールにまさるとも劣らぬ講義を諸君に届ける。
担当教員の専門分野等
ＭＢＯ、株式持合、役員報酬、中小企業金融、コミットメント・ライン、銀行ガバナンスと銀行リスク、会社法の経済分析、来日観光客の決定要因等々
『日本のコーポレートファイナンス－サーベイデータによる分析』 花枝英樹, 芹田敏夫, 胥鵬, 佐々木隆文, 鈴木健嗣, 佐々木寿記 (6,7章) 白桃書房 2020年
Strategic short selling around index additions: Evidence from the Nikkei 225 Index,Shiomi, Naoya, Takahashi, Hidetomo, Xu, Peng International Review of Finance 2020年
Trading activities of short-sellers around index deletions: Evidence from the Nikkei 225 Hidetomo Takahashi and Peng Xu Journal of Financial Markets 27 132 - 146 2016