経済学部Faculty of Economics
ECN200CD（経済学 / Economics 200）企業と経済・応用ＡAdvanced Business Economics A
鈴木 豊Yutaka SUZUKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6102 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経103 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※現代ビジネス学科生のみ履修できます。 |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
In the spring semester, students will focus on "monopoly, oligopoly and their applications," "basics of game theory," and "bargaining and auction" as a content that follows the "Elementary Business Economics" of the first year. Students will be able to acquire more advanced concepts, ideas, and analytical methods of economics related to firms and businesses, and further enhance their ability to analyze the industrial economy. Before/after each lecture, students will be expected to spend four hours to fully understand the content. Grading is based on Four Assignments (Problem Sets as the Home work)(80%), Submission of Reaction Papers (every week)(5%), and a Final (Short) Essay (15%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
春学期は1年次の「企業と経済・基礎」に続く内容として、「独占・寡占とその応用」「ゲーム理論の基礎」「交渉とオークション」を中心に学習する。受講生は、企業やビジネスに関わる経済学のより進んだ概念や考え方、分析手法を習得し、現実経済（特に企業経済）を考察する力をさらに高めることができる。
到達目標Goal
1年次の「企業と経済・基礎」(ミクロ・パート)からの接続を意識し、そこからの積み上げとして、企業やビジネスに関わる経済学のより進んだ概念や考え方、分析手法を学習する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
前半は授業用のレジュメ、後半は、教科書『完全理解ゲーム理論・契約理論 第2版』を使って授業を進める。講義では、過年度に好評だった「Zoomによる動画配信」のコンテンツも活かしながら、丁寧に進めていきたい。受講生は、リアクションペーパーや課題提出（レポートを含む）の積み重ねが重要となる。授業の詳細の指示や課題等へのフィードバックは、「教室」と「学習支援システム」を組み合わせて行う。授業形態は、基本、対面授業とするが、適切に「Zoom動画」などの資産も有効活用していきたい。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：完全競争企業
復習。価格所与の下での利潤最大化行動。
第2回[対面/face to face]：独占企業①
独占企業の行動原理。最適解(独占価格公式)の導出と図解①
第3回[対面/face to face]：独占企業②
独占企業の行動原理。最適解(独占価格公式)の導出と図解②
第4回[対面/face to face]：独占企業③
応用問題：価格差別とその応用。部品の内製ｖｓ外部市場調達など。
第5回[対面/face to face]：寡占企業①
クールノー競争(数量競争）
第6回[対面/face to face]：寡占企業②
ベルトラン競争(価格競争）
第7回[対面/face to face]：寡占企業③
シュタッケルベルク競争(先手・後手の区別）
3つのモデルの比較(余剰分析）
第8回[対面/face to face]：ゲーム理論の基礎①
ナッシュ均衡
第9回[対面/face to face]：ゲーム理論の基礎②
サブゲーム完全均衡
第10回[対面/face to face]：ゲーム理論の基礎③
支配戦略、弱支配戦略、被支配戦略の繰り返し削除など。
第11回[対面/face to face]：交渉とオークション①
展開型交渉ゲーム
第12回[対面/face to face]：交渉とオークション②
ナッシュ交渉問題
第13回[対面/face to face]：交渉とオークション③
オークション①基礎
第14回[対面/face to face]：交渉とオークション④
オークション②応用
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書『完全理解 ゲーム理論・契約理論 第2版』勁草書房2021 および 授業の配布資料、授業ノートを基に、予習、復習をする。課題提出（毎回の課題、複数回のレポート、リアクションペーパーの内容等）を怠らないこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
鈴木豊『完全理解 ゲーム理論・契約理論 第2版』勁草書房2021
参考書References
1．マクミラン『経営戦略のゲーム理論』（伊藤・林田訳）有斐閣
2. ミルグロム＋ロバーツ『組織の経済学』（奥野・伊藤ほか訳)NTT出版
3. 伊藤元重『ミクロ経済学』日本評論社
4．伊藤元重『ビジネス・エコノミックス 第２版』日本経済新聞出版
5. 梶井・松井『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』日本評論社
6．岡田章『ゲーム理論・入門』有斐閣
成績評価の方法と基準Grading criteria
学習支援システム上で課された課題提出（4，5回程度）、最終レポート（小エッセイ）、リアクションペーパー内容）の合計で評価する。評価ウェイトは、課題提出（練習問題への解答）の合計点（80％）、リアクションペーパーの合計点（５％）、最終（小）エッセイ（15％）の予定である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
説明はできるだけ分かりやすく、丁寧に行うよう心がけたい。簡単な数値例や図を使い、レジュメなども配って、直観的理解に訴える工夫を心がける。後半は、教科書『完全理解ゲーム理論・契約理論』に沿った形で進め、内容をフォローしやすくする。レポート課題提出後の解説（フィードバック）も必ず行う。