経済学部Faculty of Economics
ECN200CA（経済学 / Economics 200）金融論ＢMoney and Banking B
高橋 秀朋Hidetomo TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6069 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | オンライン/online |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to introduce more sophisticated concepts and frameworks than those students learn in Monetary and Finance A (Kin-yuron A). Students are expected to acquire ablity to analyze real financial activities with knowledge ralated to information economics. In this lecture, employing the information theory and fundamental knowledge of Finance, we apply the theories to analysis of the real world. The goal of this course is to obtain abilities to apply economic tools to the real world. Before each class meeting, students are expected to spend two hours to understand the course content. Students are also required to spend two hours to review the content after each class. Final grade will be calculated according to the term-end exam (100%) in addition to in-class assignments.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義の目的は、金融に関する基本的な知識およびフレームワークを一通り学習した者を対象として、金融システムの役割や現実の金融における諸問題を分析する力を身につけることにある。身近で起きている金銭のやり取りやそれらに関わる様々な経済主体の存在意義などを、金融論Ａの知識を発展させ、情報の経済学を利用して分析する。
到達目標Goal
本講義の目標は、金融論Ａで学習したフレームワークを基礎に、いくつかのミクロ経済学のフレームワークを付加し、金融市場、金融仲介機関の機能、金融規制、銀行規制などを理解することにある。最終的な目標は、具体的な数値例を用いて、金融取引における情報の非対称性や契約の不完備性に関わる諸問題を説明できるようになることにある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科は「DP1」「DP8」「DP9」に関連。国際経済学科は「DP1」「DP9」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本講義は、すべて遠隔授業により実施される。基本的には、学習資料を提示し、その資料に基づいて各自で学習をし、その上で、課題に回答する、という学習サイクルで実施する。ただし、必要に応じてセミナー形式のオンライン授業による解説を行う予定である。金融の諸問題に対して経済的なアプローチを用いて分析するためのフレームワークを身につけてもらい、知識が実際に適用可能であることを示しいく。金融論Ｂではミクロ経済学に基礎をおいた経済学的フレームワークを利用して、金融に関する経済現象の分析を行っていく。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：金融論Aの復習①：金融の機能
金融市場概要
2[オンライン/online]：金融論Aの復習②：金融仲介機関
金融仲介の機能
3[オンライン/online]：金融論Aの復習③：不確実性と市場
不確実性とリスク
4[オンライン/online]：情報の非対称性1
逆選択問題
5[オンライン/online]：情報の非対称性2
モラル・ハザード
6[オンライン/online]：情報の非対称性3
自己選択メカニズム
7[オンライン/online]：情報の非対称性4
インセンティブ・メカニズム
8[オンライン/online]：問題演習（予定）
情報の非対称性について
9[オンライン/online]：契約の不完備性1
不完備契約における諸問題
10[オンライン/online]：契約の不完備性2
金融仲介機関による再交渉
11[オンライン/online]：金融市場への応用
情報の非対称性と金融市場
12[オンライン/online]：金融仲介機能への応用
情報の非対称性と金融仲介機関
13[オンライン/online]：銀行・金融規制
銀行・金融規制の経済分析
14[オンライン/online]：最終課題（テスト実施）
情報の非対称性、契約の不完備性
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義資料は事前にアップロードしておくので、講義前に目を通して予習しておくこと（週2時間）。また、情報の経済学に基づく金融論は、実際の経済における金融に関わる事象をモデルによって説明しようと試みているため、講義で学習する知識だけでなく、日本経済新聞、ロイター、ＦＴ等の経済情報に目を通してその内容を実感すること（週2時間）。その他に、授業期間中に2回の中間アサインメントが授業時間外の学習としてある。
テキスト（教科書）Textbooks
村瀬英彰『新エコノミクス 金融論 第2版』（日本評論社、2016年）
参考書References
F. Mishkin『Economics of Money, Banking, and Financial Markets, 13th Edition』（Pearson Education, 2021）
※当該テキストのPart 3 およびPart 4が対象。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は期末試験100％として行う。試験は記述式の試験による。また、授業期間中に課されるアサインメントの結果も加点対象とする。当該加点を含めて100%を超えた場合は超過分を切り捨てる。講義で取り扱う計算例、問題演習を理解していれば高い評価が得られるように作成する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の理解度をよく確認したうえで、ゆっくりと進めていく。