文学部Faculty of Letters
ARS200BD比較文化論（１）Comparative Cultural Studies(1)
小島 尚人Naoto KOJIMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A2981 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 比較文化論（2015年度以前入学者） |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ４０５ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | 2～4。社会学部の学生は履修できません。 |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2～4 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | ○ |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 英文学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This course examines everyday forms of culture that exist in people's lives. Focusing primarily on American culture, students will learn cultural diversity and ways of discussing cultural issues in a critical and comparative perspective.
Classes will consist of lectures, in-class tasks, and group discussions. In particular, students participate in many group discussions on various topics introduced in the lectures. Students will also give a group presentation toward the end of the semester.
Grades will be determined based on the following:
1) Participation and in-class assignments (30%)
2) Group presentation (30%)
3) Final exam (40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
世界中からの多種多様な移民によって形成された移民国家アメリカの文化は、異文化交流の歴史と課題の縮図である。本科目では、アメリカ合衆国をはじめとした英語圏の国々における「日々の暮らしの中の伝統文化と現代文化」に着目し、日本文化と比較しながら学ぶ。教員による講義と学生間の交流を通して、文化の多様性を学ぶとともに、広いコンテクストから現在の社会を問い直す視座を探る。
到達目標Goal
１）英語圏の国々の代表的な伝統文化について比較しながら説明できる。
２）アメリカ合衆国の文化が、他国からの移民の多様な異文化を吸収・改変・保持しながら発展してきた過程を具体的に説明できる。
３）英語圏の国々の現代文化が、伝統文化をどのように生かしつつも変容させているかを具体的な事例を通して説明できる。
４）多様な文化的背景を持った人々との交流を通して、文化の多様性および異文化交流の意義について体験的な理解を得る。
５）以上の知識と体験に基づいて、文化の多様性および異文化コミュニケーションの現状と課題を理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
アメリカ合衆国と他の英語圏の国々の比較を念頭に置きながら、日常生活のレベルにおける様々な文化的事象を学ぶ。扱う題材は、食生活、民話、歌、年中行事、スポーツ、現代大衆文化など多岐にわたる。また、授業全体を通して、近現代日本の話題も随時取り上げる。
授業では、英語圏の国々の最新の動向を伝える文化や社会に関するニュース記事や映像・音声資料を題材に、留学生を含めた多様な背景、異なる価値観を持つ学生同士で議論・交流を行うことで、学生参加型の体験的な理解を促進する。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックをおこなう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーションおよび授業の導入
人間の日々の生活の営みとしての文化
第2回[対面/face to face]：移民国家アメリカ
多文化社会を読み解くための歴史的考察
第3回[対面/face to face]：文化を「比較」することの意味
世界から見た日本文化（留学生を迎えてのディスカッション①）
第4回[対面/face to face]：食生活
「英米の料理はまずい」は本当か
第5回[対面/face to face]：年中行事
ハロウィンとクリスマスの地域差、国ごとの差
第6回[対面/face to face]：民話とその起源
それぞれの伝統を知り教訓を学ぶ
第7回[対面/face to face]：アメリカの愛唱歌とその起源
歌詞の比較から見えてくる価値観とは
第8回[対面/face to face]：文化のグローバル化とアメリカ化
世界各国におけるアメリカ文化（留学生を迎えてのディスカッション②）
第9回[対面/face to face]：ポップカルチャー進化論
異文化混交から生まれる新しさ
第10回[対面/face to face]：デジタル時代に生きる伝統文化
文化的越境の媒体としてのインターネット
第11回[対面/face to face]：学生によるグループ・プレゼンテーション
食生活、スポーツ、年中行事
第12回[対面/face to face]：学生によるグループ・プレゼンテーション
民話、音楽、インターネット文化
第13回[対面/face to face]：異文化交流のこれから
現状と課題を話し合う（留学生を迎えてのディスカッション③）
第14回[対面/face to face]：異文化相互理解のために必要なこと
授業のまとめと授業内期末試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・授業で紹介した参考文献を読み、動画や映画を積極的に視聴する。（2時間）
・自分の日常生活の中から「異文化理解」に関係する事象を探し出し、授業と関連づけて考えたり、友人や家族と話し合ったりする。（1時間）
・プレゼンテーションおよび期末試験の準備を計画的に進める。（1時間）
テキスト（教科書）Textbooks
担当教員が作成した印刷物を授業にて配布。
参考書References
佐々木英明（編）『異文化への視線――新しい比較文学のために』（名古屋大学出版会、1996年）
アメリカ学会（編）『アメリカ文化事典』（丸善出版、2018年）
ウェルズ恵子、リサ・ギャバート『多文化理解のためのアメリカ文化入門 社会・地域・伝承』（丸善出版、2017年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内での課題および授業への貢献度30％
グループ・プレゼンテーション30％
授業内期末試験40％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「留学生とのディスカッション」の回で英語で発言をしやすい環境をつくるため、準備のアクティビティをより工夫したいと思います。
その他の重要事項Others
定員を30名とし、それを超える場合は選抜をおこなう（文学部生の教職科目履修者を優先とする）。
履修希望者は必ず初回授業に出席してください。