人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ADE300HA(建築学 / Architecture and building engineering 300)地域形成論Regional Development
小島 聡Satoshi KOJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C2210 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 人間環境学部生:コアとなるコース【ロ】【文】 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
The objective of this course is to provide an introduction to the advanced studies about “Sustainable community”. Especially, we will examine the various themes, such as the image of local studies, “Local career” and ”Local project“, the modern history and the present agenda of community, the urban community in the 21st century, “Social innovation” and “Social design” as new practice. The purpose of this course is for students to consider one's career while learning about the foundation of local studies.
The goals of this course are to acquire basic knowledge required for advanced studies about local community, and to understand various regional issues and the cases of solution over them in modern japan.
Students need to prepare and review each session by using distributed materials and other references, and to work on short writing assignments. Preparatory and review time for this class are 2 hours each.
Your overall grade in this class will be decided based on the following:
Term-end examination:85%,Active class participation:5%,Sort reports:10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地域の持続可能性に関する高度な学習への入門として、様々な視角から地域について検討する。特に、地域学のイメージ、地域に関する近現代史と現在の課題、ローカルキャリアとローカルプロジェクト、21世紀の都市コミュニティ、新たな実践としてのソーシャルイノベーションやソーシャルデザインについて取り上げる。この授業の目的は、学生が地域学の基礎について学びながら、自分のキャリアを考えることである。
到達目標Goal
学生の到達目標は以下のとおりである。
・地域社会に関する高度な専門学習に必要な基礎知識を習得する。
・現代日本における多様な地域問題と解決策のケースを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は、配布資料、パワーポイントに基づく講義を中心として、適宜、授業内において、学生とのコミュニケーションを図る。またゲストスピーカーによる最新の情報提供も予定している。リアクションペーパー(感想や意見)等の提出と応答やミニレポートの提出と講評については、学習支援システムの機能(「お知らせ」「課題」「掲示版」)を活用しながら、授業の冒頭でも言及する。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
※2021年度秋学期における授業の実施形態に即して変更する可能性もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:「地域」の解剖学~「地域」のとらえかた
講義のプロローグとして、地域を空間スケールと時間スケールから多角的に俯瞰する。
第2回[対面/face to face]:地域の解剖学~「地域」「地域社会」の構造
環境、経済、社会、文化、政治など、人間活動の総体としての「地域」「地域社会」を構造的にとらえる。
第3回[対面/face to face]:地域と記憶~原風景から始まるライフヒストリーとパブリックヒストリー
人々の生活史(個人的記憶)と地域史(社会的記憶)の関係性について検討し、オーラルヒストリーによる地域づくりについても言及する。
第4回[対面/face to face]:地域形成の近現代史150年~明治の近代化から戦前期
19世紀後半から20世紀初頭の日本における地域形成史について検討する
第5回[対面/face to face]:地域形成の近現代史150年~敗戦から高度経済成長期
20世紀半ばの日本における地域形成史について検討する。
第6回[対面/face to face]:地域形成の近現代史150年~20世紀後半から世紀転換期・21世紀前半
20世紀後半から21世紀前半の日本における地域形成史について検討する。特に「東京一極集中」とその行方について考える。
第7回[対面/face to face]:郊外と住宅からみた都市の軌跡と現代
地域形成の近現代史の各論として、郊外と住宅の変遷に焦点をあて、さらに、21世紀前半の逆都市化・郊外の危機について検討する。
第8回[対面/face to face]:ローカルキャリアを生きる
地域にコミットする人間のキャリアについて、ゲストとともに考える。
第9回[対面/face to face]:現代都市のキーワードとしてのコミュニティ
高齢社会、格差社会、多文化共生社会など、いくつかの視点から、21世紀の都市コミュニティ問題について多角的に検討する。
第10回[対面/face to face]:都市コミュニティを耕す
ソーシャルキャピタルやサードプレイス、プレイスメイキング、コミュニティデザインなどの概念とともに、コミュニティカフェやこども食堂をはじめとする「居場所」づくりなどの地域実践について検討し、さらにコミュニティの拠点としての商店街の再生にも言及する。
第11回[対面/face to face]:ローカルプロジェクトとソーシャルイノベーション
地域の課題解決に関する実践について、ソーシャルイノベーション・ソーシャルデザインの視角から検討する。
第12回[対面/face to face]:持続可能な過疎地域と内発的発展
持続可能な過疎地域・農山漁村に向けた1970年代から21世紀前半に至る内発的発展論の展開について検討する。
第13回[対面/face to face]:過疎地域の挑戦~「懐かしい未来」に向けて
過疎地域の内発的発展・持続可能な発展に向けた挑戦の動向と可能性について検討する。
第14回[対面/face to face]:あらためて地域に向きあうということ
講義のエピローグとして、「定住人口」「交流人口」「関係人口」など、地域との多様なかかわりについて考えながら、地域と向きあう人生について問い直す。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生は、配布資料及びその他の参照資料に基づき、授業時間外の学習を行い、ミニレポートなどの課題に取り組むことが必要である(この授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする)。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は使用しない。
参考書References
参考文献は、授業中に適宜、紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は、論述試験(85%)+積極的な参加姿勢(5%)+ミニレポート(10%)で評価する。
※2022年度秋学期における授業の実施形態に即して、レポート試験への切り替え等の変更の可能性もある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・日々、報道される地域に関する出来事は、現代社会の様々な課題と関係しているため、地域に関する学習を通して、時事問題に関するリテラシーを身につける機会になるようです。
・ゲストスピーカーの話は、地域人の取り組みをリアルに理解し、自分自身のローカルキャリアや学部での学びを考える機会になるようです。
・さらに、地域をめぐって考え、対話し、ワークする方法と機会を模索していきたいと思います。2020~2021年度については、Zoomのチャット機能を活用しながら、学習支援システムの「掲示版」を補完的に利用しましたが、2022年度も授業の実施形態に即した対応を検討します。
その他の重要事項Others
・ローカル・サステイナビリティコースおよび人間文化コースのコースコア科目・基幹科目として、コース履修の導入的かつ基盤的な位置にあるため、2つのコース登録者または履登録予定者の履修を強く推奨します。
・ローカル・サステイナビリティコースの他のコースコア科目、または人間文化コースの地域に関するコースコア科目とあわせて履修することを強く推奨します。
・ローカル・サステイナビリティコースと人間文化コース以外にもサステイナブル経済・経営コースなどでも、地域に関するテーマと関連する部分が多いので、それらのコースの登録者や登録予定者にも履修を推奨します。
・登録コースにかかわらず、どこかの地域で生活する現代人の基礎教養としての履修を推奨します。
関連深いコース
上記の【その他の重要事項】の説明、および履修の手引きを参照してください。