人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT700B2（文学 / Literature 700）日本文学特殊演習ＡSeminar: Japanese Literature A
山中 玲子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0612 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 日本文学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
The aim of this class is to acquire various knowledge and skills necessary to write a dissertation
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
能楽に関する博士論文の執筆に向けて、必要な先行研究の整理や要約、自分のアイディアを論理的な文章にすること等を、実地を通して学ぶ。
到達目標Goal
①博士論文の完成に向けて研究テーマや執筆計画を明確にする。
②先行研究を十分に把握する。
③自分の発見やアイディアを論文としてまとめる技術を習得する。
④他人の研究発表や論文について建設的な論評ができるようになる。
⑤留学生の場合、論文を書くための正確な日本語を磨く。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
研究内容についての発表、先行論文の精読、個人指導による論文添削等を組み合わせていく。能楽に関する論文を執筆しようとしている学生を対象とした演習である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：研究計画の確認
博士論文の構想を明らかにし、本年度の研究計画を立てる。
第2回[対面/face to face]：先行研究の把握と問題点の抽出（１）リスト作成
博士論文の一章を構成する作品に関し、先行研究リストを作成する。
第3回[対面/face to face]：先行研究の把握と問題点の抽出（２）先行文献の論評
先行研究リスト中で特に重要な先行文献を読み論評する。
第4回[対面/face to face]：先行研究の把握と問題点の抽出（３）関連論文の論評
先行研究の中で触れられている関連論文にまで目を配り読み込んでいく。
第5回[対面/face to face]：論文執筆にむけた謡曲本文読解（１）
論文で扱う謡曲の本文を精確に読む。
第6回[対面/face to face]：論文執筆にむけた謡曲本文読解（２）
論文で扱う謡曲の本文を精確に読む。
第7回[対面/face to face]：論文執筆にむけた研究発表と討議（１）素材の検討
謡曲の素材となったと考えられる古典・巷説等を集めて比較検討する。
第8回[対面/face to face]：論文執筆にむけた研究発表と討議（２）素材と謡曲の比較
謡曲の素材となった古典・巷説等の比較検討の続き。
第9回[対面/face to face]：論文の執筆に向けての準備
何をどのような順で明らかにしていくか検討。
第10回[対面/face to face]：論文第１ドラフト（一部）の執筆と検討
第1段階ドラフト(一部)を読み合わせ、問題点を指摘する。文章についても指導。
第11回[対面/face to face]：前回の書き直しと次の章の書き足し（第２ドラフト）執筆と検討
第２ドラフトの読み合わせ、問題点の指摘。文章についても指導。
第12回[対面/face to face]：第３ドラフトの執筆と検討
第３ドラフトの読み合わせ、問題点の指摘。文章についても指導。
第13回[対面/face to face]：論文の執筆と修正１
前回までの指摘を踏まえて修正・加筆された原稿を読み、論評する。
第14回[対面/face to face]：論文の完成にむけての調整
論文に修正を加え完成させる。教員による個人指導。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
必要な文献を読み、発表の準備を計画的に進める。
論文のドラフトを書けるところまで書く。本授業の準備学習・復習時間は、各2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。先行研究等、読むべき文献は授業中に紹介する。
参考書References
なし。先行研究等、読むべき文献は授業中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
持参する論文ドラフトの内容および持参頻度（50％）、論文の達成度（50％）を総合して判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生が論文をある程度書き上げるまで待つのではなく、一行も書けなければ本演習にてそれを報告し授業中に一行でも書き進むための場とする。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 能楽研究
＜研究テーマ＞ 能の作品研究・演出研究
＜主要研究業績＞
★「修羅能以前の「平家の能」―〈経盛〉の再検討を通して―」 軍記物語講座第二巻『無常の鐘声 平家物語』（松尾葦江編 花鳥社 2020年）
★「能〈通小町〉遡源」『国語と国文学』93巻3号・2016年3月
★「〈檀風〉「孝養」の習事―死者を悼む演技をめぐって―」『文学』16巻2号・2015年3月
★「「天女舞」応用の一形態―神と遊女が舞った菩薩の舞― 」 『中世文学と隣接諸学 ７』（竹林舎2012 年）