人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS700B4（史学 / History 700）史学特殊演習ＡⅡSeminar: HistoryAⅡ
後藤 篤子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X1309 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 史学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
＜Course Outline＞ The aim of this course is the enhancement of the abilities necessary for an independent researcher and educator.
＜Learning Objectives＞ At the end of the course, students are expected to improve their abilities to read and comprehend the historical sources written in Latin, to make presentations concerning their own research, and to help younger students in their researches.
＜Learning activities outside of classroom＞ Students are required to advance their own research independently, and to prepare to help younger students read Latin texts. Their study time will be far more than four hours for a class.
＜Grading Policy＞ Grading will be decided based on the research reports (70%), and the preparation to help younger students (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
学術雑誌への論文投稿や、ラテン語読解能力のさらなる向上など、研究者・教育者として自立的に活動していくための基盤を強化する。
到達目標Goal
（１）ラテン語読解能力をさらに向上させる。
（２）博士論文草稿で残った課題を自分で洗い出し、新たな研究発表を行える。
（３）後進の研究指導の補助ができる。
以上の３点を目標とする。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業は受講者による研究報告とその内容に関する討議を中心に授業を進める。学期後半には修士課程「西洋史学演習Ⅱ」との合同授業を数回入れ、受講生に後進のラテン語読解の補助や研究面でのアドヴァイスの経験を積んでもらう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：研究の現状報告
受講生による博士論文草稿についての報告と討議
第2回[オンライン/online]：博士論文で残った課題
について
博士論文で残った課題を整理し、新たな研究発表を準備する。
第3回[対面/face to face]：新たな研究発表に向けて（1）
受講者による研究テーマ・使用予定史料の提示と討議
第4回[オンライン/online]：新たな研究発表に向けて（2）
ラテン語史料の読解（1）
第5回[対面/face to face]：新たな研究発表に向けて（3）
ラテン語史料の読解（2）
第6回[オンライン/online]：新たな研究発表に向けて（4）
学術誌に投稿する新たな論文原稿の検討と討議（1）
第7回[オンライン/online]：新たな研究発表に向けて（5）
学術誌に投稿する新たな論文原稿の検討と討議（2）
第8回[対面/face to face]：新たな研究発表に向けて（6）
投稿予定原稿と史料読解の最終確認
第9回[対面/face to face]：後進への指導経験を積む（1）
ラテン語初心者の『プリニウス書簡集』読解を補助する（1）
第10回[対面/face to face]：後進への指導経験を積む（2）
ラテン語初心者の『プリニウス書簡集』読解を補助する（2）
第11回[対面/face to face]：後進への指導経験を積む（3）
ラテン語初心者の『プリニウス書簡集』読解を補助する（3）
第12回[対面/face to face]：後進への指導経験を積む（4）
ラテン語初心者の『プリニウス書簡集』読解を補助する（4）
第13回[対面/face to face]：既発表の研究内容の総括と今後の課題の整理
受講生による振り返りと討議
第14回[オンライン/online]：今後の研究活動について
受講生による今後の研究計画の提示と討議
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
博士論文提出後を見据えて新たな研究テーマを設定し、必要な史料読解を進め、さらなる研究発表の準備をする。後進指導のためのラテン語読解の予習・復習。本授業の授業外学習時間は、大学設置基準では１回につき計４時間以上とされているが、それをはるかに上回る授業時間外学習が必要なことは論を俟たないであろう。
テキスト（教科書）Textbooks
後進の指導については、A. N. Sherwin-White (ed.), Fifty Letters of Pliny, Oxford, 2nd ed. 2000.
参考書References
後進の指導については、
國原吉之助訳『プリニウス書簡集―ローマ帝国一貴紳の生活と信条』、講談社学術文庫、1999年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点のみ（自主的研究の進度と内容70％、ラテン語読解の精度30％）で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケート非実施科目につき該当なし。
その他の重要事項Others
史学特殊演習ＡⅠ（後藤）から継続して履修すること。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞古代ローマ史
＜研究テーマ＞帝政後期ローマの歴史と社会、ローマ帝国の「キリスト教化」の問題
＜主要研究業績＞
①The ‘conversion’ of Constantine the Great: his religious legislation in the Theodosian Code, Studia Patristica, XCIII (2017).
②（分担執筆・史料邦訳）歴史学研究会編『世界史史料１・古代のオリエントと地中海世界』、岩波書店、2012年。
③シドニウス・アポリナーリスにおける「ロ－マニズム」、『史学雑誌』91-10 (1982年10月)。