人文科学研究科Graduate School of Humanities
HUG500B7（人文地理学 / Human geography 500）日本の農業と農村ⅠAgriculture and Rural Society in Japan Ⅰ
佐々木 達
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X1193 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】 In this lecture, we will study the structural problems of Japanese agriculture from multiple perspectives.
【Learning Objectives】 Understand the structural problems of Japanese agriculture, and learn so that you can set your own research themes.
【Learning activities outside of classroom】
Your study time will be more than four hours for a class.
【Grading Criteria /Policy）】：Your overall grade in the class will be decided based on the following Presentation and Discussion: 50%, in class contribution: 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本農業の構造問題を，多面的に学習します。農産物市場，労働市場，農地市場の3つの枠組みから農業地域を分析するフレームワークを学習します。
到達目標Goal
日本農業をめぐる現状は，農産物純輸入額世界第1位，労働力不足と高齢化，農地面積の絶対的減少と課題が山積しています。さらに，これらの現象が一律一様に進んでいるのではなく，複雑な地域性を伴っています。この授業では，最新のテキストを取り上げて，日本農業が抱えている構造的問題を把握するとともに，各自の研究課題を設定できるように学習していきます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
テキストを読み，それを踏まえて受講生による報告と討議を中心にして授業を進めていきます。また，授業開始時には，「週刊経済報告」と題して，一週間の新聞記事から議論したい記事をピックアップして報告します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
自己紹介，文献紹介，担当者の決定
第2回[対面/face to face]：日本農業の構造問題①
食料自給率について
第3回[対面/face to face]：日本農業の構造問題②
主産地形成論について
第4回[対面/face to face]：日本農業の構造問題③
農産物市場論について
第5回[対面/face to face]：日本農業の構造問題④
フードシステム論について
第6回[対面/face to face]：日本農業の構造問題⑤
アグリビジネスについて
第7回[対面/face to face]：各自の研究テーマの報告
自分が取り上げたい農業・農村問題のテーマ報告
第8回[対面/face to face]：日本農業の構造問題⑥
地域労働市場論について
第9回[対面/face to face]：日本農業の構造問題⑦
兼業農家について
第10回[対面/face to face]：日本農業の構造問題⑧
労働力の過剰と不足
第11回[対面/face to face]：日本農業の構造問題⑨
地代論について
第12回[対面/face to face]：日本農業の構造問題⑩
農地の所有と利用について
第13回[対面/face to face]：各自の研究テーマの報告
修士論文の構想発表
第14回[対面/face to face]：まとめ
まとめ
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
読むべき文献を事前に配布もしくは指示します。それを各自が読むことを前提にして発表、討論していきます。授業の冒頭10分間を利用した「週刊経済報告」のために，日本経済新聞を毎日読んでおくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
取り上げるテキストを事前に指示します。
参考書References
伊藤達也・小田宏信・加藤幸治編著（2020）『経済地理学への招待』，ミネルヴァ書房
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表50％，討論50％で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特にありませんでした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学修支援システムを利用する予定です。
その他の重要事項Others
対面授業を想定しておりますが，コロナウイルス感染症の状況次第によってオンラインになる場合があります。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
経済地理学，農業地理学
＜研究テーマ＞
日本経済と農業問題の地理学
＜主要研究業績＞
佐々木達ほか（2020）「生産調整以降における稲作農業の地域性」
佐々木達ほか（2021）「東北地方における農家の世代交代と労働力利用の再編成」