連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL600Q1-402(政治学 / Politics 600)論文指導ⅡThesis advice II
中村 圭介Keisuke NAKAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X9909 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目(労働組合プログラム) |
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Outline (in English)
In this course students learn how to write high quality master theses on their own themes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では修士課程2年の大学院生を対象に、各自が設定したテーマに即して修士論文が執筆できるように指導する。
到達目標Goal
各自が質の高い修士論文を実際に執筆することが最終目標である。そのために①各自が高く持続的な関心を持てるテーマを選定し、②そのテーマを追求できる適切な理論的枠組みや方法を探り出して、確定し、③論文の構成の仕方を理解し、それを実際に適用し、④必要な資料を収集し、先行研究をフォローできるよう指導する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP3」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各大学院生の学習・研究の進捗に応じて指導を進める。下記の「授業計画」は研究の進め方の一つの例として掲げた。
授業形式については対面授業を基本とするが、オンラインでも受講できるよう配慮する。ZoomのID、PCは初回の授業の前に、支援システムで伝える。
論文の進捗状況を随時、チェックする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:本格執筆に向けて
夏休みでの進展を踏まえて、提出までのスケジュールを確認し、論文の内容に関する現時点での考えを確認する。
第2回[対面/face to face]:主要な先行研究の検討
論文の完成に向けて、論文テーマとの関係で先行研究をどのように整理するのかを報告する。
第3回[対面/face to face]:主要な研究資料の検討
論文にとって基礎的な意義を有する重要な資料を取り上げ、その内容を報告する。
第4回[対面/face to face]:研究推進上の悩みの解決
現時点で抱えている研究上の悩みを話し、解決の方策を考える。
第5回[対面/face to face]:論文の理論的筋道の整理
基礎的な情報が得られた段階で、あくまで暫定的ではあるが、論文の全体を貫く仮説となる理論枠組みを考え、報告する。
第6回[対面/face to face]:論文の目次
あくまでも暫定的であるが、論文の目次を作成する。そうすることで研究テーマに関する認識を整理し、深める。
第7回[対面/face to face]:論文の一部の執筆
どの章でもかまわないが、論文の一部を執筆する。それを論理構成、文章表現などさまざまな観点から吟味する。
第8回[対面/face to face]:文章の推敲
執筆した論文の一部を推敲し、より良いものへと書き直す作業を行う。
第9回[対面/face to face]:初稿の執筆と検討(1)
論文全体を一応、執筆してみる。完成したものを報告し、さまざまな観点から批判的に検討する。
第10回[対面/face to face]:初稿の執筆と検討(2)
論文全体を一応、執筆してみる。完成したものを報告し、さまざまな観点から批判的に検討する。
第11回[対面/face to face]:初稿の執筆と検討(3)
論文全体を一応、執筆してみる。完成したものを報告し、さまざまな観点から批判的に検討する。
第12回[対面/face to face]:初稿の書き直し(1)
批判を受けて、初稿を書き直し、第2稿を報告する。
第13回[対面/face to face]:初稿の書き直し(2)
批判を受けて、初稿を書き直し、第2稿を報告する。
第14回[対面/face to face]:論文内容についての質疑
口頭試問の練習をかねて、いくつかの重要な論点について質疑を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
利用できる時間はすべて論文執筆に向けるように努力する。
テキスト(教科書)Textbooks
なし。
参考書References
各大学院生の論文に関連の深い参考文献をその都度指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
完成された論文につき、テーマ設定の適切さ、データ収集の十分さ、論理展開の正しさをそれぞれ40%、30%、30%の比率で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 労使関係論、人事管理論
<研究テーマ> 労働組合、労使関係、人事管理
<主要研究業績>
①『地域から変える』教育文化協会、2021年
②『労働組合の基礎-働く仲間の未来をつくる』日本評論社、2021年
③『壁を壊す-非正規を仲間に 新装版』教育文化協会、2018年
④『地域を繋ぐ』教育文化協会、2010年
⑤『成果主義の真実』東洋経済新報社、2006年
⑥『衰退か再生か:労働組合活性化への道』(共編著)勁草書房、2005年