人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOM300HA（社会医学 / Society medicine 300）衛生・公衆衛生学ⅢPreventive Medicine and Public Health Ⅲ
宮川 路子Michiko MIYAKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C2421 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 人間環境学部生：コアとなるコース【文】【サ】 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category | |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category | |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
The purpose of public health is to protect people from disease, to preserve and promote health, and to enable people to develop fully and to reach their full physical and mental health status.
In this course, students will learn about mental illness and be able to take appropriate care of their own mental health.
Learning Objectives: Students will learn about mental illnesses so that they can maintain their own mental stability and be sensitive to the condition of not only themselves but also those around them, such as family, colleagues, and friends. Through learning about the symptoms, students will be able to recognize mental illnesses at an early stage.
Students will learn how to change their mindset in order to maintain mental health.
Students will gain knowledge on how to prevent and improve mental illness through nutritional therapy.
Through the lectures, students will aim to prevent mental illness (prevention, early detection and treatment, and reintegration into society), as well as to remove prejudices prevalent in Japanese society.
Learning activities outside of classroom: Review after the lecture. Students are expected to read newspapers with an awareness of related topics. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Grading Policy: Evaluation will be based on the report to be submitted at the end of the term (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
衛生・公衆衛生学の目的は、人々を疾病から守り、健康を保持増進し、人々に十分な発育をとげさせて肉体的、精神的能力を完全に発揮させることである。公衆衛生の実践活動のためには、人間の教育および社会の努力が必要である。
現在、我が国においては、年間の自殺者数が1998年から14年間連続して３万人を超えていた。その後減少傾向となりり、2019年には2万人を切ったが、2020年には再び上昇した。いまだ若者の自殺は横ばい傾向となっており、対策が求められている。また、精神的な問題を抱える人の数は大幅に増加しているといわれている。しかし、これらの人が適切に精神科を受診できていないことが問題視されている。
本講座では産業保健の現場におけるメンタルヘルス事例および心療内科のクリニックでの症例について紹介しながら講義を行う。学生は精神疾患について学び、自分のメンタルへするケアを適切に行えるようになることを目的とする。
到達目標Goal
精神疾患についての知識を身につけることにより、学生が自分自身の精神的な安定を保ち、また自分自身のみならず、家族や同僚、友人など、周りの人の状態にも敏感に気づくことができるようにする。
ものの考え方を変えることによって、精神を健康に保つ方法を身につける。
栄養療法によって精神疾患を防ぎ、改善する知識を身につける。
精神疾患の予防（予防、早期発見・早期治療、社会復帰）を目指し、日本社会にはびこっている偏見を取り除くことも目的としている。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
対面講義とオンラインによる講義を行う。必要な資料は学習支援システムにアップする。課題を課した場合には、講義の中でコメントをするなどのフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：衛生公衆衛生学概論
ガイダンス
第2回[対面/face to face]：精神保健
メンタルヘルスケア①
生涯にわたる精神保健の必要性について
精神保健福祉とその対策
自殺について
第3回[オンライン/online]：メンタルヘルスケア②
産業保健におけるメンタルヘルスケア
職場におけるメンタルヘルス事例について紹介。過重労働、過労自殺、過労死
第4回[対面/face to face]：メンタルヘルスケア③
ストレスについて
快適職場について
実際の就労現場の取り組みと課題について
第5回[オンライン/online]：精神障害①
睡眠障害
よい睡眠をとるために大切なこと
第6回[対面/face to face]：精神障害②
気分障害について
うつ病、双極性障害
第7回[オンライン/online]：精神障害③
新型うつ病について
職域において増加している回避性うつについて学ぶ
第8回[対面/face to face]：精神障害④
摂食障害について
第9回[オンライン/online]：精神障害⑤
不安障害
第10回[対面/face to face]：精神障害⑥
統合失調症
第11回[オンライン/online]：精神障害⑦
発達障害と就労問題
第12回[対面/face to face]：精神障害の栄養療法①
精神障害に対する栄養療法の実際について（有効な疾患）
第13回[オンライン/online]：精神障害の栄養療法②
精神障害に対する栄養療法の実際について（サプリメント）
第14回[対面/face to face]：まとめ、レポート提出
講義のまとめを行う
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
講義後に復習をする。関連の話題について、常に意識をして新聞を読むこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
こころの「超」整理法 宮川路子 中央経済社 2012年
参考資料を適宜配布する。
参考書References
適宜紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は期末に提出するレポートで行う（100％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
多人数の講義の場合には、騒がしいことがあったが、適宜注意を促し、静粛な環境で講義を進めるよう努力する（対面の場合）。
オンデマンドの講義の場合には、学生が理解しやすいような動画及び資料の作成を心がける。
実務経験のある教員による授業
産業医として就労者の健康管理、特にメンタルヘルスケアに力を入れて職場の環境管理に携わる一方、クリニックで栄養療法を中心とした統合医療の診療を行っている。