人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ECN300HA（経済学 / Economics 300）地域経済論ⅠLocal EconomicsⅠ
湯澤 規子Noriko YUZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C2211 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 地域経済論 |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 人間環境学部生：コアとなるコース【経】【ロ】 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category | |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category | |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
◆Course outline
In this lecture, students will examine the fundamentals and logic of regional economic development, focusing on the industries that are the foundation of regional economies and their players.
◆Learning Objectives
In the expanding global society, not only national economic perspective but also local initiative is required at the same time. In this course, students will learn (1) regional economic theory and (2) specific analysis and planning skills for regional economies through recent issues based on case study analysis, with the aim of thinking about the ideal sustainable and prosperous regional society.
◆Learning activities outside of classroom
Be sure to prepare and review the materials introduced in each lecture.
Be interested in newspaper articles, magazines, novels, movies, news, etc. related to "region" and "industry", and if possible, actually visit, eat, and experience them through the five senses. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
◆Grading Criteria /Policy
Evaluation will be made on the basis of ordinary points (40%) and the final exam (explanation of terms 30%, essay 30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義で受講生は、地域経済の基盤である産業とその担い手に焦点を当てて、地域の経済発展の基礎と論理について考察します。
到達目標Goal
拡大するグローバル社会の中では、国家経済的な視点だけでなく、地域の主体性（ローカル・イニシアティブ）も同時に求められています。本講義では①地域の経済理論、②事例分析にもとづいた昨今の課題を通して、地域の経済に対する具体的な分析能力と企画立案能力を習得し、サステイナブルで豊かな地域社会のありかたについて考えることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
地域の経済に関する理論と実践について学びます。受講者からのリアクションペーパーを活用し、可能な範囲で対話型の講義を進めます。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
「地域経済」とは何か、「豊かさ」とは何か、今なぜ地域経済を考えるのか
第2回[オンライン/online]：日本の地域構造
データ（人口・家族・所得・産業など）からみた地域経済と地域構造
第3回[対面/face to face]：身近な経済学
地域の環境・経済・社会・文化的側面から地域経済を読み解く
第4回[対面/face to face]：第一次産業（１）ぶどうとワインからみた地域経済
山梨県甲州市を事例として地域経済の展開について考える
第5回[対面/face to face]：第一次産業（２）地域づくりの実践と理論
ワインの共同醸造、観光果樹園、住民イベントから地域づくりを考える
第6回[オンライン/online]：第一次産業（３）持続的社会と地域産業の役割
熊本県水俣市の甘夏生産組合の歴史と現状から環境配慮型地域産業と「内発的発展論」について考える
第7回[対面/face to face]：第二次産業（１）日本経済と地域産業
産業地域社会論について考える
第8回[オンライン/online]：第二次産業（２）伝統織物生産地域の構造と展開
ライフヒストリーからみた小規模家族経営と日本経済について考える
第9回[対面/face to face]：第二次産業（３）在来的経済発展論の射程と課題
地域の経済発展とは何か？在来と近代から「複線的発展論」を考える
第10回[オンライン/online]：第三次産業（１）商店街からみた地域経済
商業と地域の経済について考える
第11回[対面/face to face]：第三次産業（２）まちづくりの実践と理論
千葉県酒々井町、茨城県取手市などを事例として社会的企業の実践と理論について考える
第12回[オンライン/online]：第三次産業（３）地域鉄道からみた地域の経済
地域鉄道の経営事例と地域の経済について考える
第13回[対面/face to face]：地域の経済を考える視点と意義
ローカルの価値ついて考える
第14回[対面/face to face]：まとめ
地域の主体性とは何か。その意義と可能性について議論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
「地域」や「産業」に関わる新聞記事、雑誌、小説、映画、ニュースなどに関心を持ち、可能であれば実際に足を運んだり、食べたり、五感を通して体験してみてください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
講義で配布する資料を用います。
参考書References
・『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』（単著、古今書院、2009年）
・「ジェンダーから再考する地域と人間」『サステイナビリティ―地球と人類の課題』朝倉書店、2-18年、104-113頁
・「地域づくりの系譜―山梨県甲州市の甚六桜とかつぬま朝市」『歴史地理学』58(1)、2016年、57-72頁
・その他、適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（40％）、期末試験（用語説明30％、論述30％程度）によって評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生同士の考えを知ることで講義内容が深まりました。引き続き毎回配布するリアクションペーパーを通して、相互的な講義を展開していきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
・以下の6回分は、オンデマンド配信で実施します。
第1回（4月12日）、第2回（4月19日）、第6回（5月24日）、第8回（6月7日）、第10回（6月21日）、第12回（7月5日）