人文科学研究科Graduate School of Humanities
OTR600B7（その他 / Others 600）国際日本学演習ⅠSeminar: International Japan Studies I
島田 雅彦
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X1036 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-必修科目 |
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Outline (in English)
Critic intelligence is indispensable to humanities. In addition to responding to the needs of the times, we need to develop criticism style, theory, and format effective for a wider range of cultural phenomena. Even in the age of subculture, the possibility of recycling still remains in the classics of literature and movies. It is an urgent matter to develop critical content to strive to find forgotten masterpieces and push their potential values to the front. Share this issue and make critiques and produce secondary products.Comprehensive judgment of essays, sub-contents, contribution of collaborative production, degree of completion of dissertation, etc. The evaluation criteria are normal score 20%, sub-content 20%, dissertation progress 30%, and dissertation completion 30%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
批評な知性が人文科学には欠かせない。単に時代のニーズに対応するだけでなく、より広範囲の文化現象に有効な批評のスタイル、理論、形式を開発する必要がある。サブカルチャー全盛の時代にあっても、文学や映画の古典にはまだリサイクルの可能性が残っている。忘れられた名作の発掘に努め、その潜在的な価値を前面に押し出すための批評的コンテンツの開発は急務である。この課題を共有し、批評と二次産品の制作を行う。
到達目標Goal
修士論文の副産物をたくさん生み出せるように進める。
同時にゼミ生共通のテーマでの研究発表会も行う予定。今年度は日本語の表現力向上のためのワークショップを行う予定。具体的にはエッセイや創作の実践。成績評価は修士論文の出来次第だが、演習での中間発表などを通じて個別に指導、評価する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
上記に並行して修士論文の指導を行うが、院生各自のテーマに即し、最終的に論文としての体裁を完璧に整えてもらい、それをメイン・コンテンツと位置付ける。同時に研究テーマ関連のコンテンツ制作は論文執筆の豊かな副産物となることを望む。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：はじめに：春学期の計画および論文執筆計画
春学期のメニューを確認
ゼミ生の希望調査
各人の論文テーマの紹介
第2回[対面/face to face]：計画：論文執筆指導１
論文執筆の方法論の確認と指導
第3回[対面/face to face]：計画：論文執筆の副産物の可能性
研究のサブテーマの設定、およびサブ・コンテンツ作りの計画
第4回[対面/face to face]：共同研究：テーマ設定 分担
「この人を見よ」（仮）それぞれの研究テーマに関連したキーパーソンを選ぶ。
第5回[対面/face to face]：共同研究：発表１
「この人を見よ」（仮）それぞれの研究テーマに関連したキーパーソンに焦点を当て、その功罪を検証する。
第6回[対面/face to face]：共同研究：発表２
「この人を見よ」（仮）それぞれの研究テーマに関連したキーパーソンに関する論評と討議
第7回[対面/face to face]：共同研究：鑑賞
日本映画鑑賞
第8回[対面/face to face]：共同研究：発表
映画レビューの執筆
第9回[対面/face to face]：実践：各種コンテンツ作り
サブ・コンテンツ作りの計画
第10回[対面/face to face]：実践：コンテンツ作りの指導
論文の一章、あるいは補足になるような小論文、書評を書く。
第11回[対面/face to face]：実践：コンテンツの完成
論文の一章、あるいは補足になるような小論文、書評の発表
第12回[対面/face to face]：実践：発表
それぞれの発表に対する講評と議論
第13回[対面/face to face]：実践：中間発表
目次案の提出
第14回[対面/face to face]：論文指導：中間発表
個別指導を通じ、論文の進行状況のチェック
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
折々の課題、レポートをこなし、論文執筆の進捗状況を随時報告する。本授業の準備（予習）および復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
『深読み日本文学』島田雅彦著 集英社インターナショナル新書 2017
ほか授業内で指示
参考書References
授業内で指示
成績評価の方法と基準Grading criteria
小論文、サブコンテンツ、共同制作の貢献度、論文完成度など総合的に判断。評価基準は平常点20％、サブコンテンツ20％、論文進行状況30％、論文完成度30％とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
創作 日本近代文学 日本戦後史 日欧交流史
＜研究テーマ＞
小説論 サブカルチャー研究
＜主要研究業績＞
小説作法ＡＢＣ 新潮選書２００８
徒然王子全２巻 朝日新聞出版２００９
悪貨 講談社２０１０
傾国子女 文藝春秋２０１３
ニッチを探して 新潮社２０１３
往生際の悪い奴 日本経済新聞社２０１４
暗黒寓話集 文藝春秋２０１４