連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL600Q1-401(政治学 / Politics 600)論文指導ⅠThesis advice I
中村 圭介Keisuke NAKAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X9908 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目(労働組合プログラム) |
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Outline (in English)
In this course students learn how to write high quality master theses on their own themes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では修士課程2年の大学院生を対象に、各自が設定したテーマに即して修士論文が執筆できるように指導する。
到達目標Goal
各自が質の高い修士論文を実際に執筆することが最終目標である。そのために①各自が高く持続的な関心を持てるテーマを選定し、②そのテーマを追求できる適切な理論的枠組みや方法を探り出して、確定し、③論文の構成の仕方を理解し、それを実際に適用し、④必要な資料を収集し、先行研究をフォローできるよう指導する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP3」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各大学院生の学習・研究の進捗に応じて指導を進める。下記の「授業計画」は研究の進め方の一つの例として掲げた。
授業形式については対面授業を基本とするが、オンライン授業でも受講できるよう配慮する。ZoomのID、PCについては、初回授業までに学習支援システム(Hoppii)に掲載する。
論文の進捗状況を随時、チェックする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:研究方法と論文の書き方(1)
私がこれまでに行った研究を素材に方法論を講義する。
第2回[対面/face to face]:研究方法と論文の書き方(2)
私がこれまでに行った研究を素材に方法論を講義する。
第3回[対面/face to face]:論文を完成させる心構え
今年度の論文完成までのスケジュールをイメージできるようにする。
第4回[対面/face to face]:研究テーマと論文の方向性の確認
論文の方向性とそれに利用する基本資料を示してもらう。
第5回[対面/face to face]:論文の仮説と理論枠組み
執筆を予定している論文の基本的な仮説と理論枠組みを報告してもらう。
第6回[対面/face to face]:資料探索
図書館、WEBでの検索などにより論文構想に必要な資料の所在を確認し、資料収集計画を立てる。
第7回[対面/face to face]:論文の構成
この時点での目次を作成し、それを題材に論文の構成の仕方、論述の順序などを考える。
第8回[対面/face to face]:文献リストの作成
論文執筆に必要な参考文献、先行研究のリストを作成する。
第9回[対面/face to face]:主要参考文献と理論枠組みの彫琢
論文作成にあたって基本となる文献(依拠するのか、あるいは批判するものか)を報告し、論文の基本的な理論枠組みについて議論する。
第10回[対面/face to face]:主要資料の読み込み
論文作成上、最も重要となる資料を題材に、それをどのように読み解いて論文に活かそうとしているのかを報告する。
第11回[対面/face to face]:論文の基本ルール
論文を書くことへの意欲が高まった時期を捉えて論文の形式上のスタイル、たとえば注の付け方とか参考文献の引用の仕方など論文の基本的なルールについて指導を行なう。
第12回[対面/face to face]:研究テーマ設定上の悩み解決
大学院生が抱えている研究テーマ設定上の悩みを聞き、解決方策を考える。
第13回[対面/face to face]:草稿の一部の執筆
作業が最も進んでいる部分、あるいは最も書きやすい部分を実際に書く。構想することと実際に文章を書くこととの間にはかなり大きな飛躍が必要である。これをこの時期に実感してもらう。
第14回[対面/face to face]:論文の構想、仮説、理論枠組みの確認
草稿の一部執筆を踏まえて、改めて構想、仮説、理論枠組みを報告する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
利用できる時間はすべて論文執筆に向けるように努力する。
テキスト(教科書)Textbooks
なし。
参考書References
各大学院生の論文に関連の深い参考文献をその都度指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
論文のテーマ、データ収集の進捗度、論理展開を授業で発表させ、最終的にそれぞれが適切に行われていたかどうかに関して各項目40%、30%、30%の比率で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 労使関係論、人事管理論
<研究テーマ> 労働組合、労使関係、人事管理、共助と連帯
<主要研究業績>
①『地域から変える』教育文化協会、2021年
②『労働組合の基礎-働く仲間の未来をつくる』(共編著)日本評論社、2021年
③『壁を壊す-非正規を仲間に 新装版』教育文化協会、2018年
④『地域を繋ぐ』教育文化協会、2010年
⑤『成果主義の真実』東洋経済新報社、2006年
⑥『衰退か再生か:労働組合活性化への道』(共編著)勁草書房、2005年