人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
POL300HA（政治学 / Politics 300）自治体環境政策論ⅠRegional Environmental Policy Ⅰ
小島 聡Satoshi KOJIMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C2020 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 地方自治論Ⅱ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 人間環境学部生：コアとなるコース【ロ】 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category | |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category | |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
In this class , from the viewpoint of public policy studies, we will examine the various themes about the environmental policy of local government, such as preservation of the natural environment in urban space, control of “Heat island”, sewer policy, city park policy. Furthermore, in order to consider the future of the community, we will explore the history of local environmental policy from after the Second World War to the present age. The topic to take up will be pollution regulatory, waste administration, control of urban development, local scene preservation policy, urban design, etc. The purpose of this class is for students to learn about the basic knowledge of regional environmental policy and the method of policy thinking.
The goals of this course are to acquire knowledge about regional environmental policy of local government, and to gain the ability of think about regional policy issues.
Students need to prepare and review each session by using distributed materials and other references, and to work on short writing assignments. Preparatory and review time for this class are 2 hours each.
Your overall grade in this class will be decided based on the following:
Term-end examination:85%,Active class participation:5%,Sort reports:10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
公共政策学の視点で、都市空間における自然環境の保全、ヒートアイランド対策、下水道政策、都市公園政策など、自治体環境政策に関する多様なテーマについて検討する。さらに地域の未来を考えるために、第2次大戦後から現代までの自治体環境政策史について検討する。トピックとして、公害規制、廃棄物処理、都市の開発コントロール、景観政策、アーバンデザインなどを取り上げる予定である。この授業の目的は、学生が自治体環境政策の基礎知識や政策型思考について学ぶことである。
到達目標Goal
学生の到達目標は以下のとおりである。
・自治体による地域環境政策に関する知識を習得する。
・地域課題に関する政策思考を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は、配布資料、パワーポイントに基づく講義を中心として、適宜、授業内において、学生とのコミュニケーションを図る。リアクションペーパー（感想や意見）等の提出と応答やミニレポートの提出と講評については、学習支援システムの機能（「お知らせ」「課題」「掲示版」）を活用しながら、授業の冒頭でも言及する。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
※2021年度春学期における授業の実施形態に即して変更する可能性もある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション～そもそも「政策」とは何だろうか？
イントロダクションとして、自治体環境政策が公共政策であることをふまえて、「政策」の概念とその基本構造を確認する。
第2回[対面/face to face]：自治体政策の風景
環境政策を含む自治体政策を風景に喩えて、体系性と総合性という視点から構図を確認する。
第3回[対面/face to face]：都市の緑を守る
都市空間における緑地保全について、里山、宗教空間、農地などの緑資源について検討する。
第4回[対面/face to face]：都市の緑を創る
都市空間における公共施設や民間施設の緑化について検討した後、現代都市の緑戦略の方向性について総括する。
第5回[対面/face to face]：都市の水辺と地域の総合プロデューサー
都市空間における水辺環境の保全、水と緑を一体的にとらえる都市環境政策と自治体の役割について検討する。
第6回[対面/face to face]：自治体政策のドラマと問題構造
自治体政策をドラマに喩えて、政策過程のモデルと、政策が対象とする公共問題の構造について確認する。
第7回[対面/face to face]：ヒートアインランドの問題構造と都市政策
21世紀の都市問題であるヒートアイランドを手がかりとして、公共問題の構造と政策アプローチについて検討する。
第8回[対面/face to face]：自治体環境政策と社会資本整備～下水道
自治体環境政策における社会資本整備として、下水道について検討する。
第9回[対面/face to face]：自治体環境政策と社会資本整備～都市公園
自治体環境政策における社会資本整備として、都市公園について検討する。
第10回[対面/face to face]：自治体環境政策と環境規制
廃棄物や公害をケースとしながら、自治体環境政策における環境規制について検討する。
第11回[対面/face to face]：第1世代の自治体環境政策と高度経済成長の時代
高度経済成長期において都市の「生活環境の防衛」を目的として登場した第1世代の自治体環境政策について、当時の社会情勢とともに検討する。
第12回[対面/face to face]：地域の「環境再生」への挑戦
環境破壊の世紀であった20世紀に対して、21世紀の課題である地域の「環境再生」と政策について検討する。
第13回[対面/face to face]：第2世代の自治体環境政策から現代の景観政策へ
1960年代後半から80年代において、地域空間の質の高めるために登場した第2世代の自治体環境政策について、歴史的町並み保全を中心について検討し、さらに現代の景観政策に言及する。
第14回[対面/face to face]：アーバンデザインから考える都市の未来
第2世代の自治体環境政策の時代から始まったアーバンデザインについて、横浜の政策実践を回顧しながら、都市の未来について検討する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生は、配布資料及びその他の参照資料に基づき、授業時間外の学習を行い、ミニレポートなどの課題に取り組むことが必要である（この授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする）。
テキスト（教科書）Textbooks
特定のテキストは使用しない。
参考書References
参考文献は、授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は、論述試験（85％）＋積極的な参加姿勢（5％）＋ミニレポート（10％）で評価する。
※2022年度春学期における授業の実施形態に即して、レポート試験への切り替え等の変更の可能性もある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・地域社会や自治体を通して現代社会を理解する機会になるようです。
・授業全体の構成、内容と分量、進行スピード、配布資料、パワーポイントなどの活用については、再考しながら継続的に改善を図っていきたいと思います。
・対話型授業を取り入れながら、学生の思考を促す工夫をしていきたいと思います。2020年度については、Zoomのチャット機能をかなり活用し、学習支援システムの「掲示版」を補完的に利用しましたが、2021年度は対面形式のため、感染リスクに配慮しながら「掲示版」を利用しました。2022年度も、授業の実施形態に即して対応を検討します。
その他の重要事項Others
・基幹科目の「地方自治論」はこの講義の導入的な位置にありますので、合わせて履修することを強く推奨します。
・ローカル・サステイナビリティコースの他のコースコア科目をあわせて履修することを推奨します。
・ローカル・サステイナビリティコースで履修する学生はもちろんですが、他のコースで履修する学生にとっても、地域社会に関連するテーマや「持続可能な地域社会」を理解するためには、自治体政策に関する基礎知識は必須です。
・「自治体環境政策論Ⅰ」と「自治体環境政策論Ⅱ」は連続しており、前者から後者への順序で履修することを強く推奨します。
関連の深いコース
上記の【その他の重要事項】の説明、および履修の手引きを参照してください。