人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT700B2（文学 / Literature 700）日本文学特殊演習ＢSeminar: Japanese Literature B
藤村 耕治
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0611 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 日本文学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
1.The theme is the analysis and study of modern and contemporary Japanese literature.
2.Students present their research results according to their own themes. Through discussions with other learners, you will acquire deeper and more rigorous analysis, interpretation and evaluation skills.
3.To acquire advanced writing and logical composition skills for writing a doctoral dissertation.
Learning Objectives
1.Learners will acquire a broad literary perspective and knowledge through the presentation of the person in charge.
2.Learners will acquire the ability finish academic papers based on the resumes they have created.
Learning activities outside of classroom
Presenters spend 5 to 10 hours preparing resumes, and other students spend 2 hours preparing to participate in the discussion.
Grading Criteria/policy
Evaluate by 40% of the presentation, 30% of the content of the report, 10% of the content of the sub-report, and 20% attendance attitude.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
１．日本近・現代文学の文芸作品（小説・評論・詩等）についての分析・検討をテーマとする。特に昭和期以降現在に至るまでの作家・作品を中心に扱う。
２．受講者は自身の研究テーマに即して、研究報告を発表用資料として論文形式で作成し、それを基に発表を行い、他の受講者との討議を通じて、より深く厳密な理解・分析・解釈・評価の力を身につける。
３．博士論文執筆のための高度な文章力・論理構成力を身につける。
到達目標Goal
１．受講者が選択した作家・作品について、従来の研究成果を十分に踏まえつつ、新しい、独自な観点から分析・検討を行い、博士論文の一部を構成する論文を執筆すること。
２．発表用資料の作成・相互討議などを通じて自身の学問的な方法論を獲得するとともに、学会発表などに耐えうる客観的で高度な研究の力を身につけること。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各回の発表担当者が、自身のテーマとする作家・作品について論文形式の発表用資料を作成して発表し、他の受講者を交えて討議する形で行う。発表者は討議内容を踏まえて、自身の発表における不備や再考を要する点などを十分に検討し、精度を高めていき、最終的には学会誌等に投稿可能な論文に練り上げる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：近現代文学研究についての概説
近現代の文学研究に関する概説及び受講者各自の研究テーマと現時点での展望について聞く。
第2回[対面/face to face]：担当者1による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第3回[対面/face to face]：担当者1による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第4回[対面/face to face]：担当者1による発表・報告③
結論と今後の課題についての報告。
第5回[対面/face to face]：担当者2による発表・報告①
第2回に同じ。
第6回[対面/face to face]：担当者2による発表・報告②
第3回に同じ。
第7回[対面/face to face]：担当者2による発表・報告③
第4回に同じ。
第8回[対面/face to face]：担当者3による発表・報告①
第2回に同じ。
第9回[対面/face to face]：担当者3による発表・報告②
第3回に同じ。
第10回[対面/face to face]：担当者3による発表・報告③
第4回に同じ。
第11回[対面/face to face]：担当者4による発表・報告①
第2回に同じ。
第12回[対面/face to face]：担当者4による発表・報告②
第3回に同じ。
第13回[対面/face to face]：担当者4による発表・報告③
第4回に同じ。
第14回[対面/face to face]：総括①
各自の発表・討議に基づいた研究の総括的報告。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表担当者は、選択した作家・作品について、自身の研究テーマに即した形での問題提起を行うとともに、毎回2000字から4000字程度の発表用資料を作成する。したがって、発表担当者は準備に5～10時間程度を要することになります。
担当者以外の受講者も、当該作家・作品について各自の問題意識に沿って分析・検討を行ってくること。担当者と互角に討議し、的確な批評が可能となるように十分な準備をしてくる必要がある。本授業の準備学習・復習時間は、各2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
各自の研究テーマによって選択された作品。
参考書References
必要に応じて、適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
１．発表・報告時におけるレジュメ（論文形式）とプレゼンテーションの内容（80％）
２．討議の場における積極的な参加態度及び発言（20％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
各人の博士論文の一部を構成しうるような論文を年間に少なくとも一本は完成させることを目指して指導に当たる。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞日本近・現代文学
＜研究テーマ＞特に第二次大戦後の戦後派文学およびその継承者たちの作品。
〈近年の主要研究業績〉
①「笠原淳論序説」（日本文学誌要93号、2016年）
②「高橋和巳 未完の可能性」（『高橋和巳の文学と思想』コールサック社、2018）
③「高橋和巳と三島由紀夫覚書」（「新世紀人文学論集」第六号、2022）