文学部Faculty of Letters
HIS100BE（史学 / History 100）日本史序説Outline of Japanese History
齋藤 智志Satoshi SAITO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3226 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 日本史序説Ⅱ（2022年度以前入学者） |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ５０４ |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 2022年度以前入学生は「日本史序説Ⅱ（A3213）」を履修する。 |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 2～4 |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This course deals with a summary of Japanese history from the primitive period to the contemporary period. In doing so, we will take up historical materials (documents, paintings, etc.) and cultural heritage to understand the image of each period. In addition, we also consider how each period has been drawn. The aim of this course is to help students acquire basic knowledge and ideas on Japanese history.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 30%, Short reports: 30%、in class contribution: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では、原始から現代までの日本の歴史を概括的に学びます。その際、文書や絵画などの史料、さまざまな文化遺産を取り上げて時代像をつかむとともに、各時代に対する社会的イメージがどのように形成・利用されてきたかという問題も考察します。これを通じて、日本の歴史に関する基本的な知識と多角的な見方を身につけることを目的とします。
到達目標Goal
日本の歴史の各時代の特徴と変遷を概括的に理解する。
史料をもとに歴史を考察する上での基本的な考え方や、歴史を多角的に捉える視点を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各回の授業（第2回～第12回）は前半・後半に分かれています。前半は、講義形式でそれぞれの時代の概観を行います。後半は、①各時代がどのようにイメージされてきたか・いるかをその社会的背景とともに考える回と、②史料を読んで自ら時代像を捉える回とがあり、これらを通じて、歴史の多角的な見方を学んでいきます。
レジュメとスライドを用いた講義を中心とし、適宜授業内で提示する小課題（史料読解など）にも取り組んでもらいます。
毎回、リアクションペーパーに感想や意見、質問などを記入してもらい、次の授業や学習支援システムなどで共有する予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンスと概論
・授業方針について
・歴史と史料／歴史を学ぶ意味
第2回[対面/face to face]：文化の黎明と国家形成
・時代の概観１ 日本列島における文化の黎明
・日本の黎明の描かれ方：神話的古代史像からサブカルチャーとしての縄文・古墳まで
第3回[対面/face to face]：古代の国家と社会
・時代の概観２ 律令国家の成立と変容
・古代遺跡の復元を考える：武蔵国府・国分寺付近を事例として
第4回[対面/face to face]：中世社会の成立
・時代の概観３ 院政から武家政権へ
・絵巻物から見る中世社会：『一遍聖絵』を読む
第5回[対面/face to face]：中世社会の諸相
・時代の概観４ 室町・戦国時代の動乱
・戦乱の時代の英雄像と庶民像
第6回[対面/face to face]：幕藩体制の成立
・時代の概観５ 江戸幕府の成立と国内外の秩序形成
・「江戸ブーム」の歴史と現在
第7回[対面/face to face]：幕藩体制の動揺
・時代の概観６ 社会の変動と幕政改革
・村の生活と社会変動：『見聞集録』を読む
第8回[対面/face to face]：近代国家の形成
・時代の概観７ 明治維新と立憲国家の成立
・変遷する「明治」イメージ
第9回[対面/face to face]：近代国家の展開
・時代の概観８ デモクラシーと帝国主義
・帝国を見せる：第五回内国勧業博覧会
第10回[対面/face to face]：近代の社会と文化
・時代の概観９ 明治・大正期の文化変容と工業化
・伝統文化の発見：文化財保護前史
第11回[対面/face to face]：第二次世界大戦と日本
・時代の概観10 軍部の台頭と総力戦
・戦時下の雑誌を読む：『少年倶楽部』と『写真週報』
第12回[対面/face to face]：戦後日本の歩み
・時代の概観11 戦後改革と高度経済成長
・戦後の戦争観
第13回[対面/face to face]：歴史意識の歴史と現在
・授業全体のまとめ
・近現代の歴史学と歴史意識
第14回[対面/face to face]：授業内試験
・授業内試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で用いるレジュメ等の資料は、原則として一週間前に学習支援システムで配布するので、事前に内容を確認してわからない単語等を調べ、参考書の関連箇所を読んで予習する。
授業終了後はレジュメを読み返して復習し、内容の理解を深める。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は指定しません。配布するレジュメ等を用いて授業を行います。
参考書References
佐々木潤之介・佐藤信・中島三千男・藤田覚・外園豊基・渡辺隆喜編『概論 日本歴史』吉川弘文館、2000年
『大学の日本史：教養から考える日本史へ』（全４巻）山川出版社、2016年
佐藤信・五味文彦・高埜利彦・鳥海靖編『詳説日本史研究』山川出版社、2017年
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点40％（リアクションペーパーや授業内小課題への取り組みなどを含みます）
期末レポート30％
期末試験30％
※期末レポートの提出、期末試験の受験は、いずれも必須とします。
※期末レポートの課題は第１回の授業で発表する予定です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
期末レポートについての説明に不十分なところがありましたので、1回目の授業で具体的に説明したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業中、学習支援システム（Hoppii）の機能を用いることがあります。学習支援システムにログインできる機器（ノートＰＣ、タブレット、スマートフォンなど。いずれか）を持参してください。なお、第4、7、9、11回はノートPCかタブレットの持参を推奨します。
その他の重要事項Others
毎回の授業前後の時間に質問を受け付けます。
また、授業期間中、学習支援システムの掲示板およびメールで常時質問を受け付けています。